初めて目にしたドラゴンアイ:御嶽山・三ノ池

2021.06.09(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 26
休憩時間
2 時間 3
距離
12.7 km
のぼり / くだり
1377 / 1376 m
1 21
49
2
1 8
1 25
49

活動詳細

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登山した夜に道の駅飛騨街道なぎさに着いて、夕食の肴を準備して車のバックドアで、いつものひとり呑みをした後、車内に入ってYAMAPの日記を入力していたら、いつのまにか眠っていて、1時過ぎに目が覚めたのでそのまま、ベッドに移り眠ってしまった。 それで、今日10日の高山市内の散策を終えて、高山城跡公園の駐車場で、昨日の活動日記を書いている次第。 登山の前々日の7日、伊吹山の下山後、下呂温泉に着いてから、このエリアが御嶽山の近くであることを知り、御嶽山への登山の可能性を確かめるために、YAMAPの投稿で御嶽山を検索したら、摩利支天山と併せてドラゴンアイのことが目に止まり、天気も勘案した結果、下呂温泉街を散策した8日の翌日の9日がベストかなと思って、8日の夕刻までに下呂温泉合掌村から60km近くを走って登山口の濁河温泉に行った。 濁河温泉に着いて登山口等を確認して、登山口より数百m下に位置する濁河温泉の営業をやめている旅館の広い駐車場の一角で車中泊して、今日の登山になった。久しぶりに、人気の全くない街路等の灯りもない、真っ暗なへんぴな場所での車中泊で、なんとか暗くなる前に酒の肴の用意をして、ひとり呑みを終えて、駐車場傍の草地で歯磨きをしてから車内に入って、いつもよりかなり早めの10時前に寝た。 翌朝は3時半に目が覚めて、4時に登山口へ移動して、バイオトイレで用をたして、簡単な朝食を摂り、登山の準備をして、多少のんびりしたこともあり、5:20にスタートした。 そもそも、ドラゴンアイと言う言葉を初めて知ったのは、昨年10月に初めて八幡平登山をした折に目にしたドラゴンアイのポスターによってである。 その時、できたら見てみたいものだと思っていた。 そんなことから、たまたま御嶽山のエリアでもそれがこの時期ならまだ見れそうだと思っての全く予定外の登山になった。 正直言って、御嶽山そのものはとてもハードな山だとの印象を持っていたのと、この時期摩利支天山までの登山しかできないこともわかり、割と多くの人が摩利支天山登山をしているようなので、多分登頂できるだろうと言う期待感で登山した。 最大の目的はドラゴンアイを兎に角初めて目にすることであった。 しかしながら、五ノ池小屋までの登山道では、残雪のトラバースが3ヶ所あり、その足形を辿るにも怖くて、その都度アイゼンを装着する羽目になった。 かなりの道のりの歩きで、飛騨頂上に着いたのが8:28で、ほぼ3時間かかった。 その後、しばらくは飛騨頂上付近と直ぐ下の五ノ池小屋周辺の散策をしたのち、想定ルートの三ノ池を巡るルートで、次の目的地の継子岳に向かった。 継子岳山頂で、何日か前にスーパーで買っていたおにぎりを冷凍保存して、登山開始前にレンジで温めて保冷袋に入れて持って来たものを昼食とした。 その後、更に三ノ池を上から眺める形で歩く途中で、偶然にハイマツの茂みから登山道に出て来た雷鳥に遭遇した。何故かこの雷鳥は多少人馴れしているのか、かなり近くで割と長いことハイマツから姿を出しながら、何かを食んだり体を振ったりと言った仕草をしていた。 それで、写真と動画もしっかり撮る事ができて、とてもラッキーだった。 その後、更に進むと三ノ池の水面傍に出て来てから急登になるのだが、途中、摩利支天山への直登のルートと一旦五ふあノ池小屋へ迂回してからのルートの分かれ目で、想定していた迂回ルートではなく直登ルートを選択したことから、大きな間違いを犯した。 迂回ルートだと人の足跡が極めて少ないトラバースが3ヶ所あり、そこはアイゼンを着けてなんとかこなせたが、4つ目のトラバースでは全くトレースがなく、少なくともこの2日間は誰も歩いてないと判断した。それで、その地点で引き返すことにして、結局は想定していたルートで何とか五ノ池小屋に戻るルートに乗った。実は五ノ池小屋に戻るルートの直前がかなりの長さのトラバースであり、滑落したら一気に三ノ池湖面に達してしまうところで、しかもトレースの幅は狭く足跡も浅くて、アイゼン装着しながらも慎重に左手の指を雪に突き刺しながら中かがみで何とか渡ることができた。 実は、登山前日の夕刻に登山口で、一人だけ下山していたひとに会い、幾つかお聞きした中で、アイゼンの必要性はほぼないと言うこととピッケルは全く不要だと言われていたので、アイゼンは念のためにリュックに入れて持っては行ったが、ピッケルは持って行かなかった。やはりピッケルがあった方が滑落のリスクは少なくて済んだと思った。 五ノ池小屋に着いて、その時点では無駄な時間を丁度1時間費やしてしまった事もあり、精神的にも肉体的にも疲れてしまったので、今回の摩利支天山登頂は次回にすることにして、下山した。 疲れはしていたが、まだ余力は結構あったので、途中歩きやすいところは速歩で、途中休憩なしでアイゼンを付けることもなくて、五ノ池小屋から1時間50分で登山口に無事戻ることができた。 ルート選択が拙かったと反省した次第。 登山口の駐車場でしばらく、他の下山者のひとと話ししたりして、ゆっくりしたのち、燃料切れのマーク切れが点灯していたところなので、35kmほどの最も近いガソリンスタンドに向かい、無事燃料補給ができ、その後ガソリンスタンドで教えてもらった温泉に浸かり、その温泉から割と近い41号線沿いの道の駅飛騨街道なぎさに向かい、その晩はそこで車中泊して、この日の行動が終わった。 ドラゴンアイが充分堪能出来たことと、わたしととして、かなり長距離・長時間の登山であり、かなり怖い目に何度もあったが、無事に登山で来てとても充実した一日だった。

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