活動データ
タイム
03:28
距離
8.0km
のぼり
473m
くだり
473m
活動詳細
すべて見る今日も午後出発なのでサラッと登れる山へ、というと大文字山系か音羽山のある醍醐山系か稲荷山のある東山山系、または生駒山系最北端の甘南備山ぐらいしか思い当たりませんでしたが四條畷か交野ぐらいなら1時間程で行けると思い、しばらくご無沙汰している黒添園地に決定!これなら2時に歩き始め所要時間が3時間だとしても5時に出発地に戻れます。 善は急げ、で桃山のなか卯で親子丼の昼食を済ませ河内磐船の関西スーパーに着いたのが1時半。ここで飲み物を買いバイクは駐車場に留めさせて頂く事に。もちろんあまり誉められる行為ではありませんが。 さて、ここから登り始めの私市一丁目までは20分弱で到達出来ますが、ここまでの街の様子もしばらくの間に様変わりしています。駅前の店が変わったり、古民家が無くなっていたり、天田神社の隣には新しい公衆トイレが出来ていたり、交野市立の保育園が閉鎖されていたりとか。話脱線しそうなので軌道に戻します。さて、私市一丁目は獅子窟寺(ししくつじ)の参道が始まる所なのですが、いつもはここから脇の竹藪に踏みこみお大師さんの水を経て仁王門(今は跡だけ残されています)に到り、山の中腹にある獅子窟寺本堂の前に出るのですが、今回は時間の関係もあり、久々に参道をそのまま登りましたが、これが激坂で一気に汗が吹き出します。参道を歩いている途中に後ろから大学生らしき寺の息子さんがミニバイクで帰って来られましたが、これよりも勾配がつくとバイクでは登れずブルドーザーか戦車が必要なのではと思わせるような所ですね。 獅子窟寺は高野山真言宗の寺院で、山号は普見山。本尊は木造の薬師如来坐像で国宝にも指定されています。(拝観は予約要) また参道途中にも聖武天皇勅願・行基菩薩開創・役行者弘法大師修行僧蹟と彫られた石標があり、歴史的に見ても貴重な古刹の一つでは無いでしょうか。 最近ヤマップでは黒添園地の最高点である三角点の所に普見山の山名登録がされたみたいですが、ここからこの名を頂戴したのでしょうね。ただここが本当に普見山の山頂であるかは小生には分かりませんがこの三等三角点には“三本松2”という名前がつけられています。 寺の奥にトイレも設置された展望所があり、ここからの眺望は極めて優れ大阪のビル群はもとより大阪城、明石海峡大橋、六甲の山並、三島連山(高槻市から箕面辺り)、淀川河川岸などが見えるのですが時間の関係で往路はスルーし時間に余裕が出来れば帰りに立ち寄る事とします。今日は持参してませんがここへ来る時は双眼鏡必携ですね。 本堂横から山頂目指しますが、次々現れる大岩についつい目を引かれます。途中には八丈岩というバカでかい岩もあり登れるように足踏みもついていますが登ったところで眺望が効いたりという事はありません。山なのでアップダウンは勿論ありますが歩きやすい砂地の道を登れば六万辻(ここからが黒添園地)という道がいくつも集まる所を経て三角点のある黒添園地の最高点には10分もせずに到達出来ますが、最高点とは逆の方向に進むと眺望が素晴らしい展望台があります。ここからは奈良盆地、生駒山、北生駒なども見えるのですが、地形図で見るだけではどうしても実態とそぐわない鎖線の道があるのと、東の方角に見える山の一つがどうしても確信持てなかったのですが、それについては今日漸く判明しました。それは鷲峰山の北に丸い山頂部が見えている山だったのですが、それこそ昨日登った宇治田原町にある大峰山でした。歩いていても山の山容が見える訳でもないのですが、実際に登ってみると思いがけない事が発見できるのですね。間違いなければ大峰山の山頂近くにあった電波塔も見えそうなので次行く時は双眼鏡持参で確かめてみたいと思います。今日は霞んで眺望はあまり良いとは言えませんでしたが、この後園地案内所兼休憩所のある睡蓮池の方に下り、草原広場から六万辻に戻り往路と同じ道で帰路につきましたが第2京阪道からよく見える尾根伝いに延びている高圧線が以前から気になっていたので黒添園地を始めいろんな府民の森を運営する大阪府みどり公社さん側からすれば禁足区みたいな所ですが少しだけ園外に踏みこみ探検をしました。予定時刻を少しだけオーバーしましたが成果が得られましたので満足して帰路に着く事が出来ました。
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