残雪の飯豊縦走!は神様に会うまでの道のり。

2021.06.05(土) 3 DAYS

活動データ

タイム

28:38

距離

43.7km

のぼり

4300m

くだり

4113m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 45
休憩時間
51
距離
12.6 km
のぼり / くだり
2166 / 961 m
2
2 59
45
17
9
43
25
18
24
27
DAY 2
合計時間
11 時間 56
休憩時間
1 時間 39
距離
17.3 km
のぼり / くだり
1537 / 1172 m
20
6
31
11
42
13
19
12
1 27
1 7
17
1 18
1 38
DAY 3
合計時間
7 時間 56
休憩時間
38
距離
13.6 km
のぼり / くだり
596 / 1978 m
38
12
9
15
2 39
1 47

活動詳細

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空の青、山の緑、そして白い雪が見たくて 残雪期の飯豊連峰を縦走してきました。 予定では3日目にダイグラ尾根から戻るはずが、 吊り橋がない事を初日に知り、急遽大日杉小屋から下山する事に。 下山後にお会いした紳士お二人、神様です。 ありがとうございました。 1日目:飯豊山荘から頼母木岳・鉾立峰・えぶり差岳 地神北峰の分岐手前150m程残雪の雪渓、 つぼ足で行きましたが、とっととチェーン付けた方が楽でした… 頼母木小屋は天気も良く、道もあいたばかり、ハクサンイチゲが満開ということもあり大混雑、お昼前にはテン場が殆ど埋まってる状況。 小屋も一人寝袋分のスペース程でにぎやかでした。 時々ガスが出たり、雲が出たりしてましたが、 日本海に沈む夕日を見ることができました。 2日目:地神山・胎内山・門内岳・北股岳・ 梅花皮岳・烏帽子岳・天狗岳・大日岳、御西小屋泊 梅花皮までは人も多く、雪もなく、 石転びからもたくさんの人が上がってきました。 で、ここから先は誰にも会わず、残雪7割、夏道3割の道となりました。 殆どがなだらかな雪渓ですが、たまに斜度のあるトラバースがあるため私はアイゼン、友人はチェーンを使用。 2日目の宿泊場所である御西小屋に荷物をデポし、 その先は雪と夏道半々といったところ。 時間も遅かったので雪もぐずついていたため、特にチェーン等付けずに行けましたが、大日岳直下100mは別でした。 上が見えない程の急登にびっしり雪。 アイゼンの前爪を使い、ピッケルで確保して登ることに。下山もバックステップで時間をかけて下山… この縦走で核心部とも言える箇所でキツかったですが、ずっと曇天だったそれまでと違い青空が見え、 また歩いた道のりと翌日の飯豊を見るとことができました。 宿泊の御西小屋はこの日誰もおらず。 水場は雪に埋もれてましたが、小屋横の雪渓が溶けて小川になっており、そこで補給できました。 でもこの小川もこの雪渓が無くなったら枯れるのかしら?だとすると1週間程度しか取れないかと。 また、朝方の寒い時間は水量がかなり減るかと。 因みに水場ですが、この縦走で出ていた事確認出来たのは頼母木小屋と梅花皮小屋の2箇所のみ。 聞いてはいたので、多めに持って行き、雪を溶かす覚悟でしたが、日が出ると暑く、水分を必要としたのでこの小川は命の水となりました。 3日目 御西岳・駒形山・飯豊山・草履塚・地蔵岳→大日杉小屋下山 日の出の時間帯に歩き出しましたが、この時はガスガス… 3日も有ればそんな時もあるかと思っていましたが、1時間程で視界が開け、飯豊山では多少雲はかかっていたものの、展望を楽しむことが出来ました。 ここまでの残雪と夏道は半々程度。 斜度も緩いので何も付けず歩き、このまま下山かと思ってたら甘かった。 切合小屋から直ぐに中々の雪渓トラバースが2箇所。 めんどくさがってチェーンで挑むものの、途中で斜度がキツくなり、朝で雪が固い事もあり、アイゼンピッケルにチェンジ。一瞬滑ったのでヒヤリとしました。やっぱりこんな時にめんどくさがってはダメですね。 その後は多少雪の残ってるところも有りながら、特に何も付けず、下山。 いやー、キツかった!最後ヘロヘロでした。 で、3日目の核心部はここから。 電波も通じない登山口から果たしてどうやって飯豊山荘の登山口の車のところへ行くか(笑) ダイグラ最後の桧山沢吊り橋にはまだ板が無く、渡渉は男性の腰までレベル(つまり私だと流されるレベル)、上流の雪渓を渡れないかについては、2週程前に行ったグループがギリギリの厚さのスノーブリッジだったと言う事で、安全に下山する為、急遽の変更でした。 一時間程登山口から歩けば、電波繋がり、高額覚悟でタクシーを呼ぶしかないとは思ってましたが、 もう下山時にはヘロヘロ状態。 とりあえず川で水分補給を行っていたところ、ここで奇跡が起こる。 人がいる!! 烏帽子岳から人に会わず、飯豊の本山小屋あたりで三国方面に歩いて行くグループが遠くに見えた程度で、全く会わなかったのにここで奇跡の出会い。 地蔵岳に行って帰ってきたと言う紳士お二人に事情を話し、電波の届く所までと乗せてもらうことに! が、結局新潟に帰られるとの事で、小国のタクシー会社前まで乗せていただきました。マヂ神😭 登山口から一番近くの人の居る建物、釣り堀まで徒歩1時間程と聞いてましたが、ヘロヘロの自分の足だと2時間近くかかったのではないかと思うし、それからタクシーに来てもらうまでの時間も1時間以上はありそう。 そして料金も恐らく3万円は超えていたであろうが、1/3程で済んで、こんなコロナ禍だし、まぢ、神様です。 お名前も聞かずでしたが、何処かで感謝が伝わると良いな。 また、頼母木小屋及び梅花皮小屋で情報頂いた方々にも感謝です。 しかし、今までもインドやアフリカのどっかの村で闇しかない駅やバス停に夜中辿りつちゃった事何度かあっても何とかなってた経験からやってしまいましたが、 今一度、下調べ足りなかったと反省。 今後に活かします。

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