”山笑ふ” 俳句の春の季語。 春の山の生き生きとして明るい様子を擬人的に表しているとのこと。 なんか素敵だなぁ、と思ってしまいました。 春はちょっと過ぎてしまいましたが、”笑っている山”を見たくなり、 水芭蕉が満開の尾瀬でテント2泊し、 東北地方最高峰の燧ケ岳と尾瀬を満喫しに行ってきました。
尾瀬第一駐車場で車中泊し、早朝のバスで鳩待峠へ。ここからアヤメ平経由で尾瀬に向かいます。標高1,960mにあるここアヤメ平は雲上の楽園と言われ、青空を写す池塘は確かに楽園感たっぷり(^^)。
初日と3日目、お天気に恵まれました。抜けるような青空に新緑がまぶしい!すごく綺麗です。小川のせせらぎ、小鳥の鳴き声、そよぐ風、早速笑うお山に出逢えましたよ(^^)。
そして尾瀬の湿原に出ると、この景色。今回来てよかった(^^)。向こうに見えるのは至仏山です。今の時期は登ることができません。
水芭蕉の最盛期は過ぎていたようですが、それでもあちこちに群生していました。人生初尾瀬でしたが、ラッキーでした(^^)
大人の手のひらほどある水芭蕉もあり。思っていたよりデカイ(^^)
尾瀬のフォトスポットでパチリ。はぁ、来てよかった!(^^)
尾瀬全域、どこもしっかりした木道が整備され、休憩ポイントもたくさん。東京電力さん、ありがとう!(^^)
至仏山の逆方向を向くと、こちらは明日登る燧ケ岳。テント場の見晴(みはらし)もこちら方面になるので、テクテク(^^)
水芭蕉に似た謎の植物も群生してました(^^) 緑がきれい。
”はぁ、来てよかった”って何回言ったか(^^) 因みに濡れた木道は、ホントに滑りますよ。
テントを設営後、小屋のテラスで最高の一杯。ビールのCM出来るくらいの”くぅ~うまい!”を連発(^^)
全部メスティン(大)でクッキング。カキの混ぜご飯はお米から炊き上げ、おこげの具合もバッチグー、最高でした!ま、シュウマイとたこ焼きはセブンで買った冷凍を蒸しただけなんだけど、尾瀬の景色を見ながら食べると120% 増しで美味しい(^^)
尾瀬ヶ原の夕焼け。みんな外に出てこの神秘的なイベントを眺めてました(^^)
2日目、燧ケ岳にいざゆかん。見晴新道を往復では勿体ない気がして、尾瀬沼を経由し、ナデッ窪ルートを進むことにしました。写真は途中にある田代湿原の逆さ森の木(^^)
ナデッ窪には残雪(約100mの雪渓・写真)が残っており、この時期は通ってはいけない危険ルートでした(-_-;) アイゼンもピッケルもないため、雪渓のふち沿いを笹を手掛かりに、キックステップで必死のパッチ。踏み抜きで崩れる恐れもあり、途中、尾瀬沼をゆっくり眺める余裕なし。
登り切ったぜ、でパチリ。燧ケ岳は柴安嵓(しばやすぐら)と俎嵓(まないたぐら)の双耳峰。50mほど登って下ります。途中ここにも残雪がありましたが、どちらもピーク踏めました(^^)
山頂から尾瀬の全景を。正面には至仏山はじめ、駒ケ岳や男体山、白根山など360度ビュー。ちょっとモヤってましたが、十分(^^)
ベースキャンプ型2泊テント泊にはマッタリの必需品、ヘリノックスチェア。丁度いい気温、ワイン飲んで、読書して、根っこが生えました(^^)
テント場は土曜日100張、日曜日は20張程度でした。フラットで水洗トイレ(においなし、トイレットペーパーあり)、水場あり、とても快適でしたよ(^^)
見晴のエリアには6つの山小屋があります。2日目は尾瀬小屋のデッキチェアでリラックスしながら”神泡モルツ”をごくり。で、思わずおかわり(^^)
夜中2時、ゴソゴソテントを抜け出し、結構遠くまできて星空撮影。真っ暗闇をひとりウロウロしてたら、”グフッ”という鳴き声と共に何やら動物の気配。そういえば、クマ出没注意だった。走って逃げました(^^;)
3日目、「アヤメ平と三条の滝を見ずして尾瀬を語るなかれ」の三条の滝へ。先日の大雨のおかげで、水量最高、ゴウゴウと流れ落ちてました(^^)
歩行距離43km超え。今回はよく歩きました(^^)
至仏山と水芭蕉の群生と記念撮影。はぁ、来てよかった!(^^)
木道の脇には、水芭蕉の他にも沢山のお花。え~、名前わからないけど(^^;)
東電小屋、ヨッピ橋を経由し、山ノ鼻まで木道をもくもく。帰りたくない(^^)
ランチ時、山の鼻で休憩。スタミナ丼とアイスコーヒーとソフトクリームをペロリ。食べるよね~(^^)
テント2泊の装備を50Lのザックに詰め込みました。冬と違い、装備もウエアも余裕あり、のはずなのに、結局重くなっちゃう不思議(^^)
これからの季節に向け、クマよけスプレーを新調しました。小型なので噴射距離は5.5mほど。ん~、微妙な距離(^^;) これをもっていく次の計画をたてなきゃ、です。