活動データ
タイム
20:22
距離
26.2km
のぼり
2463m
くだり
2424m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る春山合宿での忘れものをとりに再び槍ヶ岳へ。 初日 新穂高で登山届け時に指導員の方から、奥穂高への白出沢ルートは、昨年の地震で崩壊し通行止めとなっていること、槍平途中の滝谷の橋が流され、注意して徒渉するよう指導を受ける。 登山者の安全を思う指導員の方には、頭が下がります。 気分が乗らず、槍平テン泊予定で新穂高を11時にスタート。 白出沢出合までは、新緑のトンネルと化した林道を歩きます。途中の穂高平避難小屋へは近道があり、近年、沢の崩壊により林道入口で通行止めとなっていましたが、約100m先にガレ場を登る新たな近道が出来ていました。 白出沢出合から槍平までは、すっかり雪の解けた登山道を歩きます。槍平途中の滝谷では、流された木橋の約50m下流にある太い流木箇所を渡ります。足の短い私でもためらわずに徒渉出来ました。 槍平も雪解けが進み、一面雪に覆われていた3週間前の面影はありません。ここでテン泊予定も、まだ歩けそうなので槍ヶ岳キャンプ場まで向かいます。槍平小屋は営業前ですが、屋外のトイレは使用できます。 槍平から大ダケカンバまでは、ところどころ雪の残る夏道を登ります。途中にある大シラビソの樹林帯は、この時期、残雪で覆われトレースが不明瞭で、リボンを頼りに進みます。 大ダケカンバから、飛騨乗越直下のガレ場までは、アイゼンを付け竹竿を目印にひたすら雪渓を登ります。 ガレ場から槍の穂先までは、ピッケル、アイゼンは不要となります。 上空は雲に覆われているものの西の地平線上には夕日が差し込んでおり、期待を胸に穂先に向かいます。ぎりぎりで、この日のクライマックスを山頂で迎えることが出来ました。 2日目 1時過ぎに満天だった星空も、テントを出る頃には、雲に覆われました。昨夕のこともあり、とりあえず穂先に向かいます。 結局、日の出を拝むことは出来ずにテントに戻る。朝食後、睡魔に襲われ1時間程仮眠の後、下山。 飛騨沢の雪渓は既に緩み、大ダケカンバまでは、不格好ながら靴スキーで… 槍平からは、小鳥が囀る新緑の中をのんびりと新穂高へ。のんびりし過ぎで、後に焦ることになりましたが… 終わりに 知らなかったのは私だけなのかもしれませんが、強風に曝される槍の穂先に、無風スポットがありました。直立でも大丈夫!ただし1~2㎡のエリアです。おかげで、山頂に長居できました。
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