山の恐ろしさを知った、会津朝日岳(あいづあさひだけ)

2021.05.29(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 12
休憩時間
26
距離
6.1 km
のぼり / くだり
1235 / 414 m
2 18
1 38
DAY 2
合計時間
2 時間 52
休憩時間
0
距離
4.7 km
のぼり / くだり
171 / 979 m

活動詳細

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去年から行きたいと思っていた会津朝日岳。今年は南会津付近の山を何座か登りたいと考えてます💪 会津朝日岳はあまり活動記録がなく、昨年の同時期のものを参考にさせてもらいました、ありがとうございます😊 出発遅かったですが、順調にのぼります。釣り人二人とすれ違ったけと、この日の登山者は私は一人のようで、登山道もあまり人が来た感じがない。 叶の高手まで結構かかりましたが、ちょっと疲れがでてきました💦 ここで引き返すか迷いましたが、山頂をめざすことに。後々考えるとこれが失敗の元でした。自分の体力把握することは大事ですね。 ようやく山小屋手前までくると少し雪が出てきました。でもアイゼンなしでもここまでは何とか登れます。 もう少し進むと、山頂手前の急登に結構な雪。ここに来るまでに何度か足をつっていて、のぼるか再び迷いましたが、でも目の前が山頂だし、何とか行ってみるかと、山頂までコースタイム20分に対して1時間かかりました。 山頂で機内モード解除したら、電波が通じたので、娘に今日もしかしたら非難小屋に泊まるかもと電話。ここで家族に連絡できたのはラッキーでした。その後無理して帰らず心配かけずに山小屋に泊まる選択肢ができましたので。 この時点で14時30分、うまくいけばこの足でも18時には下山できるかな、とおにぎり🍙二つを急いで食べて下山開始。 最初の雪渓トラバースは下りはかなり怖いな、やっぱりアイゼン履こうかなと思った瞬間、滑落😱 雪の傾斜をどんどんスピードが上がります。とまらない。結構なスピードなもんで草のエリアもそのまますっ飛んで、岩場へ、痛い…この間何度か宙に浮いた。岩場に入ってから多分足が岩に引っかかってスピードダウン、ようやくストップ。 暫くその場で痛みを堪える。身体をチェック、体は痛いが、骨は折れてない、頭も大丈夫。助かった。 ポールが一本無い…上を見渡すが、見えない。引き返す余裕は無く諦めます。レインパンツはボロボロに破けている。帽子は近くに落ちてたので拾って被る。 上を見ると30m近く落ちたか。登山始めてこれまで今日は帰れないなとか、思ったことは何度かあったけど、死が頭をよぎったのは初めてでした。 でも生きてる、とにかく山小屋に向かおう。さっき娘に山小屋へ泊まると言ってあったのも、今日中に下山しなくてもいいという判断に繋がりました。ラッキーだった、本当についてました。 とにかくゆっくりと避難小屋を目指す。小屋までは少しなのに今度は両ももが強烈につる、5分くらいその場で堪えながらも山小屋を目指します。 何とか非難小屋に到着。中は綺麗。当然誰もいない。まだ外は明るいが山小屋の中は窓が一つしかないのでかなり暗いです。荷物を下ろしてヘッドライトを使います。雨具を脱いで張ってあったロープにかけ、持ってきていたシートとSOLのエスケープライトヴィヴィを出して寝所をつくりました。食糧はあと3食分くらいは持っていたが、水が1Lくらいしかありません。山小屋近くの水場は使えないことは登る時確認したし、雪から作るかと汚いゆきをゲットし、煮沸。見事にゴミだらけだけど、30分くらい冷やしてソーヤーミニで濾したら、飲める水が500mLくらいゲット出来ました! 今日はもう寝ようと横になって目を閉じる。身体の節々が痛くて、触ってみると右の骨盤辺りが相当腫れています。滑落ストップした時にやられたのか、膝は両足ともやられてます。明日降りれるか、心配もありましたが、とにかく無事だし、山小屋は夜から降り出した雨も防いでくれる。山小屋に感謝してねました。 次の朝カップ麺とおにぎり一個、コーヒー1杯のんで、痛み止めを飲んで小屋を片付けて出発。左膝が捻ると強烈に痛いが、ゆっくりと進み、何とか駐車場へ到着。帰って来れました。ほっ。私には厳しい山行でした。 しかし道具って大事ですね、怪我で身体はぼろぼろでしたが、予定外の小屋泊になっても困ることは何もありませんでした。 その後痛かった左膝は完治しましたが、右膝は側副靱帯損傷で、歩けない時期があり、5ヵ月以上経ってもまだ治らないです。一応山には登れるようになったし、あと1、2年かけて治ればいいかな。 腫れてた右の骨盤あたりは、その後お尻から膝裏まで裏太もも全体が、生きてる人の足とは思えないほど広範囲にわたり紫色に変色し、5ヵ月以上経った今もお尻に青たんが残ってて少し痛いです。打身ってこんなに時間かかるものなのか?歳のせいか、 滑落は洒落にならないので、みなさんも、十分気をつけて登山楽しんで下さい。 日本二百名山2座目 東北百名山18座目 新うつくしま百名山38座目 うつくしま百名山36座目

活動の装備

  • ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
    バンチー50

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