活動データ
タイム
09:47
距離
11.2km
のぼり
1121m
くだり
1097m
活動詳細
すべて見る今年の上越開幕は檜又谷。去年の大スラブ沢に続き、ススケ沢を遡行してきた。実は前回大スラブ出合を過ぎここの出合までは来ていた。地形図を見れば分かるが、直線的なV字谷がかなりの高度差にわたって続く。朝の雨が心配だったがそれほど降らなかった模様。 圏央道で渋滞に巻き込まれ、遡行開始はだいぶ遅め。水量さえ大した事なければ何とかなるでしょうと話し合い遡行開始。 入渓して二人とも「去年より水量は多いですね~」という感触。行ってみない事にはわからないので進む。この沢は左岸に難しい枝沢が多いが、今日は水が多くてその感じが伝わってきた。特に大滝沢。はるか先の最上部にすごい高さの直瀑。ここの遡行記録は1つしか見たことがない。 (自分は)レインウェアを着こみススケ沢に入る。最初はゴーロっぽいが、すでに側壁はすごい高さがある。すごい景観だ。今日は青空があるのがうれしい。CSが非常に多い谷だ。しばらく進むとまだシャワーを浴びてもないのに序盤の滝で両足攣ってしまう。遡行開始からやたら汗をかいていて、しかもベトついた汗だった。ミネラル喪失と考え、ウイダーのミネラルとポカリで補充。以降急速に攣りは回復(助かった)。これからは2本持っていこうか。 序盤順調に進んでいたが1275m付近のCS、これが困難の始まりだった。CS右はハングして登攀不可。左はホールドスタンス無い上、強い水流。しばらく探るがかなり厳しそう。yoshiさんに巻きを提案したが、結果相当にしぶい巻きとなったようだ。途中後続確保するにも大変との判断で、CS滝の上へ単身巻き上がった上で引き上げてもらった。簡単に書いたが、このゴルジュの巻きには相当な危険、困難が伴う。この場所もyoshiさんなので高巻けたが、でなければ撤退だったであろう。またはハーケンべた打ちでA1登攀になるがあの水流でそれを構築するのは相当な困難であろう。もしかしたらショルダーしながらの打ち込みが必要かも。出来るか疑問だ。。 自分は上からロープをもらい、CS右からチャレンジ。渋いので水流の左から。ロープあっても溺れそうな感じになって意気消沈。結局また右から。自己脱出スキルがなってないせいで時間かけてしまった。 以降、激シャワーとなるCSが多数続く。体が冷えた事もあり自分のパフォーマンスは低下気味。yoshiさんに先行してもらい幾度もロープもらいました。寒さに強いyoshiさん、ただ1380mの滝(カムA0突破)は渋かったようでかなり長時間シャワーの中に。見てるこっちが寒くなりました。今日はCLの本気モードが見られ、4級上の沢を単独する力とはこういう事か。。ある種の衝撃を受けました。スキルはもちろんだがメンタル、フィジカルともにとてつもなく強靭! 最悪の場合ビバークの可能性もあった中、源頭へ。少々やぶを漕ぎ稜線に出る。腕力勝負の笹薮急斜面でもがき苦しんだ。その後ようやく安全地帯でホっとした。登山道まではまた少々藪をこぐが日の出ているうちに登山道到着。ものすごい「やり切った感」だ。。蓬ヒュッテで腹ごしらえして日の入りを見ながら下山。残照の空が美しかったがその後のヘッデン下山は疲れた体にはかなり長かった。 ススケ沢について ネット上でもあまり記録を見ることが出来ないこのススケ沢、水量あると相当困難な沢と感じました。大量の雪渓がたまりCSすらも動くであろうこのV字谷。渓相は多雪の年に結構変わって難易度も一定しないのではないか?そんな気がしました。 CLは3級 水量多いと3級上との判断でした
動画
活動の装備
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)クーロワール
- その他(Other)ツェルト
- その他(Other)30mロープ 8mm
- カシオ(CASIO)プロトレックTriple Sensor PRG-110Y-1 DR LIMITED EDITION
- ペツル(PETZL)シャント
- ソト(SOTO)マイクロレギュレーターストーブウインドマスター
- その他(Other)ロカ
- その他(Other)沢登り-環付カラビナ4枚
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)登攀系沢登り-カムセット
- その他(Other)ハイパーV
- ペツル(PETZL)ルベルソ
- オリンパス(OLYMPUS)スタイラス Tough TG-5
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