檜又谷 ススケ沢遡行

2017.08.26(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 47
休憩時間
4 時間 22
距離
11.2 km
のぼり / くだり
1121 / 1097 m
7 43
1 25
23

活動詳細

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今年の上越開幕は檜又谷。去年の大スラブ沢に続き、ススケ沢を遡行してきた。実は前回大スラブ出合を過ぎここの出合までは来ていた。地形図を見れば分かるが、直線的なV字谷がかなりの高度差にわたって続く。朝の雨が心配だったがそれほど降らなかった模様。 圏央道で渋滞に巻き込まれ、遡行開始はだいぶ遅め。水量さえ大した事なければ何とかなるでしょうと話し合い遡行開始。 入渓して二人とも「去年より水量は多いですね~」という感触。行ってみない事にはわからないので進む。この沢は左岸に難しい枝沢が多いが、今日は水が多くてその感じが伝わってきた。特に大滝沢。はるか先の最上部にすごい高さの直瀑。ここの遡行記録は1つしか見たことがない。 (自分は)レインウェアを着こみススケ沢に入る。最初はゴーロっぽいが、すでに側壁はすごい高さがある。すごい景観だ。今日は青空があるのがうれしい。CSが非常に多い谷だ。しばらく進むとまだシャワーを浴びてもないのに序盤の滝で両足攣ってしまう。遡行開始からやたら汗をかいていて、しかもベトついた汗だった。ミネラル喪失と考え、ウイダーのミネラルとポカリで補充。以降急速に攣りは回復(助かった)。これからは2本持っていこうか。 序盤順調に進んでいたが1275m付近のCS、これが困難の始まりだった。CS右はハングして登攀不可。左はホールドスタンス無い上、強い水流。しばらく探るがかなり厳しそう。yoshiさんに巻きを提案したが、結果相当にしぶい巻きとなったようだ。途中後続確保するにも大変との判断で、CS滝の上へ単身巻き上がった上で引き上げてもらった。簡単に書いたが、このゴルジュの巻きには相当な危険、困難が伴う。この場所もyoshiさんなので高巻けたが、でなければ撤退だったであろう。またはハーケンべた打ちでA1登攀になるがあの水流でそれを構築するのは相当な困難であろう。もしかしたらショルダーしながらの打ち込みが必要かも。出来るか疑問だ。。 自分は上からロープをもらい、CS右からチャレンジ。渋いので水流の左から。ロープあっても溺れそうな感じになって意気消沈。結局また右から。自己脱出スキルがなってないせいで時間かけてしまった。 以降、激シャワーとなるCSが多数続く。体が冷えた事もあり自分のパフォーマンスは低下気味。yoshiさんに先行してもらい幾度もロープもらいました。寒さに強いyoshiさん、ただ1380mの滝(カムA0突破)は渋かったようでかなり長時間シャワーの中に。見てるこっちが寒くなりました。今日はCLの本気モードが見られ、4級上の沢を単独する力とはこういう事か。。ある種の衝撃を受けました。スキルはもちろんだがメンタル、フィジカルともにとてつもなく強靭! 最悪の場合ビバークの可能性もあった中、源頭へ。少々やぶを漕ぎ稜線に出る。腕力勝負の笹薮急斜面でもがき苦しんだ。その後ようやく安全地帯でホっとした。登山道まではまた少々藪をこぐが日の出ているうちに登山道到着。ものすごい「やり切った感」だ。。蓬ヒュッテで腹ごしらえして日の入りを見ながら下山。残照の空が美しかったがその後のヘッデン下山は疲れた体にはかなり長かった。 ススケ沢について ネット上でもあまり記録を見ることが出来ないこのススケ沢、水量あると相当困難な沢と感じました。大量の雪渓がたまりCSすらも動くであろうこのV字谷。渓相は多雪の年に結構変わって難易度も一定しないのではないか?そんな気がしました。 CLは3級 水量多いと3級上との判断でした

谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 遡行開始です
遡行開始です
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 どうも去年にくらべ水量は多いようだ
どうも去年にくらべ水量は多いようだ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 光が射す沢は久しぶり
光が射す沢は久しぶり
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 いい感じ
いい感じ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 キレイですね~
キレイですね~
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 暑い。。
暑い。。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 右岸より一ノ沢かな
右岸より一ノ沢かな
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 カマを持つ滝で休憩
カマを持つ滝で休憩
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ヨシさんは体を冷やし
ヨシさんは体を冷やし
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 さらに泳いでました~
さらに泳いでました~
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 行動再開。左から
行動再開。左から
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 進んで
進んで
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 突破します
突破します
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 開けて明るい
開けて明るい
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 開けた沢は青空が合います
開けた沢は青空が合います
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 左岸より前滝沢が出合う
左岸より前滝沢が出合う
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 前滝沢。スラブが続きます
前滝沢。スラブが続きます
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 こちらは右岸の大スラブ沢。去年遡行しました
こちらは右岸の大スラブ沢。去年遡行しました
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 雪渓残ってました
雪渓残ってました
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 左岸から滝沢。これは中々の難渓らしいです
左岸から滝沢。これは中々の難渓らしいです
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 かなりきた。ススケ沢は出合まで遠いのが難点
かなりきた。ススケ沢は出合まで遠いのが難点
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 檜又谷の最難渓「大滝沢」はるか上部に一筋の直瀑が見える。遡行出来る気がしない
檜又谷の最難渓「大滝沢」はるか上部に一筋の直瀑が見える。遡行出来る気がしない
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 二俣。左がススケ沢です。
二俣。左がススケ沢です。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 さあいよいよススケ沢へ入っていきます
さあいよいよススケ沢へ入っていきます
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 3m滝
滝はヌメっているのが多い
3m滝 滝はヌメっているのが多い
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 後
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 沢が左に曲がると前方に見事なV字谷が現れます。
ものすごく険悪な雰囲気・・
沢が左に曲がると前方に見事なV字谷が現れます。 ものすごく険悪な雰囲気・・
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 F1 8m2段滝(奥)からV字ゴルジュが始まります
F1 8m2段滝(奥)からV字ゴルジュが始まります
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 F1 8m2段滝
CSで埋まった沢といえます
F1 8m2段滝 CSで埋まった沢といえます
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 3m滝
3m滝
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 F2 6mCSゴーロ滝
F2 6mCSゴーロ滝
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 側壁立ってます
側壁立ってます
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 F3 6m
F3 6m
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 カムをきめて、さらにフットジャムでずりあがる!
カムをきめて、さらにフットジャムでずりあがる!
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 身軽に進むyoshiさん
身軽に進むyoshiさん
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 F4 10m3段CS滝
側壁がぶっ立ったゴルジュに岩が詰まって滝を形成しています
こんなんばっか(笑)
F4 10m3段CS滝 側壁がぶっ立ったゴルジュに岩が詰まって滝を形成しています こんなんばっか(笑)
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 上部yoshiさんに先行してもらうため、滝の裏のスペースに移動
上部yoshiさんに先行してもらうため、滝の裏のスペースに移動
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 上部、確保してもらい上がります
上部、確保してもらい上がります
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 (奥)F5 8m3段滝 左?から登ったかな
(奥)F5 8m3段滝 左?から登ったかな
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ヘルメットのカメラは水をかぶりっぱなし。。
ヘルメットのカメラは水をかぶりっぱなし。。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 4mナメ状滝
4mナメ状滝
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 F6 5mCS滝
このCSが突破出来ず。右はハング。左はホールドスタンス乏しい上、溺れそうなシャワー
F6 5mCS滝 このCSが突破出来ず。右はハング。左はホールドスタンス乏しい上、溺れそうなシャワー
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 左突破は難しそうで一旦戻る
左突破は難しそうで一旦戻る
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 左岸はハングした巻き不能な壁。右岸から巻きを探ります
左岸はハングした巻き不能な壁。右岸から巻きを探ります
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 最大の難所を過ぎてもまだまだこんな状態が続きます・・
最大の難所を過ぎてもまだまだこんな状態が続きます・・
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 小滝上から廊下状を振り返る
小滝上から廊下状を振り返る
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 また渋そうなのが。。
F9 5mCS滝
また渋そうなのが。。 F9 5mCS滝
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ルートを探るyoshiさん
ルートを探るyoshiさん
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 一度滝の裏側に回り込み、左から登ります
一度滝の裏側に回り込み、左から登ります
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 F10 5mCS
これも相当渋かった。カムでA0、yoshiさん気合の突破!
F10 5mCS これも相当渋かった。カムでA0、yoshiさん気合の突破!
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 これはそれほどでもないが
これはそれほどでもないが
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 CSは渋いのしかなかったイメージ
CSは渋いのしかなかったイメージ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 これが一番厳しかった。
これが一番厳しかった。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 水量減り源頭の雰囲気
水量減り源頭の雰囲気
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 やや安心感が出てきたが体はヘバっている。。
やや安心感が出てきたが体はヘバっている。。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 奥は万太郎かな
奥は万太郎かな
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 詰め上げ中。
詰め上げ中。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 あとちょっとだ~~!
あとちょっとだ~~!
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 檜又谷をはさみ茂倉岳。
檜又谷をはさみ茂倉岳。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 yoshiさん先行。うまく濃い藪の右をいったのですね。最短でいってしまい濃かった。。
yoshiさん先行。うまく濃い藪の右をいったのですね。最短でいってしまい濃かった。。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 疲労のピーク。。
疲労のピーク。。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 登山道出ました。ホッ
登山道出ました。ホッ
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 何度みてもよい稜線です
何度みてもよい稜線です
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 大源太
大源太
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 大倉沢は8末だというのにこの雪渓量。
大倉沢は8末だというのにこの雪渓量。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 蓬ヒュッテ到着 池塘ありました
蓬ヒュッテ到着 池塘ありました
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 もうすぐ夕暮れです
もうすぐ夕暮れです
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 染まり始めました
染まり始めました
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 キレイです
キレイです
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 残照が美しい
残照が美しい
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 YouTubeサムネイル用
YouTubeサムネイル用

動画

活動の装備

  • ブラックダイヤモンド(Black Diamond)
    クーロワール
  • その他(Other)
    ツェルト
  • その他(Other)
    30mロープ 8mm
  • カシオ(CASIO)
    プロトレックTriple Sensor PRG-110Y-1 DR LIMITED EDITION
  • ペツル(PETZL)
    シャント
  • ソト(SOTO)
    マイクロレギュレーターストーブウインドマスター
  • その他(Other)
    ロカ
  • その他(Other)
    沢登り-環付カラビナ4枚
  • ブラックダイヤモンド(Black Diamond)
    登攀系沢登り-カムセット
  • その他(Other)
    ハイパーV
  • ペツル(PETZL)
    ルベルソ
  • オリンパス(OLYMPUS)
    スタイラス Tough TG-5

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