日本の中心で○○を叫ぶ ~大城山・鶴ヶ峰~

2021.05.23(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 31
休憩時間
48
距離
10.1 km
のぼり / くだり
794 / 791 m
21
1 26
1 15
10

活動詳細

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「チコちゃんに叱られちゃた・・・ たまにはボ~っと生きてたっていいじゃないか」 このところ休日出勤が続き、しかもお天気も今一つ不順だったこともあって、しばらく山歩きはお預けを食らっていました。今日は実に3週間ぶりの山歩きです⛰️ 今回訪ねたのは長野県辰野町にある「日本中心のゼロポイント」0⃣ NHKの「チコちゃんに叱られる」で数年前に紹介されてから一躍注目を浴びるようになったスポットです。 ゼロポイントがある大城山(おおじょうやま)へは、山頂付近まで林道を通って車でも行くことができますが、今回は登山口から大城山、ゼロポイントを経て、展望の良い鶴ヶ峰までを往復することにしました。 午前6時に登山スタート。 整備された山道を歩いていくと、30分ほどで大城山山頂にたどり着きます。 伊那盆地の最北端に位置する大城山からは、正面に天竜川に沿って広がる伊那谷を遠くまで見渡せました。 南アルプスや中央アルプスは早朝ということもあり、まだ雲の中。 ここより200m程標高の高い鶴ヶ峯での展望を期待して先へと進みます。 次に向かうのが話題の「ゼロポイント」です。 山道を1kmほど下った展望のない山腹に日本中心のゼロポイントがありました。 数ある日本のゼロポイント(1度刻みの緯線と経線が直交する地点)の中でもここがその中心にあたるのだそうです。そして、そのゼロポイントのすぐ近くに「チコちゃんポイント」があります。 「チコちゃんポイント」というのは、NHKが番組制作のために「日本の中心」をPRする国内各地の緯度経度の平均を算出した結果割り出された地点。つまり、「日本の中心の中心」という何ともすごいポイント😲 その場所はゼロポイントからわずか10mしか離れていないので、やはりここが日本の中心と考えてよいでしょう。 ゼロポイントであまりボ~っとしているとチコちゃんに叱られるので、先に進みます。 次に向かったのはこちらも日本中心の展望台がある鶴ヶ峰。 遊歩道と林道を歩くこと約1時間。日本中心の標のある鶴ヶ峯に到着。 ゼロポイントは簡単にたどり着けない山中の展望のない場所にあったため、今から50年前に展望の良い場所に若干ずらして中心の標がつくられたようです。今はゼロポイントまで遊歩道が整備されたので、ここは目立たない存在になってしまいました😑 鶴ヶ峰山頂には展望台があり、360度の大パノラマが楽しめます✨ 日本の中心地点でもあるので、大きな声で叫ぶにはピッタリの場所かもしれません😆 八ヶ岳、南、中央、北アルプスは山頂付近に雲がかかってしまっていましたが、久々に遠くまで景色を見渡すことができて大満足でした😄 トータルで往復約10km、3時間半の手ごろな里山トレッキングが楽しめるコースです。 日本の中心という特殊なポイントも踏破できるので満足度も⤴⤴です!

大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 麓の辰野病院前の交差点から林道王城枝垂栗線を少し登った先に、車5台ほどが駐車できるスペースがあり、そこが大城山登山口になっている。
麓の辰野病院前の交差点から林道王城枝垂栗線を少し登った先に、車5台ほどが駐車できるスペースがあり、そこが大城山登山口になっている。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 歩き始めの山道はこんな感じ。よく整備されていて歩きやすい。
歩き始めの山道はこんな感じ。よく整備されていて歩きやすい。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 足元にはあちこちからギンリョウソウが顔を出している。
足元にはあちこちからギンリョウソウが顔を出している。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 登山開始から約25分で大城山の山頂へ。
登山開始から約25分で大城山の山頂へ。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 麓に広がる辰野町の街並み。
麓に広がる辰野町の街並み。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 手前が辰野駅付近。
手前が辰野駅付近。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 短時間で簡単に登れる山だが、標高は1,000m超。
短時間で簡単に登れる山だが、標高は1,000m超。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 山頂の広場に植えられているアヤメ。花びらの上でハエが一匹、羽を休めていた。
山頂の広場に植えられているアヤメ。花びらの上でハエが一匹、羽を休めていた。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 葉に残る雨露が花を生き生きと引き立てている感じ。
葉に残る雨露が花を生き生きと引き立てている感じ。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 さて、ここから日本の中心、ゼロポイントに向かいます。
さて、ここから日本の中心、ゼロポイントに向かいます。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 大城山は山頂付近まで車で行くことができる。ゼロポイント観光用の広い駐車場も完備されている。
大城山は山頂付近まで車で行くことができる。ゼロポイント観光用の広い駐車場も完備されている。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 山頂付近の駐車場からゼロポイントまでは約1kmの山道。歩行用の杖(木の枝ですが・・・)も用意されている。
山頂付近の駐車場からゼロポイントまでは約1kmの山道。歩行用の杖(木の枝ですが・・・)も用意されている。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 水晶岩付近の分岐点に到着。ゼロポイントまではあと500m程。
水晶岩付近の分岐点に到着。ゼロポイントまではあと500m程。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 山道の両側にヤマツツジがたくさん見られるようになり、なかなか色彩豊かで楽しめる。
山道の両側にヤマツツジがたくさん見られるようになり、なかなか色彩豊かで楽しめる。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 きれいに咲くヤマツツジ。
きれいに咲くヤマツツジ。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 大城山から歩くこと約15分。細い山道を下り続けて日本の中心ゼロポイントに到達!
東経138度0分0秒
北緯36度0分0秒
緯線経線の交わる特別な場所だ。
大城山から歩くこと約15分。細い山道を下り続けて日本の中心ゼロポイントに到達! 東経138度0分0秒 北緯36度0分0秒 緯線経線の交わる特別な場所だ。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 国内には緯線経線が直交するゼロポイントは40ヶ所もあるんですね・・・。
それらのゼロポイントの中心にあるのがここなんだね。
「日本中心のゼロポイントを護る会」という組織があるのか・・・。
町おこしのためには譲れないんでしょうね。
国内には緯線経線が直交するゼロポイントは40ヶ所もあるんですね・・・。 それらのゼロポイントの中心にあるのがここなんだね。 「日本中心のゼロポイントを護る会」という組織があるのか・・・。 町おこしのためには譲れないんでしょうね。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 ゼロポイントの標柱にも「日本中心の」という文字がしっかり刻まれている。
ゼロポイントの標柱にも「日本中心の」という文字がしっかり刻まれている。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 そしてここがNHKの「チコちゃんに叱られる」で取り上げられた「日本の中心の中心」である「チコちゃんポイント」
ロープが張ってあるので標柱のそばには近づけない。ゼロポイントから10m程離れた場所にある。
そしてここがNHKの「チコちゃんに叱られる」で取り上げられた「日本の中心の中心」である「チコちゃんポイント」 ロープが張ってあるので標柱のそばには近づけない。ゼロポイントから10m程離れた場所にある。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 日本中心のゼロポイントの標柱の上面は日本地図になっていて、現在地を示す緯線経線の直交地点も記されている。
こうやって見ると確かに中心って感じがしますが、沖縄が別枠になっているので、これだと沖縄の皆さんはちょっと納得いかないんじゃありませんか?
日本中心のゼロポイントの標柱の上面は日本地図になっていて、現在地を示す緯線経線の直交地点も記されている。 こうやって見ると確かに中心って感じがしますが、沖縄が別枠になっているので、これだと沖縄の皆さんはちょっと納得いかないんじゃありませんか?
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 チコちゃんポイントの解説。日本各地にある「日本の中心」地点の平均を算出して割り出した中心の中の中心ということなんだね~
ここのゼロポイントからわずか10m離れた場所ってことは、やはりこのゼロポイントが日本の中心なんでしょうね。
チコちゃんポイントの解説。日本各地にある「日本の中心」地点の平均を算出して割り出した中心の中の中心ということなんだね~ ここのゼロポイントからわずか10m離れた場所ってことは、やはりこのゼロポイントが日本の中心なんでしょうね。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 ゼロポイントで少しボ~っと周りの景色を眺めていたら、チコちゃんに「ボ~っと生きてんじゃねぇよ!」って言われちゃった・・・
・・・いいじゃん、たまにはボ~っとしながら生きるのもいいもんだよ。
ゼロポイントで少しボ~っと周りの景色を眺めていたら、チコちゃんに「ボ~っと生きてんじゃねぇよ!」って言われちゃった・・・ ・・・いいじゃん、たまにはボ~っとしながら生きるのもいいもんだよ。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 さて、日本中心のゼロポイントをあとにして、次は展望スポットの鶴ヶ峰に向かいます。途中、水晶岩に立ち寄る。
ここがそうかな?
道標などがないのでよく分かりません。
さて、日本中心のゼロポイントをあとにして、次は展望スポットの鶴ヶ峰に向かいます。途中、水晶岩に立ち寄る。 ここがそうかな? 道標などがないのでよく分かりません。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 鶴ヶ峰まではやや狭い山道を緩やかにトラバースしながら登っていく。片側は急斜面なので滑落注意。
鶴ヶ峰まではやや狭い山道を緩やかにトラバースしながら登っていく。片側は急斜面なので滑落注意。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 途中あちこちに咲いているヤマアジサイの花。
途中あちこちに咲いているヤマアジサイの花。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 しばらく歩くと林道に合流。林道は麓から続いているので車で来ることもできるが、ところどころ未舗装のダートが続く。
しばらく歩くと林道に合流。林道は麓から続いているので車で来ることもできるが、ところどころ未舗装のダートが続く。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 このような林道をしばらく歩き続ける。
このような林道をしばらく歩き続ける。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 目的地の鶴ヶ峰が近づいてきた。
目的地の鶴ヶ峰が近づいてきた。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 途中、立派な石碑を発見。
「古里のどの山からも雪がくる」
地元出身の歌人ほむらさんという方の句だそうです。
途中、立派な石碑を発見。 「古里のどの山からも雪がくる」 地元出身の歌人ほむらさんという方の句だそうです。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 鶴ヶ峰・日本中心の標の案内板。
ここも日本の中心なんだね。
鶴ヶ峰・日本中心の標の案内板。 ここも日本の中心なんだね。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 鶴ヶ峰付近はヤマツツジが満開でとてもきれい。
鶴ヶ峰付近はヤマツツジが満開でとてもきれい。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 鶴ヶ峰の少し手前にある「日本中心の標」
ゼロポイントが整備されるまではここが日本の地理的中心地点だったようです。
東経 137度59分36秒
北緯 36度0分47秒
本当のゼロポイントから眺望の良い場所に少しずらして設置された場所のようです。
鶴ヶ峰の少し手前にある「日本中心の標」 ゼロポイントが整備されるまではここが日本の地理的中心地点だったようです。 東経 137度59分36秒 北緯 36度0分47秒 本当のゼロポイントから眺望の良い場所に少しずらして設置された場所のようです。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 これはナメクジ?ヤマビル?
これはナメクジ?ヤマビル?
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 鶴ヶ峰山頂に立つ展望台。
鶴ヶ峰山頂に立つ展望台。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 ここにも「日本中心の展望台」の文字が目立つように表示されていて特別な場所であることがPRされている。
ここにも「日本中心の展望台」の文字が目立つように表示されていて特別な場所であることがPRされている。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 八角形の展望台までは螺旋階段を上っていく。
八角形の展望台までは螺旋階段を上っていく。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 「あんな業務やってられっかよ~!」
「あれはオレがやる仕事じゃねぇだろ~!」
「好き勝手なこと言ってんじゃねぇよ~!」
「好きなだけ山へ行きて~よ!」
「かつ丼食いて~よ!」

日本の中心で叫んだのは日頃の愚痴や願望でした・・・
「あんな業務やってられっかよ~!」 「あれはオレがやる仕事じゃねぇだろ~!」 「好き勝手なこと言ってんじゃねぇよ~!」 「好きなだけ山へ行きて~よ!」 「かつ丼食いて~よ!」 日本の中心で叫んだのは日頃の愚痴や願望でした・・・
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 標高1,277mの鶴ヶ峰展望台からの眺め。
やっぱりこういう所は晴れた日に来なきゃダメだね。
標高1,277mの鶴ヶ峰展望台からの眺め。 やっぱりこういう所は晴れた日に来なきゃダメだね。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 南方向。手前は大城山。奥に伊那盆地が広がっている。
南方向。手前は大城山。奥に伊那盆地が広がっている。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 こちらは北方向。塩尻方面の眺望。
こちらは北方向。塩尻方面の眺望。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 東方向の八ヶ岳連峰。あいにく山頂付近は雲の中。
東方向の八ヶ岳連峰。あいにく山頂付近は雲の中。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 南東方向。甲斐駒ケ岳~仙丈ケ岳、北岳方面。こちらも山頂付近が雲に隠れていてちょっと残念。
南東方向。甲斐駒ケ岳~仙丈ケ岳、北岳方面。こちらも山頂付近が雲に隠れていてちょっと残念。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 南アルプス南部、塩見岳、荒川岳、赤石岳方面。
南アルプス南部、塩見岳、荒川岳、赤石岳方面。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 中央アルプス駒ヶ岳、空木岳方面。
う~ん、雲が・・・
まぁ、仕方ないか。
中央アルプス駒ヶ岳、空木岳方面。 う~ん、雲が・・・ まぁ、仕方ないか。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 展望台の上は割と広い。
ここでちょっと遅めの朝ごはんと行きますか。
展望台の上は割と広い。 ここでちょっと遅めの朝ごはんと行きますか。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 いつものカップ麺。
そろそろもう少し凝った山ご飯を・・・
と考えるものの、荷物が増えることと、準備のめんどくささからなかなか脱却できない自分。
いつものカップ麺。 そろそろもう少し凝った山ご飯を・・・ と考えるものの、荷物が増えることと、準備のめんどくささからなかなか脱却できない自分。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 日光を浴びてヤマツツジが一段と鮮やかに輝く。
日光を浴びてヤマツツジが一段と鮮やかに輝く。
大城山・鶴ヶ峰・諏訪高尾山 道中にはタラの芽などの山菜も結構あります。
今回の大城山~鶴ヶ峰を散策するコースは、傾斜も少なくとても歩きやすい遊歩道が整備されており、景観も良いので里山歩きには大変お勧めです!
道中にはタラの芽などの山菜も結構あります。 今回の大城山~鶴ヶ峰を散策するコースは、傾斜も少なくとても歩きやすい遊歩道が整備されており、景観も良いので里山歩きには大変お勧めです!

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