2021年5月15日(土)は曇りという予報を信じて、軽井沢の北にある浅間隠山から鼻曲山を経て旧碓氷峠(熊野神社)まで縦走しようと、東京から北陸新幹線で朝7時33分に軽井沢駅に降り立つと、残念なことにあたり一面は深い霧におおわれていた。それでも行ける所まで行ってみようと、7時40分に軽井沢駅北口からタクシーに乗り、北軽井沢経由で二度上峠の先にある浅間隠山登山口まで入る。登山口手前の駐車場(トイレあり)には車が数台停まっていた。 小雨が降り始めていたが、まずは浅間隠山登山口から雨具を着て浅間隠山をピストンすることに(途中で小雨はやんだので、雨具は脱いだ)。浅間隠山登山口を8時30分に出発し、途中8時50分に北軽井沢からの登山道が合流し、笹の生えた広い尾根をジグザグに登っていくと(直登路もあるが、植生保護のため登らないようにと入り口に倒木がおかれてふさがれていた)、9時半に浅間隠山山頂に到着。本来なら360℃の展望があるはずの浅間隠山山頂だが、一面ガスに覆われており、なにも見えず。9時47分から浅間隠山山頂から来た道を10時36分に浅間隠山登山口まで戻る。浅間隠山登山口近くの駐車場でトイレをお借りし、そこから舗装道路を二度上峠の駐車場まで歩く。 10時52分、二度上峠から鼻曲山への登山道に入る。浅間隠山へ登る道に比べて明らかに鼻曲山への登る人は少ない様子だった。稜線上にある獅子岩や同様の大岩2つを超えて、11時28分に氷妻山に着き、昼食休憩をとる。氷妻山からさらに南下し、12時36分に国境平からの登山道が合流し、さらに長日向からの乙女コースが合流すると、すぐに12時38分に鼻曲山の最初の山頂、三角点のある小天狗に着く。乙女コースを登ってきたらしい軽装姿の登山者もやってきた。小天狗から東に移動すると、霧積温泉からの登山道が合流し、12時47分、鼻曲山の2番目の山頂、大天狗に着く。大天狗から霧積温泉からの登山道へと少し戻って、南に下山していき、13時4分に鼻曲峠に着く。鼻曲峠で霧積温泉へ降りる道を東に分岐するが、私達は留夫山・熊野神社を目指して踏み跡が少ない道を直進する。道は比較的わかりやすいが、霧積温泉への分岐点以降はほとんど歩かれた形跡がなく、落ち葉が積もった道を歩く。13時55分に留夫山に着き、ピークのはっきりしない平らな一ノ字山の東側を通過して、15時すぎに旧碓氷峠の林道に出る。林道を少し西に歩くと15時13分に熊野神社に到着し、階段を上って参拝する。 熊野神社でタクシー会社に電話してタクシーに来てもらい(約10分で来た)、旧軽井沢のホテル、ルグラン旧軽井沢に移動し、日帰り温泉に入浴する(一人1000円、タオル、バスタオル付き)。時間が早かったせいか、ルグラン旧軽井沢の日帰り温泉は他の客もほとんどいず、高級な雰囲気の温泉を独占状態でのんびりできた。
タクシーで二度上峠の先の浅間隠山登山口に到着
浅間隠山登山口から浅間隠山への登り
浅間隠山(標高1756.7m)山頂
浅間隠山山頂から見えるはずだった360度の山々
浅間隠山山頂
浅間隠山への登りは大きなジグザグ道になっていて、植生保護のため直登は禁じられていた
二度上峠から鼻曲山への登山口
獅子岩の下り(下に巻き道もあった)
獅子岩の看板
獅子岩以外にも稜線上には大岩がでてくる(一つ目)
獅子岩以外にも稜線上には大岩がでてくる(二つ目)
氷妻山(標高1467.5m)山頂
国境平からの道が合流すると、鼻曲山はもうすぐ
鼻曲山の最初の山頂(小天狗)(三角点あり)
鼻曲山の2番目の山頂(大天狗)(こちらの方が高い、標高1655m)
鼻曲山を南に下りていくと、東の霧積温泉へと降りる道が分岐する(私達は直進して留夫山経由で熊野神社をめざす)
木にはピンクの花(?)のつぼみがあった
留夫山(標高1590.8m)山頂
ところどころにぜんまいが生えていた
登山道に置かれていた一ノ字山への標識(一ノ字山は南北に長い平らな山頂で、北の1419mが最高点で、三角点は南の1336m地点にあるが、登山道は三角点の東側をまいていて、三角点は通らない)
旧碓氷峠の林道に降り立つと熊注意の看板が
旧碓氷峠の林道にあった思婦石
熊野神社の境内図
熊野神社にお参り
熊野神社は群馬県と長野県の境に位置している