活動データ
タイム
04:35
距離
6.0km
のぼり
543m
くだり
487m
活動詳細
すべて見る5月初旬の六甲である。毛虫がいるのは吝かではない。 それでも私は行ったのだ。そもそも、人間だって進化の過程で毛虫的な生き物だったことだってあるのではなかろうか。自分のはるか遠い先祖もそんなような形だったと思えば、気にならない。いざ出発。 赤子谷は去年から温めていたルート。なんといってもゴルジュである。峡谷って言えばいいのに、あえてゴルジュっていうところが、なんとも六甲らしい。 生瀬駅から住宅街を抜けていく。7時半駅を出発すると、住宅地では通勤通学の人々とすれ違いまくる平日の朝。辛い。何も後ろめたいことはないのに、何故か人生の落後者のような敗北感に苛まれる。足早に住宅地を抜ける。 ハイキング道に入ると、謎の背徳感も払拭され元気が出る。しょっぱなから水の気配を感じられるのが嬉しいです。六甲は真夏の登山には向かない暑い山ですが、このルートならば楽しめる気がします。また、真夏に来てみよう。 それにしてもやはり毛虫が多い。たまらず虫よけネットを被る。持っててよかった虫よけネット。私の持っている数少ないsea to summit製品である。もっぱらsummit利用ばかりの私であるが、いつかseaでの活動もしてみたい。今生で為せるかどうか甚だ怪しい。 気持ちの良い道がしばらく続く。目印が少なめで、ときどき道をロストしかけるので、ピンクテープの確認と、YAMAPでの軌跡の確認をしながら慎重に歩く。野趣溢れる登山道が冒険心をくすぐる楽しいルートである。時折現れる足元の危ういところにはしっかりロープが張られている。慎重に歩けば問題ないかと思います。この日は恐らく水量がそれほど多くはなかったので、歩きやすかったのですが、もしかしたら梅雨時期や台風の後など、水量が増えるとさらに危ない箇所が増えるかもしれません。くれぐれもしっかりした登山装備で臨みましょう。 ゴルジュは小規模ながら両側がしっかり切り立っていてなかなかでした。紅葉の時期などまた別の景色が見られそうです。 ゴルジュを超えるとほどなくして縦走路と合流するが、合流する直前がとどめの急登で息が上がる。まだかまだかとYAMAPの地図を3度目開いたころにようやく鉄塔に到着。 そこから行者山へ。行者山はどうやら地元の人が利用するハイキング道で、道は非常に整備されているし、赤子谷ではついぞ誰にも会わなかったが、軽装装備のハイカー数人とすれ違う。展望の良いスポットが数か所あり、町が近く、まさに裏山ハイキング。下りてきてすぐバス停があって、ひっきりなしにバスが来ているのも理想的です。今日も楽しかった。定期的に歩こうと思えるルートがまた近所にできました。
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