活動データ
タイム
04:50
距離
19.8km
のぼり
1357m
くだり
1318m
活動詳細
すべて見る相変わらずコロナ禍で、変異株ウイルスの広がり、県内に蔓延防止等予防重点措置がとられたこともあり、最近はろくなレポも残せてない。つかの間のGWに息子を松本に移送する際に見かけた、この界隈で唯一のまだまだ白い頂が忘れられないでいた。 爽やかな5月。深みを一気に増す木々の緑の爆発、そよぐ風、暖かく眩しい陽射しに麗らかな鳥たちの声…。そんな中に、久しぶりに自分の身を置いてみたいというささやかな欲求が抑えられない。 「岐阜で最も遅くまで雪が残る」と言われる能郷白山。実家での仕事を名目に、スタッフから何とか一日の休暇を取りつけて、人出を避けて、朝駈けを行い、午後から草刈りにせいを出す計画をする。温見峠はどうせ通行止めだから、能郷谷からのルートを急げば5時間もあれば行ってこれるだろう。登山口までの林道は例によってバイクを使って…。 できる限り他者との接触を避ける目的もあり、朝が苦手な自分としては異例の4時起きで、爆弾おにぎりを2つ詰め込んで、いざ彼の地へ向かう。「てんくら」は「C」?。山頂付近の気温は5度?しかも15mくらいの風も吹くと言っている。ならば登山者も更に減るだろう…。黄砂濃度が増しても何とか白山の朧気な輪郭くらいは拝める?…雨、ガスとはいえ、能郷白山の山容ぐらいは…。悪条件を突きつけられる度に、当初の願望に代わって、だんだんスポーツマン、武芸者由来のモチベーションが湧いて来るのを確認した。自分を酷使し、とにかく山頂を目指す。もはや何にも期待しない。目的や目標などない。コンディションも関係ない。自分の根性だけと向き合う。それに尽きる…。 結局は… しっかり計画をしているつもりだが、どこか無責任なソリストにはいつもながらハプニングは起こる。誰がこの山行の大幅な変更を予測できただろうか?(だいたいいつもこうなる)過酷な登攀には何か人格的な問題でも作用しているのだろうか?(最終盤で出会った紳士を除き)だぁれもいない行程で、本当に能郷白山へ行ったのだろうか?手元に残った僅かな写真でしか手応えのない、慌ただしい不思議な半日だった…。 少し遅れての下山後は、暖かい陽射しのなかで、しっかり、たっぷりと、バイク、ランに次いで三種目目の草刈りに勤しむことができました…。
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