活動データ
タイム
12:40
距離
20.7km
のぼり
2097m
くだり
2098m
活動詳細
すべて見る昨年ソロで廻った大東岳から二口山塊(権現様峠→南面白山→小東峠(今年は小東岳はスルー)→糸岳)を、今回夫婦で周回しました。静かな新緑が見たいと思い、妻のお気に入りの大東岳へ行くこととし、後に述べる理由で、二口山塊の周回ルートにしました。おかげで、「盟主」大東岳を常に見ながら、歩いてみたかった晴天での稜線歩きを堪能したのみならず、甲岩、白糸の滝、磐司岩といった見どころも満載でした。また、ほとんど誰ともスライドせず、静かな山行を楽しめました。 登山道の様子 1 大東岳の表コースは、雪渓はほとんどなく、登りやすかったですが、一箇所沢が二又になる所の中道に入ってしまいました。すぐにおかしいと気がついて戻りました。 2 大東岳から権現様峠は、上部では雪が消えた後の滑りやすい急登の直降、その後は雪渓と沢が入り乱れ、かなり神経をすり減らします。特に、沢上の雪渓の踏み抜きは要注意です(私は一回踏み抜き胸まで雪ごと沢に落ちました。幸い大事に至りませんでしたが) 3 権現様峠から糸岳までは、ありがたいことに、きちんと刈払いなどの整備がされており、歩きやすいと思いますし、迷うこともありません。ただ、直登や直降が多く、体力勝負と感じました。体力低下が著しい私は今回は意外と難儀しました。 4 当初糸岳から北石橋を経由して裏コースへ合流する予定でしたが、北石橋方面の道が急な雪渓のトラバースとなっており、私たちはアイゼン持参していなかったため、撤退して、白糸の滝方面への急登から降りました。ここはかなり急なので雨上がりなどは危険だと思います。白糸の滝付近の渡渉は、雪解けの今の時期は水量が多く、渡渉に難儀すると思います。長靴であれば問題ありません。私たちは登山靴でしたが冬用の防水仕様で、ゲーターつけていたので、幸い濡れずに済みました。 今回、私たちは、今後の夏山の日帰り登山に向けて、距離20km以上、かつ累積標高2000m以上にどれだけ対応できるかの検定のつもりで臨みました。私たちは、滅多に宿泊ができないので、今後登りたい山を考えると、日帰りである程度歩かなればならないこともあり、力試しのつもりで臨みました。 しかし、昨年、同じコースを歩いたはずなのに、糸岳の登りで思うように脚が上がらなくなったばかりか、風鳴平から二口林道までの急降がキツく、しょっちゅう休みを取りながら、ようやく駐車場へ到着しました。明らかに昨年より体力が低下しており、時間も12時間以上かかり、歩き通せたものの、これでは結果は不合格。今後、転倒や滑落、歩行不能を防止するため、累積2000m以上の山行は自重したいと思います。 ※追記 今回、無事帰ってこれたのは、昨年歩いて道をある程度把握していたこと、きついはずの最後の5kmが車の少ない車道歩きであったこと、風鳴平からの急降の道が乾いていたという偶然と、どちらかが疲れを感じたら即時に休憩を入れるなど、時間を気にせず休憩を入れ、転倒防止に細心の注意を払ったことによるものだったと思われます。疲労が抜けるのも3日かかりました。自分たちの体力を過信した今回の山行は、決して褒められたものではないことを肝に銘じて、次回以降の山行に活かしたいと思います。
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