梵珠山:お手軽ハイクで信仰の山へ

2021.05.08(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 31
休憩時間
8
距離
13.5 km
のぼり / くだり
509 / 509 m
49
51
39
46

活動詳細

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津軽半島の南端にそびえる『梵珠山(ぼんじゅさん、468m)』。その名から想像できる通り仏教にまつわる信仰の山であり、奈良時代、東北地方に仏教を広めた高僧によって命名されたとされる。現在は豊かな自然を楽しめるスポットとして県民の森に指定されており、手軽な登山道やビジターセンターも整備され、多くの人々から親しまれている一座のようだ。   そんな『梵珠山』であるが、YAMAPで山行記録を多く見かけることもあり、筆者も気になっていたところであった。折しもこの土曜日も晴れ模様に恵まれるとあって、どの山に足を運ぼうか悩む中、目を付けたのが本峰である。青森県に越してきて早半年が過ぎたところだが、県内鉄板の里山の一つであるだけに、そろそろ押さえておくのも良さそうだ。   ともあれそんな訳で、今回はこの『梵珠山』を目指すことに。まだまだ未開拓の津軽地方の自然に思いをはせつつ、早朝の列車に乗り込み出発だ。     <補足事項> ・登山口への最寄り駅である『大釈迦駅』駅前に売店などは置かれていないが、登山口へ向かう道中にファミリーマートが一軒存在するため、行動食などを調達可能である(令和3年5月8日現在)。

梵珠山 青森駅からJR奥羽本線に乗り換え、本日のスタート地点となる『大釈迦駅(だいしゃかえき)』へ到着。ここで支度を整えたら、まずは登山口へ向かって出発だ。
青森駅からJR奥羽本線に乗り換え、本日のスタート地点となる『大釈迦駅(だいしゃかえき)』へ到着。ここで支度を整えたら、まずは登山口へ向かって出発だ。
梵珠山 ・・・が、実のところ先の『大釈迦駅』から『梵珠山』の登山口までは、5kmにも及ぶ車道歩きとなる。
まずは国道沿いに北上したのち、写真の看板で左手へ。写真左奥の山が、今回目指す『梵珠山』だ。
・・・が、実のところ先の『大釈迦駅』から『梵珠山』の登山口までは、5kmにも及ぶ車道歩きとなる。 まずは国道沿いに北上したのち、写真の看板で左手へ。写真左奥の山が、今回目指す『梵珠山』だ。
梵珠山 先程の看板から長閑な田園地帯に入り、『大釈迦川』沿いに車道を進むと、すぐに山間の道程へ。
先程の看板から長閑な田園地帯に入り、『大釈迦川』沿いに車道を進むと、すぐに山間の道程へ。
梵珠山 その後もひたすら車道を山懐へ歩き続ければ、いよいよ登山口へ到着だ。『梵珠山』への山路はいくつか存在するが、今回は写真の『サワグルミ登山口』から入山することとした。
写真右側の入山指導所では、案内地図のほか、熊除けの鈴をレンタル可能。
その後もひたすら車道を山懐へ歩き続ければ、いよいよ登山口へ到着だ。『梵珠山』への山路はいくつか存在するが、今回は写真の『サワグルミ登山口』から入山することとした。 写真右側の入山指導所では、案内地図のほか、熊除けの鈴をレンタル可能。
梵珠山 『サワグルミ登山口』からはしばらく、『サワグルミコース』と呼ばれる登山道が続いている。
このコースは斜面はわずかに急な箇所はあるものの、比較的遊歩道らしい趣だ。
『サワグルミ登山口』からはしばらく、『サワグルミコース』と呼ばれる登山道が続いている。 このコースは斜面はわずかに急な箇所はあるものの、比較的遊歩道らしい趣だ。
梵珠山 若干の急坂を登りきると、別コースとの合流点へ。写真左側へ折れ、引き続き山頂を目指す。
若干の急坂を登りきると、別コースとの合流点へ。写真左側へ折れ、引き続き山頂を目指す。
梵珠山 道中、青森県の最高峰である『岩木山(いわきさん、1625m)』を望む展望所が置かれている。写真右側の木立の狭間からその姿を見通せるはずなのだが、この日は黄砂の影響からか、遠方への眺望はほとんど得られなかった。
道中、青森県の最高峰である『岩木山(いわきさん、1625m)』を望む展望所が置かれている。写真右側の木立の狭間からその姿を見通せるはずなのだが、この日は黄砂の影響からか、遠方への眺望はほとんど得られなかった。
梵珠山 先程の展望台から少し登ると、明るく開けた分岐点に出る。同所からは、『釈迦堂山』という小ピークを経由して『梵珠山』へ向かうルートと、そちらを巻くルートが分岐しているが、筆者はまず『釈迦堂山』方面へ向かうこととした。
先程の展望台から少し登ると、明るく開けた分岐点に出る。同所からは、『釈迦堂山』という小ピークを経由して『梵珠山』へ向かうルートと、そちらを巻くルートが分岐しているが、筆者はまず『釈迦堂山』方面へ向かうこととした。
梵珠山 同所および、後述の『寺屋敷北広場』では、数多のニリンソウが咲き誇っていた。
同所および、後述の『寺屋敷北広場』では、数多のニリンソウが咲き誇っていた。
梵珠山 再びの急な登りを経て、『梵珠山』手前のピークとなる『釈迦堂山』に到着。山頂は木立に囲まれていて展望はないが、小さな避難小屋が建っている。
この小屋は寝床やストーブ等も置かれているが、使用は緊急時に限る旨の注意書きが掲示されていた。
再びの急な登りを経て、『梵珠山』手前のピークとなる『釈迦堂山』に到着。山頂は木立に囲まれていて展望はないが、小さな避難小屋が建っている。 この小屋は寝床やストーブ等も置かれているが、使用は緊急時に限る旨の注意書きが掲示されていた。
梵珠山 『釈迦堂山』からいったん下って、再び別の登山道を併せたのち、山頂へ向けて最後の登りへ。
こちらも結構な急坂となるが、それもあっという間に過ぎない。
『釈迦堂山』からいったん下って、再び別の登山道を併せたのち、山頂へ向けて最後の登りへ。 こちらも結構な急坂となるが、それもあっという間に過ぎない。
梵珠山 しかる後に、今回の目的地である『梵珠山』山頂へ無事登頂。
山頂周辺は広場状に拓けている。
しかる後に、今回の目的地である『梵珠山』山頂へ無事登頂。 山頂周辺は広場状に拓けている。
梵珠山 『梵珠山』山頂には七柱の観音様が祀られている。筆者も無事の登頂に感謝し、手を合わせた。
『梵珠山』山頂には七柱の観音様が祀られている。筆者も無事の登頂に感謝し、手を合わせた。
梵珠山 山頂北東方向には陸奥湾が一望できるはずなのだが、先の『岩木山』への展望所同様、その見晴らしは黄砂に阻まれていた。
少々残念ではあるが、コンビニおにぎりを頬張ってから下山の途へ。
山頂北東方向には陸奥湾が一望できるはずなのだが、先の『岩木山』への展望所同様、その見晴らしは黄砂に阻まれていた。 少々残念ではあるが、コンビニおにぎりを頬張ってから下山の途へ。
梵珠山 下山にあたっては、往路とは別の道を辿ってみることとした。まずは山頂直下の分岐点を左手に下ると、すぐに『寺屋敷北広場』へ差し掛かる。
同所にはあずま屋の他、トイレなども整備されているため、お昼休憩にも持ってこいのスポットだ。
下山にあたっては、往路とは別の道を辿ってみることとした。まずは山頂直下の分岐点を左手に下ると、すぐに『寺屋敷北広場』へ差し掛かる。 同所にはあずま屋の他、トイレなども整備されているため、お昼休憩にも持ってこいのスポットだ。
梵珠山 本峰周辺では、早春にカタクリの群生地も見られるそうだが、この日は限られた一角にその姿を認めるばかりであった。
本峰周辺では、早春にカタクリの群生地も見られるそうだが、この日は限られた一角にその姿を認めるばかりであった。
梵珠山 『寺屋敷北広場』からは、『マンガンコース』という登山道を下る。こちらは登りで辿った道程よりも若干長めだが、その分急な箇所は少なめである。
『寺屋敷北広場』からは、『マンガンコース』という登山道を下る。こちらは登りで辿った道程よりも若干長めだが、その分急な箇所は少なめである。
梵珠山 なお、『マンガンコース』道中にも陸奥湾への展望所が存在するが、やはりこの日は、同所からの見晴らしも望むべくもなかった。
なお、『マンガンコース』道中にも陸奥湾への展望所が存在するが、やはりこの日は、同所からの見晴らしも望むべくもなかった。
梵珠山 変化に乏しく思える下り坂も、次第に序盤同様の遊歩道然とした道程へ。
変化に乏しく思える下り坂も、次第に序盤同様の遊歩道然とした道程へ。
梵珠山 やがて、小さな木橋を渡ると、平坦な道に出る。山行の余韻に浸りつつ沢沿いの小径を進めば、『マンガンコース』の終点はもう目の前だ。
やがて、小さな木橋を渡ると、平坦な道に出る。山行の余韻に浸りつつ沢沿いの小径を進めば、『マンガンコース』の終点はもう目の前だ。
梵珠山 そののち、今回の下山口となる『県立自然ふれあいセンター』に到着である。同施設は本峰の自然観察拠点として整備されており、各種の案内および展示がなされている。
そののち、今回の下山口となる『県立自然ふれあいセンター』に到着である。同施設は本峰の自然観察拠点として整備されており、各種の案内および展示がなされている。
梵珠山 下山後は再び、結構な車道歩きが待っている。往路同様、その道のりは単調ではあるものの、丁度この時間帯は非常に強い風が吹き荒れており、そのに猛威に辟易させられる局面も少なくなかった。
下山後は再び、結構な車道歩きが待っている。往路同様、その道のりは単調ではあるものの、丁度この時間帯は非常に強い風が吹き荒れており、そのに猛威に辟易させられる局面も少なくなかった。
梵珠山 ともあれ、長きにわたる道のりを経て無事に『大釈迦駅』へ帰還。これにて、此度の旅路も締めくくりだ。
写真は、帰りに乗車した『GV-E400系気動車』。一昨年に運行を開始したばかりの最新鋭車両で、乗れたのは個人的にこれが初めてであったため、中々ラッキーであった。
ともあれ、長きにわたる道のりを経て無事に『大釈迦駅』へ帰還。これにて、此度の旅路も締めくくりだ。 写真は、帰りに乗車した『GV-E400系気動車』。一昨年に運行を開始したばかりの最新鋭車両で、乗れたのは個人的にこれが初めてであったため、中々ラッキーであった。

活動の装備

  • ニコン(Nikon)
    標準ズームレンズAF-SDXNIKKOR16-85mmf/3.5-5.6GEDVRニコンDXフォーマット専用
  • ニコン(Nikon)
    デジタル一眼レフカメラD7100ボディーD7100

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