活動データ
タイム
10:07
距離
7.4km
のぼり
1411m
くだり
1403m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る☆過去の記録を整理してアップしてみました。 GWどこに登るかいろいろと情報収集していると今年はどこも雪が少ない様子で例年はとても僕らが登ろうとも思わない(危険で)富士山が登れそう。GW直前まで情報収集し天気も良好とのことで富士山に登ることにした。コースは富士宮口からの日帰り。 富士スカイラインが夜中通行止めで夕方の18時半までに入らないといけないので5日1日22時に広島を出発し兵庫県のSAで車中泊し奈良でタッキーさんと合流し名阪国道から伊勢湾岸道、新東名へ。事故渋滞にあったもののGWの割には比較的スムーズに新富士インターについた。ここから西富士道路で北上し小泉で下りた。タッキーさんが富士宮やきそばを食べたいというのでネットで探してくぼたというところへ。富士宮やきそばは駄菓子屋がセットになっているそうな。富士宮口登山口に14時頃に到着した。 意外とたくさん駐車スペースがあった。隣に今日登ってきて明日(私たちの登る日)も登るという男性の方がおられていろいろうかがう。この時期としては異常に雪が少なく6月上旬並み、ただその頃になるととても混雑するため車をとめるのに一苦労するとのこと。僕らは2時頃から登る予定だったけど雪が凍っていてとても危ない・雪渓が三本あって下山で万が一迷ったら右へ右へといくように・時々そのまままっすぐ下りて宝永山方面に行ってしまって遭難する人がいる・・など伺った。例年だと青氷で斜面が凍結し(溶けた雪が再び氷結)アイゼンが刺さらないほどになるとのこと。5月2日は剣ヶ峰手前の馬の背では風が強く耐風姿勢をとって登ったらしい。山頂部では馬の背が一番危険なところだとのこと。 出発を3時起きの4時発に変更。着いた時山頂は雲に覆われていたけどとれてきた。遥か彼方に見える小屋は八合目のらしい。かなり疲れた様子の登山者が何人か下りてきた。売店で買い物をしたり(トイレあり)して時間をつぶし18時に弁当を食べて(「日清の水を入れてチンするだけシリーズ」の「トマトカレーメシ」と「カップヌードルごはんをお湯を注いで」の二品目、チンせずお湯を注いで食べたけどとてもおいしかった・・容器を入れ替えたら山で使えそう)19時には就寝した。楽しみにしていた星空は満月で残念。 3時半に起きて朝ごしらえを済ませて4時40分に出発。登山口の所に残雪があってしかも凍っているので滑るとアスファルト面に激突しそうで気を使った。その先は地肌が見えていたけどすぐに凍結した雪斜面となる。ここで超軽装の若者3名がいてアイゼンももちろんないのでかなり怖そう。滑ったら死ぬかもしれないから当然か。 六合目小屋前(5時10分)でアイゼン(12本歯)装着、タッキーさんは10本歯。この先から雪面を登るようになる。5時半に宝永山から日の出をみる。伊豆半島・大島がよく見える。天気は快晴。気温が高いので汗をかくので長袖シャツを脱いだ。いったん雪面をぬけて(右の雪面を歩いている人もいるが)登山道を歩く。くの字形の雪渓の先に小屋が見える。再び雪面(雪渓)に入り直登するが斜度がきついのでハの字で登っていったりジグザグに登っていく。気温が高いためアイゼンをしていたら十分刺さる。前後合わせて5~6人のハイカーがみえる。伊豆半島の手前の山が箱根の山のようだ(関東の山はよくわからない・・・後で確認すると箱根ではなくて愛鷹山でした)。 6時20分に新七合目に到着した。登り始めて1時間40分。御前崎のあたりの海岸がよく見えている。芦ノ湖が日に当たり輝いている。10分ほど休憩して小屋から右の雪面を登っていく。スノボーを担いだ人やハイカーや7,8人見える。「いつきてもキツイねえ」などと話をされる。確かにとてもキツイ。7時10分に元祖七合目小屋に到着した。雪面を離れ夏道へ。溶岩でできた道だ(当然だけど)。 8時10分に八合目小屋に到着。五分ほど休んで小屋右から雪面を登る。くの字形の上の部分は九号五勺のあたりでとても急で氷結したりとと危険ポイントでもある。タッキーさんとすごく立ってるなあと見て話す。8時40分に二本の柱の建っている右側へ。9時前に九合目小屋に到着。さらに進むが九号五勺の小屋は高みに隠れて見えない。おそらく前方左の高みの上にあるはず。ここでちょっと長めに休んだ。 ここからは九号五勺先の急斜面がまっすぐ先に見えている。伊豆半島あたりにとても低い雲が湧いてきている。高層のすじ雲も見られるがほぼ快晴だ。しばらくすると富士山南麓がモコモコした雲海に覆われてきた。2,3回小石の落石があった。右方面の宝永山方面へ音もなく飛んで行ったけど気を付けないといけない。空気が薄いこともあってか休んでいる時間の方が長いようなペースになってきた。相変わらず斜度はきつい。予測通り高みに隠れていた小屋がみえてきた。 そして9時50分に九号五勺の小屋に到着した。東側の雪渓のすぐ向こうに御殿場からの夏道が見えている。斜面は黒っぽいけど登山道に雪が残っているのでよくわかる。休憩し火口壁上をめざし登っていく。夏道用のロープが露出している。下界は雲の方が多くなって雲海で覆われてきている。天気は晴れで直射日光がきつい。他のハイカーとキツイねえとか話をしたりと励ましあいながら登っていく。雪で覆われた夏道へでてきた。一部地肌が露出している。もう一息だけどそれが厳しい。 そしてようやく10時50分に鳥居をくぐって富士宮口頂上へ到着した。ガスると嫌なので休まず最高峰へ。ここまで来ると景色が一変し真っ白な火口壁の峰々と険しく少し尖った剣ヶ峰が見える。火口は大きなくぼみになっている。誰ももちろん下りてない。標高差200mほどあるとのこと。少し進んだところで登っているときに前後して歩いていた常連の男性の方に二人で記念撮影をしてもらった。馬の背は左に柵がしてある。微風なのでキケンは感じない。 11時10分に日本最高峰の剣ヶ峰に到着した。にぎわってはいるものの混雑というほどではない。測候所の屋根は直射日光で暑いくらい。穴が開くとえらいことになるからと上らないよう常連の方から指示をうけた。頂上脇から南アルプスがよく見える。甲斐駒に北岳をはじめとする白峰三山、その南には赤石岳が見える。その先に少し霞んで中央アルプスが見えている。食事を摂ってしばし休憩。お鉢めぐりをしているパーティーが数組見えている。スキーを担いだ二人組と話をするが昨年GWで火口へ転落した事故に遭遇した時のことを聞いた。ほんと山は引き際と天気がとても大切。飛行機がすぐ上を飛んでいる。 12時10分に剣ヶ峰から下山開始。浅間大社でお参りをして(埋もれている)斜面から登ってきた広場で休憩(12時35分)。高層の薄いすじ雲は少し増えているけど晴れている。この辺りは無風。 富士宮口山頂から12時40分に下山を開始した。雲海を目指してトレースを崩さぬよう雪渓の左寄りで尻すべりして一気に下る。ゴアテックスのカッパが痛まないかと心配なので時々歩いて下るもタッキーさんは楽しすぎて痛んでもええわーと言ってあっという間に滑り下りて行った。 ここでも常連の男性の方と前後し歩く。携帯を山頂に忘れてきたとのことでネットで載せてほしいと言われる「こだまさん」という方でauの携帯を山頂に忘れてきたのでもし見つけたらauに連絡してほしいとのこと。 だいぶん下りたところで50~60cmほどの直撃すると即死しそうな大岩がこれまた無音で落ちてきた。警笛を鳴らすがなかなか気づいてもらえない。雪渓を東へそれていった・・恐ろしい。下山はあっという間で1時間半ほどで6合目小屋へ。タッキーさんは1時間とのこと。タッキーさんはほとんど尻すべりで膝には全くこなかったとのこと。こちらは膝がガクガク。 駐車場には14時40分に到着した。天気が良くてGWということもあり昨日よりも観光客で混雑している。でも下側の駐車場はまだまだ空いている。このすぐ下に雲海が広がっている。山にはガスがかかっていないので歩いてきたところがよく見える。明日、山頂あたりは雪だろうとのこと。明日は大荒れだろう。 いつものGW雪山ハイクどおり温泉を探す。近いところの天母の湯は駐車場への渋滞ができている。ようやく見つけたあさぎり温泉 風の湯に入ったが洗い場が30人待ちの状態。帰りはとてもすごい渋滞になっていたので県道71号を戻らず県道414号へ抜けて西富士道路から新名神へ。覚悟はしていたけど大渋滞があり奈良には23時頃到着した。ちょっと休ませてもらって広島へ。さすがに眠くなって龍野西SAで車中泊し4日の朝に帰った。今回はとても天気に恵まれた初の富士山だった。アルプスから何度も目にする富士山だけど山頂にそれもGWに立てるとは思いもせず富士山を満喫することができた。 富士山登山鉄道計画・・・やめてほしい。
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