日本百名山／雌阿寒岳→剣ヶ峰→阿寒富士→オンネトー

日本百名山のひとつ雌阿寒岳に凸さんと行ってきました。 計画書は雌阿寒温泉スタートで雌阿寒岳→剣ヶ峰→阿寒富士→オンネトーのぐるっと欲張りコースです。GW期間中は天気予報を見ながら行きたい山の情報をチェック。ちょっとゆっくりめに出発すればなんとか上がった時に雲が取れてくれればなーと希望を持ってスタートしました。一応てんくらさんもチェックしたところC判定、どうやら風速２０ｍ以上の予報のようです。ま、見なかったことに。 ・・・ちょっと大げさかもしれませんが、人生で一番の風を味わってきました。樽前山や羊蹄山、十勝岳で爆風なんて表現していましたが、本物でした。てんくらさんごめんなさい。 ・駐車場 雌阿寒温泉／野中温泉さんの奥に駐車場があります。りっぱなトイレも終日使用可能でした。 ・雌阿寒温泉登山道～雌阿寒岳 ＧＷ期間中の積雪に加え、前日さらに積雪があり、冬山装備です。スタート直後はカラマツ林の中を行きますが、積雪と根っこが露出していて歩きにくい・・・あっという間にチェーンスパイク装着です。こういう中途半端な時のためにお試しで購入していたんです。結局最後までチェーンスパイクで通しました。 序盤のカラマツ林を抜けるとハイマツ帯になりました。雪が乗って登山道に倒れてきていて非常に歩きにくく、手でかき分けながら進みます。 最後はザレザレになりほどなくして山頂です。残念ながらまったく眺望がなくまーっちろでした。 ・雌阿寒岳⇔剣ヶ峰 雌阿寒岳山頂もそこそこの風でしたが、剣ヶ峰へのルート上はふきっさらしなんでしょうね。ここで人生最大の風を経験しました。まっすぐ歩くのもままならず、風に押されては戻ってを繰り返し、風に負けないように踏ん張りながら進みました。それほど斜度もない尾根歩きのはずなのに今回の行程で一番疲れたところです。途中であまりの風のため凸さんに帰ろうかって言ったくらいです。凸さんの返事は行く！笑　でしたので、継続です。凸さんはアイゼンセットしていたのでさらに安定感は増していたようです。笑 YAMAP上で剣ヶ峰ランドマークを確認しましたが、標識もなく、眺望もないので即引き返しました。 ・～阿寒富士 雌阿寒岳から阿寒富士のコルへ降りたとき若干視界が開けましたが、上の方は雲がかかったままでした。雲が低いところにあるようです。下から見るとなかなかの傾斜。チェーンスパイクでも行けましたが、ルート上は雪があって結構堅かったのでアイゼンの方が安心ですね。 残念ながらここでも眺望はなし。でも若干明るくなって来てもうちょっとすれば雲が取れるかな～って思いましたが、帰りの時間も考えて下山しました。 ・～オンネトー 下山ルートはオンネトー野営場登山道を利用しました。途中から雲が取れてきて眼下に見えるオンネトー（北海道三大秘湖）の色に感動しながら下山です。下に下りるにしたがって天気は回復し、吹く風も気持ちよくなってきました。・・・あの剣ヶ峰での天候、風はなんだったんだろう。登山口まで下りたところでやっと休憩できました。ここでチェーンスパイクも外し、道路歩きスタートです。 ・～ゴール ちょっと道路歩きが長くなりますが、オンネトー越しに見る雌阿寒岳、阿寒富士をどうしても見たくてこのルートにしました。念願かなって若干頭に雲がかかっていましたが、絶景を見ることができました。青と白と緑・・・感動です。ここまでくると観光客の方も多く、皆さんも写真撮られていましたが、やっぱり自分の足であそこを歩いてきたと思うと感動もひとしおです。 帰りはもちろん野中温泉に入り、シンプルな温泉を堪能しました。なんとかアイスも食べることができました。 今回は雪の雌阿寒岳で眺望も残念でしたが、次は夏の天気のいい日にぜひ訪れてみたいです。 これで北海道内の日本百名山９座中のこり２座になりました。 凸さんのおかげで計画書通り歩くことができました。 ありがとうございました！