下山路が1番過酷 皇海山 クラシックルート

2021.05.04(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 29
休憩時間
34
距離
25.6 km
のぼり / くだり
2381 / 2374 m
1
1 32
39
18
1
11
35
45
43
27
1 38
1 17
1

活動詳細

すべて見る

皇海山に行って来ました。 下山路が過去一過酷だったので、特に険しかった区間について書いて行きたいと思います。 知ってると知らないじゃ大違いなのでこれから登る人の参考になれば ・白山─鋸山 熊笹が深く、踏み倒された熊笹がよく滑るため転倒、滑落に注意。 急な岩場も多く、鋸山手前の小ピークの鎖場は急で岩が脆く、落石が起きやすいので注意が必要。 ・皇海山山頂周辺 残雪あり。(5/4) 凍結しているのでチェーンスパイク、軽アイゼンを御守りに持って行った方が良いかと。 なぜか使用している人は居なかった。 気温によっては踏み抜く可能性有り。 ・鋸山~六林班峠 藪がとても深い。登山道も侵食されている。 鋸山すぐ下には超急角度の泥んこ滑り台があり、笹に捕まりながら降りた方がよいかもしれない。グローブ持参推奨。 木の枝が道上に突き出ており、反発が強く崖側に押されることもあるので注意。 藪が深い区間を終えると道は分かりやすくなるものの大量の倒木が。 乗り越えるにも、くぐるにも困難なデカ倒木が道を塞ぐ。 背の高い笹が視界を遮り、足元の倒木を隠してくるのでとても厄介。 この区間だけはCTをオーバーしました。険しい…… ・六林班峠~庚申山荘 山肌に沿った幅40cm程の道が延々と続く。 曲がりくねっていて細いのでスピードが上がらない。 ほんとに歩いても歩いても進まないうえ、似たような道を何度も何度も歩かされるので心が削れる。 何ヵ所もある谷へ降りて渡渉するポイントは道を見失いやすいので注意。 途中見かけた崩落した登山道にロープを垂らしただけであろう斬新な降下ポイントはスリリングだった。 正直言って鋸山の鎖場なんかより鋸山─六林班峠─庚申山荘の下り区間の方がよっぽど厳しい道だと思いました。 数年前はもっと笹が深く遭難者が多発したとか。今でも相当悪路ですが登山道の目印が多いのはありがたいですね。 計画を組む際は皇海山までの登りの時間と下りの時間を同じくらいで考えた方が良い気がします。 今回、CT・総距離・累積標高等の数字を目安に計画をたてましたが数字以上にかなり厳しく感じる山行になりました。 距離が長いのでトレランスタイルの方を多く見かけましたが、個人的には登山道が険しく残雪期な事もあり、もう少し足元を固めた方が安全だと思います。 ただロングコースな側面も強いので個人の技量、好みで決めて良い気も。 これから行く方はお気をつけて。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。