神降地、雪の宵酒の宴

実は…今回はほとんど山行じゃなかったりします。 山人の聖地、涸沢へ住所を移し気ままに過ごして参りました。 （格好良く言えば心の洗濯です。 　　　　　　　　でも…単にグータラなだけかも…） しかしながら、天候には恵まれず3泊ともすべて荒天。 思いがけず　雨、雪、強風、雷　全てを体験出来　とっても土臭く、有意義に過ごせました。 あっ…下山日だけ晴れました(^-^; 長逗留する訳ですから、雪中のテント設営も念入りに。 竹ペグでしっかり固定、また、テントと同じ高さ迄暴風雪壁を組み上げ準備は万全！ と… 思いきやまさかの大雪zz 3日で6回の雪かきをするはめにz （千葉のおっさんには雪かきは応えます＿|￣|○ でも、それ以外はいたって快適^ ^ 大好きな珈琲を淹れ、テント内に満ちる香りを楽しみながらこの日の為に用意した本をひもとき… 好きな音楽を流して、たまには外の景色を眺め… 時折りフライを叩く雪の♪に耳を傾ける。 薄暗くなればランタンを灯し食事をつくり晩酌^ ^ （って一日中呑んでいたような気が…） 2日目の夕飯は 厚切りハムを炒めて、卵と野菜を蒸し焼きにして 後はホルモン焼きw くるくると可愛いスピラーレはバジルマシマシにw 3日目の夕飯は ベーコンと大盛り野菜にたっぷりのオリーブ油かけて ビーフンをつくり… 炒飯と炒り卵、そして、みんな大好きウィンナーw （かる〜く湯がいてから焼くのが好き\(//∇//)\ あっ、懲りずにニヨニヨとデザートも作りましたw あとはお気に入りのバーボンをっと…(*´∀｀*) （初日は涸沢で生活が出来る事の嬉しさに、呑み過ぎてしまい酔い潰れてしまいました(^^;; 最終日の深夜にはようやく星が見え、北穂に沈み行く北斗七星がとっても美しかったです。 時刻は深夜の1時30分。 今回は山行をするつもりはなかったのですが 自然と足は奥穂へ… 帰りのバスの都合5時30には帰って来ないと… 左背中に下弦のアルテミス様に見守られながらひたすら膝たけラッセル… ザイテンを左に巻き2700m迄登ったところでサラサラの深雪に捕まり悪戦苦闘してる所でタイムアップ。 スノーシューでリフター効かせて、あと4時間あれば… まぁ、悔しがっても仕方ない… 帰りは転がりながら降りてきました(´･ω･`) ただ、気になったことが一つ… 今の涸沢では重い雪とサラサラの雪が交互に降っています。 実際に雪かきするとスコップに雪がこびりつく程に重たいのですが、ザイテンの横はサラサラでした。 試しにピッケルのスピッツェを刺してみましたが何のテンションも掛からず潜りましたΣ（・□・；） 私が訪れる2〜3日前にも大きな雪崩があり、そのあまりに大きなデブリは風除けになる程でしたが… 多分…… また近いうちに雪崩れます。 自分なりには攻略をたてておりますが、今期はもう行く機会がない為、勉強としておきます。 ただこれから行かれる方は充分に気をつけて下さいね 確かに北アルプスさんはどこまでも美しく、どこまでも神秘的です。 多少の無理ならばぁ〜　　とつい突き進んでしまいがち でも、でも… 無理だけはなさらず、愉しくて、ゆるくて、でも時には血肉となる程度には厳しい山行を続けて参りましょうネ\(//∇//)\ ※自分にも言い聞かせます。