高森山:温泉街の裏山を目指せ

2021.05.04(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 33
休憩時間
49
距離
8.5 km
のぼり / くだり
612 / 612 m
1
43
31
42
7
18

活動詳細

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東北有数の温泉地として知られる『浅虫温泉(あさむしおんせん)』。陸奥湾を望む風光明媚な景観から、『東北の熱海』とも呼ばれているそうだ。そんな『浅虫温泉』の裏手にそびえ立つ一座が『高森山(たかもりやま、386m)』である。裾野は森林公園となっているほか、もちろん登山道もいくつかのコースが存在し、非常に歩きやすく整備されていることから多くの登山者に親しまれている模様だ。   一方、五月連休に入り4日目を迎えた筆者であったが、この日は行楽日和の好天に恵まれる様子で、登山に行かない手は無いというものだ。しかしながら、前日別の山に行った際は登山口まで自宅から片道3時間もの運転を強いられたこともあって、この日はあまり車のハンドルを取りたくない気分であった。どこか公共交通機関でアクセスしやすい山は無いものかと探していたところ、目に留まったのが上述の『高森山』だったという訳である。本峰への登山口は鉄道駅から歩いてすぐで、アクセスは極めて良好。また、下山後すぐに温泉に入れるのも魅力的だ。   かくして、この日の山行はこの『高森山』に決定。当日は朝から、予報通りの晴れ模様で、気持ちの良い山歩きに期待を高めつつ、列車に乗り込み出発だ。     <注意事項> ・後述の『道の駅ゆ~さ浅虫』の入浴施設には、石鹼や洗髪剤の備え付けが無いことに留意(フロントで購入可能)。

高森山・屋敷山 今回のスタート地点は、青い森鉄道『浅虫温泉駅』。その名の通り、『浅虫温泉』への玄関口である。
支度を整えたら、まずは写真左多奥に見える階段から跨線橋を渡って、線路の反対側へ。
今回のスタート地点は、青い森鉄道『浅虫温泉駅』。その名の通り、『浅虫温泉』への玄関口である。 支度を整えたら、まずは写真左多奥に見える階段から跨線橋を渡って、線路の反対側へ。
高森山・屋敷山 まずは駅裏手の住宅街を歩いて、登山口を目指す。道中、『淡嶋神社』という神社に立ち寄って山行の無事を祈願しておくこととした。
なお、地理院地形図にはこの先に続く登山道が記されているものの、周囲は藪に閉ざされていて踏み跡も見当たらず、廃道となっている模様である。
まずは駅裏手の住宅街を歩いて、登山口を目指す。道中、『淡嶋神社』という神社に立ち寄って山行の無事を祈願しておくこととした。 なお、地理院地形図にはこの先に続く登山道が記されているものの、周囲は藪に閉ざされていて踏み跡も見当たらず、廃道となっている模様である。
高森山・屋敷山 住宅街を抜け、麓の森林公園への入口へ。
今回は反時計回りに周回するコースを辿ることとし、まずは写真の分岐点を右側に折れ、『すすかわ口』という登山口を目指す。
住宅街を抜け、麓の森林公園への入口へ。 今回は反時計回りに周回するコースを辿ることとし、まずは写真の分岐点を右側に折れ、『すすかわ口』という登山口を目指す。
高森山・屋敷山 畑に囲まれた長閑な道のりを少し進めば、溜池の畔に『すすかわ口』が待っている。
靴ひもを締め直したら、いざ登山道へ進出だ。
畑に囲まれた長閑な道のりを少し進めば、溜池の畔に『すすかわ口』が待っている。 靴ひもを締め直したら、いざ登山道へ進出だ。
高森山・屋敷山 歩き始めは緩やかだが、すぐに若干の急斜面となる。ただし、歩きにくい所は特にないので、準備運動には丁度良い。
歩き始めは緩やかだが、すぐに若干の急斜面となる。ただし、歩きにくい所は特にないので、準備運動には丁度良い。
高森山・屋敷山 先程の斜面を尾根筋まで登り詰めると、その先の道は左右に分かれている。
写真右の案内標識には何故か記載がないが、『高森山』へは左方向(写真奥側)へ進むこととなる。
先程の斜面を尾根筋まで登り詰めると、その先の道は左右に分かれている。 写真右の案内標識には何故か記載がないが、『高森山』へは左方向(写真奥側)へ進むこととなる。
高森山・屋敷山 若干草をかき分けながら進むと、今度はさらなる急坂が待ち受けている。
こちらは少々滑りやすく、下りで通る場合や雨の降った後などは注意が必要と思われる。
若干草をかき分けながら進むと、今度はさらなる急坂が待ち受けている。 こちらは少々滑りやすく、下りで通る場合や雨の降った後などは注意が必要と思われる。
高森山・屋敷山 そののち、今回最初のピークとなる『馬場山(193m)』に到着だ。
山頂には三角点の他、麓のダムの関係施設と思われる中継局が建っているが、山頂標識等は見当たらず、また周囲の眺望も殆ど得られなかった。
そののち、今回最初のピークとなる『馬場山(193m)』に到着だ。 山頂には三角点の他、麓のダムの関係施設と思われる中継局が建っているが、山頂標識等は見当たらず、また周囲の眺望も殆ど得られなかった。
高森山・屋敷山 『馬場山』から再び急斜面を下り、引き続き尾根伝いに『高森山』を目指す。
写真は、道中に佇む『臥竜ノ松』。幹が写真左下から右下まで地面を這い、そこから斜め上に向かって大きくうねる、特異な姿がお分かりいただけるだろうか。
『馬場山』から再び急斜面を下り、引き続き尾根伝いに『高森山』を目指す。 写真は、道中に佇む『臥竜ノ松』。幹が写真左下から右下まで地面を這い、そこから斜め上に向かって大きくうねる、特異な姿がお分かりいただけるだろうか。
高森山・屋敷山 しばし歩くと、再び分岐点へ。他コースからの山路を併せたのち、いよいよ山頂直下への道程に入る。
しばし歩くと、再び分岐点へ。他コースからの山路を併せたのち、いよいよ山頂直下への道程に入る。
高森山・屋敷山 平坦な道もつかの間、山頂が近づくと最後の急坂が立ちはだかる。とはいえ足場はしっかりしているので、頑張って一歩一歩足を進めていけば、山頂はもう目の前だ。
平坦な道もつかの間、山頂が近づくと最後の急坂が立ちはだかる。とはいえ足場はしっかりしているので、頑張って一歩一歩足を進めていけば、山頂はもう目の前だ。
高森山・屋敷山 しかる後に、本日最大の目的地である『高森山』へ登頂だ。
山頂に置かれている社は、「見ざる、聞かざる、言わざる」の『三猿』を祭っているとのこと。
しかる後に、本日最大の目的地である『高森山』へ登頂だ。 山頂に置かれている社は、「見ざる、聞かざる、言わざる」の『三猿』を祭っているとのこと。
高森山・屋敷山 山頂周辺も木々に遮られているが、唯一南西側の木立が少し開けていいる。この日は天候に恵まれたこともあって、みなもの向こうに青森県の最高峰『岩木山(いわきさん、1625m)』の姿を見晴らすことが出来た。
山頂周辺も木々に遮られているが、唯一南西側の木立が少し開けていいる。この日は天候に恵まれたこともあって、みなもの向こうに青森県の最高峰『岩木山(いわきさん、1625m)』の姿を見晴らすことが出来た。
高森山・屋敷山 小休止ののち、山頂を後に。
まずはこれまでの道程を、先程の分岐点へ向け取って返す。
小休止ののち、山頂を後に。 まずはこれまでの道程を、先程の分岐点へ向け取って返す。
高森山・屋敷山 先述の分岐点からは北側に折れ、今度は往路と別の道を辿って下山の途に就くこととした。しばらくは高低差の少ない道程となる。写真は途中の小ピーク(266m)で、三角点らしきものも置かれている。
先述の分岐点からは北側に折れ、今度は往路と別の道を辿って下山の途に就くこととした。しばらくは高低差の少ない道程となる。写真は途中の小ピーク(266m)で、三角点らしきものも置かれている。
高森山・屋敷山 やがて登山道は西側へ折れたのち下り基調へ。
なお、この更に北側には『屋敷山(322m)』という山への登山道も続いているはずなのだが、そちらへの踏み跡らしいものは藪に覆われていて見つからなかった。
やがて登山道は西側へ折れたのち下り基調へ。 なお、この更に北側には『屋敷山(322m)』という山への登山道も続いているはずなのだが、そちらへの踏み跡らしいものは藪に覆われていて見つからなかった。
高森山・屋敷山 その後も順調に下り続けると、あずま屋の置かれた広場に出る。同所も『高森山』の登山口であり、この先は森林公園の遊歩道となる。
その後も順調に下り続けると、あずま屋の置かれた広場に出る。同所も『高森山』の登山口であり、この先は森林公園の遊歩道となる。
高森山・屋敷山 先程の登山口からは、引き続き遊歩道を辿って展望台を目指してみることにした。
まずはいったん、ベンチの置かれた小ピークを越えることとなる。
先程の登山口からは、引き続き遊歩道を辿って展望台を目指してみることにした。 まずはいったん、ベンチの置かれた小ピークを越えることとなる。
高森山・屋敷山 先述の小ピークを越えて、分岐を更に直進すると再び登り坂に。
写真のあずま屋を過ぎれば展望台はすぐそこだ。
先述の小ピークを越えて、分岐を更に直進すると再び登り坂に。 写真のあずま屋を過ぎれば展望台はすぐそこだ。
高森山・屋敷山 件の展望台からは、陸奥湾への見晴らしが抜群。階段を登りきった先に待っていた絶景に、思わず笑みがこぼれた。
件の展望台からは、陸奥湾への見晴らしが抜群。階段を登りきった先に待っていた絶景に、思わず笑みがこぼれた。
高森山・屋敷山 展望台からの眺め。向かって左側の島は『湯ノ島』。右側の島は『鴎島』。
写真奥には、津軽半島の対岸も写っているのだが、お分かりいただけるだろうか。
展望台からの眺め。向かって左側の島は『湯ノ島』。右側の島は『鴎島』。 写真奥には、津軽半島の対岸も写っているのだが、お分かりいただけるだろうか。
高森山・屋敷山 今回は前述の展望台でのんびりと昼食を摂っていく腹積もりで、レトルトカレーとアルファ米を用意していたが、風が強かったため断念し、先程のあずま屋まで下ってから調理することとした。
今回は前述の展望台でのんびりと昼食を摂っていく腹積もりで、レトルトカレーとアルファ米を用意していたが、風が強かったため断念し、先程のあずま屋まで下ってから調理することとした。
高森山・屋敷山 カレーで空腹を満たしたのち、再び出発。先の展望台付近からもいくつかの遊歩道が伸びているが、筆者は『浅虫温泉駅』に最も近い下山口を目指すこととした。
まずは南側の道へ進み、写真の分岐点を左側へ。
カレーで空腹を満たしたのち、再び出発。先の展望台付近からもいくつかの遊歩道が伸びているが、筆者は『浅虫温泉駅』に最も近い下山口を目指すこととした。 まずは南側の道へ進み、写真の分岐点を左側へ。
高森山・屋敷山 こちらの道は、小さな双耳峰状の丘を尾根伝いに超える形となるが、この丘は『ころび山』と呼ばれているそうな。
こちらの道は、小さな双耳峰状の丘を尾根伝いに超える形となるが、この丘は『ころび山』と呼ばれているそうな。
高森山・屋敷山 二つ目の小ピークを越えて少し下れば、木立が途切れて麓の住宅街に突き当たる。民家の裏手の土手をフェンス沿いに歩いて階段を下れば、無事に下山完了だ。
二つ目の小ピークを越えて少し下れば、木立が途切れて麓の住宅街に突き当たる。民家の裏手の土手をフェンス沿いに歩いて階段を下れば、無事に下山完了だ。
高森山・屋敷山 そののち、下山口から線路沿いに進むと、『浅虫温泉駅』への跨線橋はすぐそこである。
そののち、下山口から線路沿いに進むと、『浅虫温泉駅』への跨線橋はすぐそこである。
高森山・屋敷山 下山後は、『浅虫温泉』のいで湯へ。日帰り入浴の可能な温泉宿もいくつか存在する(駅の待合室に掲示あり)が、今回は駅前すぐの『道の駅ゆ~さ浅虫』に立ち寄っていくこととした。
本施設は5階に展望風呂を備え、陸奥湾の景色を楽しみながら入浴可能。のんびり山行の疲れを癒してから、帰途に就く筆者であった。
下山後は、『浅虫温泉』のいで湯へ。日帰り入浴の可能な温泉宿もいくつか存在する(駅の待合室に掲示あり)が、今回は駅前すぐの『道の駅ゆ~さ浅虫』に立ち寄っていくこととした。 本施設は5階に展望風呂を備え、陸奥湾の景色を楽しみながら入浴可能。のんびり山行の疲れを癒してから、帰途に就く筆者であった。

活動の装備

  • ニコン(Nikon)
    標準ズームレンズAF-SDXNIKKOR16-85mmf/3.5-5.6GEDVRニコンDXフォーマット専用
  • ニコン(Nikon)
    デジタル一眼レフカメラD7100ボディーD7100

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