【奥多摩】富田新道で雲取山、長沢背稜を一杯水まで周遊

2021.05.03(月) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 12
休憩時間
2 時間 20
距離
13.9 km
のぼり / くだり
1665 / 482 m
DAY 2
合計時間
6 時間 53
休憩時間
7
距離
22.3 km
のぼり / くだり
1203 / 2392 m
3
8
17
24
7
8
48
13
18
14
11
7
8
43

活動詳細

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連休の中日、雲取山へテン泊一泊二日、日原を起点に富田新道から雲取山荘を目指し、翌日はずっと歩きたかった長沢背稜を縦走し日原へ下山する周遊計画を立てた。 緊急事態宣言下でも奥多摩駅は山好きでごった返し状態。人気の鴨沢登山口を避け、東日原から延々2時間の林道歩きと急登2時間の富田新道(野人尾根)を経て、小雲取山直下で石尾根と合流、巻道で雲取山荘を目指して正解だった。 予想通りこの日、富田新道では下り数名以外は誰とも会わず。静かな山行となった。途中、雹が降る中、急登に耐えて雲取山荘に到着。テント100張はあった。奥多摩小屋閉鎖の影響や、山漫画の影響で奥多摩や奥秩父山域のテン場は需要に供給が追いついてない。そんな中、頑なに幕営料金を500円と格安な雲取山荘、恐れ入った。 テント設営後、雲取山ピークへ。寒いのですぐ引き返す。 翌日は快晴。長沢背稜、歩きごたえのあるいい道だった。もっと知られればいいなと思う。 全般的に歩きやすい道。頂上直下のアプローチや山頂の雰囲気がいい酉谷山、きれいで眺望がいい酉谷山避難小屋も気に入った。また個人的に真っ黒クロスケ展望台と名付けた場所もまた来たい。(縦走路の東京都管理標識#19-120の向かい) 長沢背稜は東京都と埼玉県の境界線でもあり、奥多摩では最深部。台風の影響で多くの登山道が通行止めとなっており、アクセスの悪さに拍車をかけている。最深部を歩くには現状日帰りは困難だと思う。 長沢背稜の良さを堪能でき満足。

雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 奥多摩駅で東日原行きバスを待つ。向かいのバスは雲取山メイン登山口の鴨沢行き。連休中日、緊急事態宣言下でも大勢の山好きが集結。
奥多摩駅で東日原行きバスを待つ。向かいのバスは雲取山メイン登山口の鴨沢行き。連休中日、緊急事態宣言下でも大勢の山好きが集結。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 途中の川乗橋では、川乗山に登る人が大勢降りた。終点東日原で降りたのは私を含めて数名だった。
途中の川乗橋では、川乗山に登る人が大勢降りた。終点東日原で降りたのは私を含めて数名だった。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 稲村岩。稲村岩尾根は依然として通行止め。開通の見通し立たずとの噂も。あの急登で鷹ノ巣山を登れないのは残念。
稲村岩。稲村岩尾根は依然として通行止め。開通の見通し立たずとの噂も。あの急登で鷹ノ巣山を登れないのは残念。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 今回選んだ富田新道へのアプローチは東日原から林道約8kmを延々と2時間近く歩く。それなりに標高を上げていくので地味に体力を奪われる。
今回選んだ富田新道へのアプローチは東日原から林道約8kmを延々と2時間近く歩く。それなりに標高を上げていくので地味に体力を奪われる。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ようやく山道に分岐。ここから一気に吊橋まで下る。
ようやく山道に分岐。ここから一気に吊橋まで下る。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 吊橋を過ぎしばらく登ると道標。ここを右折して九十九折の急坂をあがると、右手が富田新道。左手は現在通行止めの唐松谷林道の分岐に着く。唐松谷林道は林道と言っても沢沿いの山道。以前に歩いたことがあるが七ツ石山直下のブナ坂へ行ける。
吊橋を過ぎしばらく登ると道標。ここを右折して九十九折の急坂をあがると、右手が富田新道。左手は現在通行止めの唐松谷林道の分岐に着く。唐松谷林道は林道と言っても沢沿いの山道。以前に歩いたことがあるが七ツ石山直下のブナ坂へ行ける。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 延々と2時間近い急登が続いた。ひたすら我慢。
延々と2時間近い急登が続いた。ひたすら我慢。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 鷹ノ巣山の稲村岩尾根や保仁田山の大休場尾根並の急登。
鷹ノ巣山の稲村岩尾根や保仁田山の大休場尾根並の急登。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 昭和登山文化の残渣。昔はポイ捨てありありだったらしいが、鉄缶は錆びて無くなるからまだまし。ペットボトルは永遠に残る。不思議と八ヶ岳エリアでは見かけない。山小屋関係者の整備が行き届いているから?
昭和登山文化の残渣。昔はポイ捨てありありだったらしいが、鉄缶は錆びて無くなるからまだまし。ペットボトルは永遠に残る。不思議と八ヶ岳エリアでは見かけない。山小屋関係者の整備が行き届いているから?
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 白いものが落ちてくる。何だと思っていると雹だった。上空は相当な寒気が入っている。あとで知るが、北アの槍ヶ岳や、八ヶ岳の赤岳で悪天候による遭難死があったと知る。2,000mにあとわずかの雲取山周辺でも雹が落ちるくらいなので推して知るべし。
白いものが落ちてくる。何だと思っていると雹だった。上空は相当な寒気が入っている。あとで知るが、北アの槍ヶ岳や、八ヶ岳の赤岳で悪天候による遭難死があったと知る。2,000mにあとわずかの雲取山周辺でも雹が落ちるくらいなので推して知るべし。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 野人のカシラというピーク。野人尾根の最高部とも言える。
野人のカシラというピーク。野人尾根の最高部とも言える。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 歩きやすい野人尾根。
歩きやすい野人尾根。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 小雲取山直下で石尾根縦走路と合流。
小雲取山直下で石尾根縦走路と合流。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 雲取山をパスして巻道で雲取山荘を目指す。連休中のため幕営場所の確保が先と判断。雲取山は幕営後に登る。
雲取山をパスして巻道で雲取山荘を目指す。連休中のため幕営場所の確保が先と判断。雲取山は幕営後に登る。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 雲取山荘が見えた。
雲取山荘が見えた。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 鯉のぼり。
鯉のぼり。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 遥か彼方に東京都心がうっすらと見える。
遥か彼方に東京都心がうっすらと見える。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 今回歩いた富田新道は、雲取山荘初代管理人 鎌仙人こと富田治三郎氏が切り開いた野人尾根から最短時間で下界に下れる新道。下りは確かに最速でバス停に下れる。登りはどうかな?
その富田氏のレリーフが雲取山直下の登山道から外れたこの先にあるのだが見つけられず。
今回歩いた富田新道は、雲取山荘初代管理人 鎌仙人こと富田治三郎氏が切り開いた野人尾根から最短時間で下界に下れる新道。下りは確かに最速でバス停に下れる。登りはどうかな? その富田氏のレリーフが雲取山直下の登山道から外れたこの先にあるのだが見つけられず。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 幕営後、雲取山へ。富士山は上半身は露出NGだった。寒いのですぐに山荘へ戻る。
幕営後、雲取山へ。富士山は上半身は露出NGだった。寒いのですぐに山荘へ戻る。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 幕営地は雲取山荘からだいぶ下った場所。雲取ヒュッテ跡はすぐそば。100張はあった。自分のテントはアライのゴアライズ1人用だが、最近はテントが大型化している。皆さん平坦な場所に設営したいことと、テントの大型化がテン場の混雑を助長しているのかも。
幕営地は雲取山荘からだいぶ下った場所。雲取ヒュッテ跡はすぐそば。100張はあった。自分のテントはアライのゴアライズ1人用だが、最近はテントが大型化している。皆さん平坦な場所に設営したいことと、テントの大型化がテン場の混雑を助長しているのかも。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 奥多摩小屋閉鎖のため、テン泊できる場所が少なすぎる。混雑でもこの幕営料金は良心的。
奥多摩小屋閉鎖のため、テン泊できる場所が少なすぎる。混雑でもこの幕営料金は良心的。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 翌朝、朝日とともに出発。
翌朝、朝日とともに出発。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 雲取ヒュッテ跡。この敷地内に幕営している人もいた。
雲取ヒュッテ跡。この敷地内に幕営している人もいた。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 テン泊装備でも地下足袋。
テン泊装備でも地下足袋。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 朝日に映える大ダワ。
朝日に映える大ダワ。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 今日は長沢背稜を一杯水小屋までロング縦走。
今日は長沢背稜を一杯水小屋までロング縦走。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 いよいよ未踏破の長沢背稜へ分岐。三ツドッケまで行きアカズス尾根で日原へ下山。
いよいよ未踏破の長沢背稜へ分岐。三ツドッケまで行きアカズス尾根で日原へ下山。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 出発時は氷点下の気温だったが、体が温まれば上着は不要。
出発時は氷点下の気温だったが、体が温まれば上着は不要。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 振り向けば、雲取山。また来ます。
振り向けば、雲取山。また来ます。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ところどころに崩壊地あり。歩行は問題なし。
ところどころに崩壊地あり。歩行は問題なし。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 長沢山。東京都管理の山にはどっしり豪勢な山頂標識。
長沢山。東京都管理の山にはどっしり豪勢な山頂標識。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 水松山。ここも東京都管理だが、控えめな山頂標識。
水松山。ここも東京都管理だが、控えめな山頂標識。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 ヘリポート。両神山が見える。
ヘリポート。両神山が見える。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 右手は天祖山、左奥は鷹ノ巣山。天祖山は石灰岩の採掘で無残な姿。秩父の武甲山と同じ。
右手は天祖山、左奥は鷹ノ巣山。天祖山は石灰岩の採掘で無残な姿。秩父の武甲山と同じ。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 酉谷山。そこそこ眺めがあり、気持ちいい山頂だった。ここが奥多摩最深部の山。ついに踏破。
酉谷山。そこそこ眺めがあり、気持ちいい山頂だった。ここが奥多摩最深部の山。ついに踏破。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 鹿と遭遇。まったく逃げない。おかげ様でいい写真が撮れた。
鹿と遭遇。まったく逃げない。おかげ様でいい写真が撮れた。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 酉谷山避難小屋。コロナのため使用自粛の張り紙あり。水場は使用不可。
酉谷山避難小屋。コロナのため使用自粛の張り紙あり。水場は使用不可。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 清潔な小屋。いつか泊まってみたい。
清潔な小屋。いつか泊まってみたい。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 トイレもきれい。
トイレもきれい。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 酉谷山。きれいな山容。
酉谷山。きれいな山容。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 桟道が多い。眼下には昔の桟道が折り重なっている。それだけ風雨による崩壊が進んでいる証左。
桟道が多い。眼下には昔の桟道が折り重なっている。それだけ風雨による崩壊が進んでいる証左。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 なぜか真っ黒クロスケ。この張り出した岩場が絶景を拝める天然の展望台だった。
なぜか真っ黒クロスケ。この張り出した岩場が絶景を拝める天然の展望台だった。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 真っ黒クロスケ展望台からの絶景。小さいが鷹ノ巣山の後ろに富士山も見える。
真っ黒クロスケ展望台からの絶景。小さいが鷹ノ巣山の後ろに富士山も見える。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 今日最後のピーク天目山。ここから蕎麦粒山や川乗山、保仁田山を通り奥多摩駅へも行けるが、さらに遠い道のり。
今日最後のピーク天目山。ここから蕎麦粒山や川乗山、保仁田山を通り奥多摩駅へも行けるが、さらに遠い道のり。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 今日は富士山がきれい。右手前は鷹ノ巣山。となると、あとはなすび。
今日は富士山がきれい。右手前は鷹ノ巣山。となると、あとはなすび。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 天目山(三ツドッケ)直下にある一杯水避難小屋。
天目山(三ツドッケ)直下にある一杯水避難小屋。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 一杯水避難小屋も清潔できれい。
一杯水避難小屋も清潔できれい。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 一杯水避難小屋から徒歩数分の水場は水チョボチョボ。期待できない。
一杯水避難小屋から徒歩数分の水場は水チョボチョボ。期待できない。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 一杯水避難小屋からヨコズス尾根を下る。落ち葉で足元がわかりにくい。左手は滑落したら100mは落下。唯一、気を抜けない区間。
一杯水避難小屋からヨコズス尾根を下る。落ち葉で足元がわかりにくい。左手は滑落したら100mは落下。唯一、気を抜けない区間。
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 東日原バス停に戻った。
東日原バス停に戻った。

活動の装備

  • その他(Other)
    力王 ファイター 12枚 地下たび
  • ライペン(RIPEN)
    ゴアライズ1
  • マムート(MAMMUT)
    SOFTECH TREKKERS PANTS MEN
  • ファイントラック(finetrack)
    ドライレイヤー スキンメッシュT
  • モンベル(mont-bell)
    コンパクトヘッドランプ
  • プリムス(PRIMUS)
    153ウルトラバーナー
  • サーマレスト(THERMAREST)
    リッジレストソーライト
  • グレゴリー(GREGORY)
    Z40

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