活動データ
タイム
13:41
距離
22.8km
のぼり
1744m
くだり
2491m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るもののけ姫に登場する「太古の森」とは世界自然遺産に登録されている屋久島の事である。 照葉樹林の原生林が、樹齢1000年以上の屋久杉を始め数多く現存している。 そのどれもがやたらデカく育っていた。 中でも、樹齢3000年の紀元杉、樹齢7200年の縄文杉などは目を見張るものがある。 今回、淀川登山口から白谷雲水峡の縦走としたが、その距離に対してやたら時間が多くかかっている。 参考にさせていただいたレポもみなそうなのだ。 何故かと思っていたが、行って見て納得した。 とにかく歩いていても見どころが多過ぎて、足止まりまくり撮影しまくりな訳だ。 道理でやたら時間かかると思った。 結果だけ見ると計画通りに山行出来たようにみえるが、現実は結構ギリギリの綱渡り状態だった。 予定プランはこうだ。 5月1日18時、谷山港を出港した私たちは船泊して2日7時に屋久島宮之浦港に着岸した。 行動としては、この日は湯泊、海中温泉で秘湯体験した後、淀川登山口に移動、 入山して一つ目の淀川小屋で宴会泊 3日淀川小屋から宮之浦岳他いくつかピークハントしつつ下山付近の白谷山荘に泊まり 4日7時に白谷雲水峡の登山口からタクシーで宮之浦港へ移動8時10分発のフェリーはいびすかすで14時40分に谷山港着。そこからデポしていたマイカーで志布志港へ急ぎ、17時55分発の「さんふらわあ」で豪華船泊帰阪する。 現地3日の充実プランである。 と完璧に見せつつ、その実プランがあまりにもざっくりし過ぎている。 そもそも移動手段が無計画 宮之浦港に降り立った私たちは、そもそもどのバス停で待てばいいのかすら分からない。 着いてから聞けばいだろう・・と思っていたがこの時間にはバスターミナルの建物すら閉まっていた。 既に何台かのバスがそれぞれの行き先へと出発し同じように下船してきた大勢の乗客たちは30分もしないうちに1人も居なくなり私たち3人のみがポツリと取り残されていた。 ここから目的の温泉までは路線バスで行けることは解っていたので、大事なのは温泉から「淀川登山口までの移動手段」と下山場所の「白谷雲水峡から宮之浦港までの移動手段」である。 島に3つあるタクシー会社に電話するも既に予約でいっぱいと断られる。 確かに今はGW真っただ中である。 そしてここ屋久島に来てる人はかなり前から綿密な計画をし、全ての移動手段に必要な手配等は事前に済ませているのが当然なのだ。 私たちのように、「GWは東北に行くべ」って言ってたヤツが「ん~、なんか天気悪そうだから九州に変えるか?」と直前に予定変更したようなヤツがそう簡単にタクシー確保など甘いわ!! いきなりの洗礼である。 しかし、運よく一つのタクシー会社で下山時の港までのタクシーを確保することが出来た。 乗客を乗せて登山口まで運んだ後の「戻り空車」分をGETできたのだ。これで帰りは何とかなりそうだ。 暫くそんな事をやっていたら次のバスが来た。 運転手に「湯泊」って所まで行きたい、告げると「そっちの大川の滝行のバス停だよ」と教えてくれた。 マジか??ついさっき出て行ったばっかじゃねぇか( ̄▽ ̄;) ここに来た人のほとんどは登山口に行くからなのか、「湯泊に何しに行くんだ?」と運転手が聞くので「もちろん温泉入りに」と答えると「はぁ??温泉って・・・」と不思議がっていた。 温泉目指すのがそんなに変なのか??「なんで?」と聞くと、「俺は家が湯泊なんだ」という。 そりゃ彼にとっては珍しくもないわな。 そんなやり取りの後、またしばらく待って次のバスに乗り込む。 湯泊バス停で降りるとちょうど目の前にコンビニが有った。 いや、コンビニとはいってもここは島である。ようするにずっと昔に有った小売店ってヤツ。しかし雑貨類、ドリンク、ちょっとしたパンやカップ麺などの食料、タバコなどなど、置いてる内容はまさにコンビニである。 私たちは買ったご当地カップ麺とビールなどを持って温泉へ・・ 海面とほぼ同じ高さの温泉に浸かりながら乾杯~~カップ麺も美味いわ! その後、干潮時ににしか入れないことでも知られる「平内海中温泉」も堪能しいよいよ淀川登山口へ移動する。 調べると「尾ノ間」という場所にタクシー会社が有るらしい。とりあえずそこまでバス移動してからタクシーで登山口に行くか・・ 「次下ります」ボタンを押して下りる用意をしかけた時、バス運転手が「ここからタクシーで行くの?無いよ」と言う・・ え?無い?? ここのタクシー会社は安房の会社の出張所的な存在らしく、車は安房から来るんだと。なのでこの場所に車が無い以上ここで降りても無意味らしい。 で、淀川登山口へ続く「紀元杉行のバスに乗るのが本命だとの事なのだが、このバスが少し前に最終を逃してしまっていたのだ。私たちはバス運ちゃん曰く、登山口への分岐点近くの「牧野バス停」でタクシーを呼んだ方がいいとの事だったので、そこで降りて3社あるタクシー会社に電話するも全て予約いっぱいで空きが無いとの返事。 マジか??バスもタクシーも無い状態。ここから歩くにはなかなか遠いぞ・・ しかし他に手は無い、とりあえず歩くしかないか??と半ば諦め気分で目の前のパン屋兼お弁当屋さんで食料調達していた時。 仲間の「トレランマン」から車見つかった!との声が・・ 彼は、手あたり次第の車に声をかけヒッチハイクをお願いしていたのだ。 ヤッター!!!とばかりに車に乗り込む。登山口までは図々しすぎると思い「屋久杉ランド」までとお願いしていたのだが、「せっかくなので紀元杉見に連れて行っちゃろ」と親切なお言葉。 で、戻るのはどうするんだ?というので、「淀川登山口から縦走するので帰りの心配は無いです」というと、 紀元杉見た後に結局登山口まで連れて行ってくれた。 実際、登山口までは車で走ってもかなりの距離で、これを歩いてたかと思うと正直ゾッ~とした。 ほんと、いい人に巡り合えてよかった~~。 山行に関してはキャプションで。 白谷雲水峡に下山してくると、ちゃんとタクシーが待っていてくれた。 もし、居なかったら帰る手段を失うところだったので、車を見てみんなでホッとする。 朝が早いので屋久島で土産を買うことは叶わなかったが、港近くのホテルでビールだけはGETして帰りのフェリーに乗り込む。行きの時と違い空いていた。 谷山港に着いて、そのまま志布志港へと車を走らせ、次は「さんふらわあ」である。その豪華さは「はいびすかす」とは比べものにならん。雑魚寝部屋ですらカードキー付きで1人づつ仕切りカーテン、マット付き寝具完備で寝心地最高だった。 と、まあダラダラと小学生の夏休み宿題のような稚拙な作文になっしまい落とし所も見失ってしまったが、もう取り戻しつかないのでこれにておしまい。
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