俺とビールと三石山

俺の職場での口癖『ビールどお〜』から始まって、お山の話をタラタラ〜で、ウザイおっさん化現象に歯止めがかからない。 このままでは職場のYAMAPグループで楽しく過ごしている人生未来予想図から滑落。 独りぼっちで職場内遭難ってことを切実に感じています。 そんな中、職場の山友&今回幹事のS（以下Sと称する）から突然予期せぬお誘いがあった。 Sは大のビール愛好者、昨年俺を山に誘ってくれた内の１人です。 S『GWに山どうですか。コミュニケーション図りませんか。』 そこで総明な俺は直ちに【コミュニケーション図る】の文字を【謀る】と推測、で、この時、直感が走ったね。いつも俺の直感はなかなか当たらないが、今度はもう間違いなし、ほぼ100点満点、確信したわ。 『ビールごっちゃんになります』って声が聞こえたネ。 みんなの考えはこれ、そしてビールコミュニケーションネットワークを目指す俺の目論見と一致するので嬉しいことだ。 そうと決まれば、山行後、憧れの西成あいりん地区でのホルモンツアーを推薦すると、一同、大いに食らいついてきた。 前菜は、西成暴動事件、泥棒市場、１００円弁当、コロナ無し伝説❶など豊富な話題で、食いつき良好、一気にお山の大将の座を掴んだ。４月中頃の話である。 【❶コロナ無し伝説とは】 もともとロックダウンした街で、外から人が入ってこない。 すきま風ハウスに住んでいるため換気設備が整っている。 いろいろな病気を経験しているので、コロナもビビって寄ってこないらしい❓ そして今日、俺のザックにはみんなの期待とお山の大将の称号が息を潜めている。コロナによる緊急事態宣言により、店は酒類が販売できない。しかし、みんなの期待を裏切らない為、いや、良いカッコする為あえて苦難の道を選んでしまった。 『大馬鹿だった❗️』　 ビール＋氷＋おやつでザックはパンパン、俺の体のパーツは悲鳴を上げている。 👣『俺お前の脚長年やってんねんけど、一言ええか。』 🌸『なんやねん、喧嘩ごしで・・・』 👣『お前、登山、行き出してから俺👣の使い方、荒ないか、なんでお前、今日はデブやねん、メチャ重たいけど💢』 🌸 『緊急事態宣言で、西成ビールプランが消滅💦それなら担いで登って、みんなビビらしたるねん。カッチョーイィオッサンの宿命なのだ🉐』 👣『緊急事態宣言って、・・・お前が山、行く毎にドツボ踏むから、俺、いつも緊急事態宣言発令してんねん、ボケ💢　脚止めたろかほんま〜』 🌸 『もう少しでてっぺんや、澄み切った空気感、見渡す眺望、みんなからは歓喜と称賛、それで俺🌸もお前👣も幸せいっぱい〜気持ちイ〜〜〜　まぁ〜帰ったらサロンパス貼ったるわ㊗️』 で、てっぺん登頂　 🔜🔜　見渡す限り木🌲しか見えない。 🔜🔜　日当たり悪く５月なのに震える寒さ。 🔜🔜　ザックの中　お・披・露・目。 🔜🔜　一同大いに違った意味でビビると同時に沈黙。 S『🌸さん、緊急事態宣言のおり、我々普通の社会人は🌸さん予定のビールコミュニティの中止は、もとより当然と承知しています。 本日はビールなしレクレーションと周知して参加されているので🌸さん以外は皆さん最寄駅まで車です。したがって、冷菓子のみ頂きます』 🌸『俺の直感では、皆んなビーーール飲みてェーーって声が聞こえたんだが、幻聴か❓』 S『🌸さんに声かけたのは、ごらんの通りなにも特徴のない山なので、何か面白いことやってくれるんじゃないかと・・で、とっても期待どおりでした。』 なんということでしょう。お山の大将どころか、クズオヤジの称号をいただいたようですね㊗️ このまま、ビールを飲まず、重たいままのザックでの下山は一種の拷問です。 そして、この時、ビールを飲むことができるのは、私以外では、車同乗者の一人だけです。 で、二人で一気飲み大会を試みました。 🍺プファァァァ〜　予定が大いに狂いましたが、私自身ビール飲み放題状態で上機嫌、ザックも軽くなり下山は千鳥足で走ることができました。 思い描いた、ビールコミ二ュケーションはまだまだ先のことと感じます。 今回一番ショックだったのは❗️ 『俺の直感はまったく当たらない😭かつ、谷底までスベリまくった事ですね🥶』