活動データ
タイム
07:06
距離
22.6km
のぼり
1533m
くだり
1535m
活動詳細
すべて見るこれまで歩いた脊振山系への沢沿いの登山道と少し異なるが,今回のルートは水のありがたみがよくわかるコースだと思う.蛤岳からの水はもともと福岡藩側那珂川上流に大野川に流れていた.一方佐賀藩側の田手川下流域では夏場の水不足が深刻化,鍋島藩家老成富兵庫茂安は佐賀藩側に導水するため,大野川上流に溜池を築堤.そこから田手川上流の坂本川まで,蛤岳周囲を囲むように1260mの水路を完成させた.これが蛤水道である.(土木学会の説明看板より抜粋) 一方,2016年に完成した五ケ山ダムは福岡県那珂川市,二流河川那珂川水系那珂川上流に建設されたダムである.那珂川支流の大野川からも注ぐ. 蛤岳は背振全山縦走した際に一度登頂した.その時は蛤水道沿いを少し歩いただけでここから先に蛤水道の始まりがあるという取りつきを教わっただけ源流地を見なかった.夏になると水路沿いは草やぶに覆われていきにくくなるという言葉を思い出し,草丈が伸びる前に蛤岳と蛤水道を周回しようと考えた. スタートをどこにするか.駐車できる場所は色々な本で調べると坂本峠,七曲峠の路肩にありそうだ.しかし!私が確実に駐車できる場所は・・・・・グリーンピア那珂川だ.(笑)グリーンピア那珂川から七曲峠までロードを歩き,九州自然歩道沿いに坂本峠を経て蛤岳へ.周回したあとは坂本峠からロード歩きで五ケ山ダムを経てグリーンピア那珂川へ戻る.ちょうど五ケ山ダムをぐるりと囲んで歩くコースになった.七曲,坂本峠から蛤岳までは高低差も少なくので距離は長くても歩きやすい.海鳥社発行の背振徹底調査の本にも子供連れでもOKと書いてある.蛤岳山頂でちょうどお昼にいい時間になり,お弁当を広げたら次々と人が集まってきた.ラーメン食べたい!と元気いっぱいの子供連れファミリー,お花探ししながらの年配のお二人連れ.緩やかな縦走路ではトレランの方と何人もすれ違ったり追い越されたり.七曲~蛤岳の距離は長いが楽しい自然歩道歩きだった.そして今回のハイライトは蛤水道.昔から水の確保は死活問題だったんだなと再認識.人間にとって水は欠かせないものだけに大切にしなければと改めて思った.週末は天気が悪くて山に行けないなんて文句言ってはいけないなぁと.これから田植えなどで水は大量に必要だから雨が降ってもらわないとこまるのであった・・・.五ケ山ダムの水量の少なさにびっくりしてしまった.
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