活動データ
タイム
06:19
距離
10.5km
のぼり
944m
くだり
945m
活動詳細
すべて見る山好きMiさんと、密を避けられる1泊2日のテント泊を明神平で、と画策していたが、日程と天候の折り合いが悪く、日帰り登山とあいなった。目指すは霊仙山。鈴鹿山脈の最北部、滋賀県の東の端で、もう少しで岐阜県という場所である。 早朝6:30、小生の車にMiさんを乗せると一路霊仙山を目指す。京滋バイパスから名神高速の彦根ICで降り、廃村今畑登山口へ。8:20頃、既に駐車場は車だらけ。道路の脇にも車、あっちの空き地、こっちの広場、全て車で埋まっている。やっとこさ駐車できるスペースを見つけることができた。 登山口で田中陽希の真似をして「よろしくお願いしまーす!」と大きな声で山に挨拶する。急登とは言えないがしっかりした登り道が続く。笹峠で小休止。ここからがいよいよ霊仙山のお楽しみゾーン、恐竜の骨のようなカルスト地形の急登が始まる。石灰岩の石柱カレンフェルト、大きいもの小さいものがゴロゴロ転がっている。それらが生えている地面は粘土質で登山靴がずるりと滑りそうになる。しかも相当な急登だ。神経を使うが、今日はなんせ天気がいい!疲れも吹っ飛ぶ眺望のオンパレード。少し登るだけで南側には御池岳、藤原岳、竜ヶ岳の鈴鹿山脈の明峰たちが望める。更に高度を上げると西側には、ドーンと琵琶湖が横たわっている。これだ!これが霊仙山だ。登るごとに高揚感に包まれる。 眩しい陽射しの一方で、稜線は強い風が吹いている。うっかりすると身体が煽られる。5月だというのに指先が冷たくなる。琵琶湖側からの北風が強いせいで、森林限界が低いところにあるのかも知れない。 霊仙山最高点1094mを経て霊仙山三角点1084mで昼ごはんにする。北側正面に伊吹山が座っている。いつ見てもゴツい山容、存在感のある奴だ。それにしても腹が減った!バーナーでラーメンを作るのだ。強風を避けられる場所を探す。Miさんが絶好ポイントを見つけた。突き出た石と石の間に、ちょうどバーナーが2基おけるスペースがある。Miさん小生それぞれ、沸騰させた湯にマルタイ棒ラーメンを投入。持参した茹で卵も丸々1個入れて温める。いい感じに麺がほぐれたところへ焼き豚と紅しょうがをトッピング。ビュービューと風が吹く中、熱々のとんこつラーメンをいただく。これが美味く無い訳がない。食後にMiさんから「Melon de melon」のメロンパンの差し入れ。小生からLAWSONのフルーツタルト。ホットカフェオレと一緒にいただく。余は満腹じゃ! 反時計回りに下山。経塚山、お虎ヶ池、お猿石、汗拭峠へ。ここから沢沿いの道を下り落合から廃村今畑に戻った。心配していたヒルが出ることもなく、最高の山歩きとなった。 駐車場に戻って来たのが14:45。あれだけ車だらけだった場所ががらーんとしている。皆さん早いですなー。靴の泥を落としたりして車に乗る準備をしていると5-6人のパーティが我々とは反対側の道からやって来た。聞くと霊仙山ではなく、反対側の鍋尻山に登られたんだとか。鈴鹿山脈の山が見渡せる穴場の山だそうだ。 帰宅前に、名だたる清水である醒ヶ井の清水に立ち寄ることにした。西行水に十王水。地蔵川の透明な水に水草の緑が映えている。バイカモである。残念ながら白い小さな花は拝めなかったが、透き通った小川は見ているだけで気持ちが良くなった。 米原ICから名神高速に乗る。多賀SAで小休止。ソフトクリームバニラ300円也。実家への土産には、作りたてのおはぎを求める。充実した山歩きの1日だった。テント泊は次回のお楽しみにしよう。
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