約2ヶ月振りの雪山は大雪渓で撃沈の巻😢

2021.05.03(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 39
休憩時間
1 時間 13
距離
8.8 km
のぼり / くだり
972 / 978 m

活動詳細

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✡️前書き 暫く振りに登山を再開しようとしたゴールデンウィークは天気が悪く非常に残念な結果と相成りました😭 1日から2泊で予約していた北穂高岳は30日に諦め、5月下旬に行こうとしていた白馬山荘はゴールデンウィークの後一旦小屋締めするとの事で4日に予約していました。 ところが、天気が3日と4日が晴れ予報に変わったので改めて予約をして3日から白馬に入ることにしました。 直前で計画を作成するとヤマップでは大雪渓は立入禁止になっていました。 予約の時大雪渓から入ることは告知しましたが、何も言われませんでしたが? 更に調べるとどうやら昨年の秋から雪不足の為融雪により立入禁止となっていたようですが現在はその規制が削除されているようです? 一応確認のため予約センターに電話すると既に時間外で繋がらない😅 また、レポを確認すると2日に登られた方がラッセルが大変で途中で撤退したとの事。 此れで行くかどうか迷いに迷いましたが気持ち的にはほぼ断念する方向で取り敢えず仮眠💤 何度か目が覚めましたが、1時半の段階で今出発すれば8時頃到着し、6時間あれば登れるので、トレースも期待できることも考慮し、取り敢えず現地まで行ってから判断することに決心し2時に自宅を出発。 ところが、白馬に近づくと車のナビが作業の為通行止区間があるとアナウンス😱❕ 確認すると二股の所に通行止マークが。もしかして除雪か? 二股から歩いたら少なくても1時間半以上はかかるのでとても山荘には辿り着かない😭 仕方がないが取り敢えず二股まで行って確認することに。 二股に到着すると道路が工事中ではあるが通行は出来たので一安心で猿倉へ。 猿倉には7時半頃到着すると駐車場整理の方もいて40台位は車があり更に一安心で登山を最終的に決心。 ✡️登山編 準備を整え猿倉の登山指導所で登山届を提出した時に2~3日前に山荘に予約をしていた人が時間になっても到着せず遭難騒ぎになって捜索活動があった話は聞きましたが、立入禁止の話はありませんでした。鑓温泉の方も問題ないようです。 8時に登山を開始しましたが、猿倉の登山口から雪はしっかりありました。 2年前は5月の下旬に登りましたが、流石に今の時期は雪が多いですね。 また、時間が遅いためか雪質的にはツボ足でも問題なさそうなのでそのままで進みます。 しかし、天気は晴れ予報なのに雲が多めです。そのうち晴れるだろうと楽観的に考えて先ずは白馬尻を目指します。 そして、白馬尻まで到着すると目の前には大雪渓に大規模な雪崩があったことを物語るデブリが広がっていました😱❕ 此処で踏み抜き対応のため持ってきたスノーシューを使うか迷いましたが、デブリの中も進んでいるようなので、アイゼンにしました。 再び雪渓を登り始めると上から降りてくる人がいたので状況をお伺いすると、上の方は風が強くて撤退されてきたそうです。しかし更に上を目指す人も何人かはおられたそうです。 私は取り敢えず風が強かったという所までそのまま進んでそこで状況判断することに。 途中から風が強まり雪煙も舞はじめてきました。晴れ予報でゴーグルを置いてきたのを悔やみました。 デブリで風避けをしていた3人グループの方は此処で撤退するようです。 私はそのまま先に進みましたが、まもなくソロの男性が山より命が大事と言って撤退されていきました。 その後も降りてくる人に話をお伺いしましたが皆さん撤退をされてきた人ばかりでした。 天気は良くなるどころか段々悪くなる一方でホワイトアウトになることも😭 何処が晴れなんだー💢💢💨と思ったのは私だけではありませんでした。 晴れだから来たのにと一緒に登っている人も言っていました。 段々私の回りは人が少なくなってきて、二人組が1組とソロの男性が二人しか残っていませんでした。 更に先行されている人の状況は分かりませんが、上から降りてくる人は撤退者のみです。 一緒に登っているうちの一方は、地元の方だそうですが、登山をするため東京から移住されたそうです。 冬はスキーの方が多いそうですが、今回の初めての白馬登山に備えて、唐松岳を3回登って準備されてきたそうです。 何度か撤退を考えながら、全層雪崩の破断面と思われる地点まで辿り着きました。此処で岩室までの到着予想時間を改めて確認すると前回確認した時より、20分遅れの12時40分頃となっていました。撤退する場合2時間半位は必要なので遅くても14時には決心しなければなりません。そこで地元の方と相談して取り敢えず13時半まで行けるところ迄行って決心することに。 しかし、破断面と思われるところは何時も以上に急斜面になっており、更に吹雪が強くなって直ぐ前の人のトレースさえ直ぐに書き消され、滑ってなかなか進むことが出来ないため2186m地点で撤退を決心し、地元の方と下山することに。 二人組ともう一人のソロの方は更に登って行かれました。 下山はあっという間でしたが、白馬尻に近づくと踏み抜きが酷くなり、私はスノーシューに履き替えました。 白馬尻では下から遭対協の方が2名登ってこられたので現状をお伝えしましたが、デブリの大きさには驚かれていました。 引き続き下山すると突然雷の大きな音が。これは下山して本当に正解でした。 その後暫く鳴らなかったので、もしかして雪崩れか?と話しましたが、猿倉山荘手前でまた雷音がしたのでやはり雷のようです。 最後の最後に猿倉山荘直前でルートを外れて変なところから降りてしまったのはご愛嬌で😁 猿倉山荘に到着した時は雪からみぞれに変わってずぶ濡れ状態でしたが、無事下山出来たので不幸中の幸いでした。 地元の方もヤマップの便利な機能を知り、今までレポを見るだけでしたが有料会員になるとの事でしたので、お互いフォローしあってから駐車場でヤマッパーヨナさんとお別れしました。 ✡️まとめ 今回は改めて山の天気は気紛れであると言うことを痛い程思い知らされました。 また、装備的にも全く頭になかったゴーグルと冬用の手袋が必要な場面がありましたので、3000m級の山は6月まで冬山であることを思えば、天候が崩れた時に対応出来る準備も必要であると考えさせられる山行でした。

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