石楠花と吹雪の甲武信ヶ岳

2021.05.02(日) 日帰り

活動データ

タイム

09:32

距離

14.6km

上り

1707m

下り

1710m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 32
休憩時間
1 時間 31
距離
14.6 km
上り / 下り
1707 / 1710 m
9
10
8
7
12
3 13

活動詳細

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先日の金峰山でチェーンスパイクの調子も確認できたことだし、「アイスバーンあり」の甲武信ヶ岳も恐るるの足らず。との意気込みで、制覇を挑む。その前日は夜間に荒天だったようで、荒れた登山道を心配するも、ほぼドライコンディション。徳ちゃん新道で着実に標高を重ねていく。鶏冠山を横目に見ながら、ふと気づくと石楠花のトンネル。赤く咲き誇る花に、これほどの山にも春が訪れてきていることを実感。 登り続け、やっと崩落地へと辿り着く。ここまで来るとピークまでは一息。荒れ果てた斜面と塊に抱かれた広瀬湖の眺めが対照的。登り進むと雪道が出現、初めはアイスバーンほどでなく、登山靴でも充分にグリップ。それでも木賊山へのチェックポイントあたりから、念のため装着。木賊山に到着するも、看板が雪まみれで読み取れないほど。で、そこからの急な下りはカチカチのアイスバーン、これはチェーンスパイクは必須だ。 甲武信小屋から先は、結果としてチェーンスパイクは不要だった。これは「念の為」というよりは、脱ぐのが面倒だった方が強いのだが。 そして遂に甲武信ヶ岳に到着する。既に数パーティが山頂を思い思いに楽しんでいた。金峰山が見事に雪景色で、山の季節が一筋縄に行かぬことを実感。雪雲が遠くに見え、風も時折強く吹き付ける。 こんなことで楽しみを放棄するわけにはいかない。カップ麺とコーヒーのために、ジェットボイルを点火。 しかし、さしものジェットボイルもこの強風で火が消えてしまう。そこで暖炉に手をかざすように風を遮ると機嫌良く沸騰。ラーメンが完成した頃には、あの雪雲が「こちらの吹雪」となって襲いかかって来た。ふと山頂を見渡すといつの間にやら貸切に。呑気なパーティーは我らばかりという始末。気にすることはない。防寒服を取り出し万全の態勢で、いつものルーティンを踏む。 そうは言ってもこの吹雪は楽しい経験ではなく、「貸切山頂」を後にする。三宝山に足を伸ばす予定であったが、この吹雪では、強行する意味も無かろう、と下山を決意。長い道のりを歩き戻す。 麓には軽装でハイキングをする人々が。あの吹雪はいったいどこの世界のことだろう。ここは春そのものだったのだ。

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