湯坂路　昼からハイキング -2021-04-30

本当は両神山へ行きたかったが、予報が悪かったので、1週間前に前泊の宿をキャンセルしてしまった。 昨日は風雨が強かったが、翌日は晴れ予報だった。 しかし、どうもキャンセルしてからやる気も起きない。山に行っても道はぬかるんでいるだろう。おまけに昨日は雑事で疲れていた。 遅起きしてグズグズしてしまった。 もう遅い時間だが、せっかくの休暇の上に先の天気も覚束ない。 しかし、平地も暑そうである。こういうときは箱根でも行くかと思い立った。 湯坂路は前から気になっていた。しかし、湯本から登るにはさすがに遅い。小涌谷から入ることにした。 登山電車に乗ると、この時期には珍しく空席がある。 席から運転席が見える。このくらい空いていないと、急勾配を目視しにくい。 箱根は火山の地質だからなのかそれとも日当たりがよいのか、道はぬかるんでいなかった。 山道は1時間程度で終わった。 そこから国道を歩いたが、芦之湯あたりで迷走してしまった。 ここは獅子文六の「箱根山」の舞台である。近年ちくま文庫で再刊された。 作中のモデルの旅館は6年前に一度潰れて経営が変わっている。 芦之湯の先は遊歩道を歩く。午後から風が強くなってきた。 左手の二子山は、エヴァのヤシマ作戦のときに出てきた。 元箱根まで淡々と歩いて帰途についた。 手垢のつきすぎた箱根も人さえいなければこの季節はいいものだと気がついた。 今日は暦の上では平日であるから、JRの休日おでかけパスは使えないと思って、普通運賃で乗ってしまった。4/29から5/5までは曜日に関係なく使えたことを後から知った。 つごう1000円くらい損してしまった。