生駒山全山縦走（後半）

前回途中で断念した生駒山全山縦走ルートの残り半分にトライしました。5時30分石切駅を出発。くさかルートを登ってこぶし谷の出合を通り、山頂遊園地に向かう道中は、薄く靄のかかった幻想的な光景で、鳥たちの声が響き続ける心地いい空間でした。朝の生駒山、本当に気持ちいい場所です。 緊急事態宣言のため営業していない遊園地も霧の中。まるで時の止まった廃墟のようで、こちらは少し恐ろしい印象。暗峠〜鳴川峠〜十三峠と順調に進み、途中鐘のある展望台ではさっきまで居た生駒山山頂の雄大な姿が見え、改めて良い山だなぁと思いました。高安山から高安山霊園を通り、最後の目的地高尾山まではアスファルトの道をかなり長く歩かねばならず、ここが唯一心折れる瞬間だったかな。前半はゴルフ場や霊園、街中などの一般道がかなり長かったため苦しい山行でしたが、後半はずっと山道なので負担が少なく、充分な余力を残して堅下に下山。 改めて思えば、素晴らしい山塊でした生駒山。こんな時勢でないとあまり行かない気もするので、厳しい日々の中でも、心持ち次第で知る喜びが味わえるということだと思っています。