羊ちゃんde完結＆祝杯！

今季の冬活、ここに完結。 この数週間、最後の場所を探していた。 十勝岳を考えていたんだけど、直前の天気予報悪化で2度の宿キャンセル。 連休もずっと予報は「C」で強風。 ところが、4/29に「A」判定の山が近郊にあった。 まだ登ってないなかで、最後の締めを託せる山は・・・ エニー or 羊ちゃん！ どちらも雪の時期には難易度が高く、体力、技術、経験と装備が問われる。 自分が満たしてそうなのは体力ぐらいか・・・ なぜ難易度が高いかは「急登が続き滑落の可能性があること」だろう。 ところが、数日前のヤマップに「チェーンスパイクで登りました」の日記が！ おおっ、それなら「装備」も満たせるな。あとは技術と経験だ（ないよ）(笑) 「行けるかな、行けるかも、・・・行っちゃう？」 決行は前日夕方に決まった。いそいで準備して9時に寝る。 5時起床、6時に札幌をでて8時前に京極コースの登山口着。 いざ出発！ 山麓から高度を上げるにつれ傾斜がきつくなる。4合目くらいからチェーンスパイク装着。気温が高いので雪はやわく爪が効かない。ズルズル落ちてくる。40°くらいありそうな急傾斜となる。怖い。ただ、幸運にも風がない。風があったらあおられて踏み外して滑落しそう。 ジグザグ登りの山スキーの人と時折交差するが、お互い励ましあいながら登る。。 ガレ場になれば御鉢稜線までもうすぐ。 4時間ほどで山頂着。 今日は黄砂のせいか、遠景がかすんでいるも、この3-4カ月で登ったオールスターズが見える。 北から余市、無意根、札幌、空沼、漁岳。そして南には洞爺湖が。 ビール（ノンアル）で祝杯。 今日はおつまみももってきたぞ。 温暖＆無風の頂上付近で1時間ほどくつろぐ。 で、下山時に怖い経験が待っていた。 ある程度傾斜が弱まってから、尻ボーチャレンジ。 やや片斜面だったのが災いしてあらぬ方向へ滑り始めた・・・ あわわ、止まらねえ。 ストックでブレーキかけるもストック片方流出。 ブッシュの上を通過（ブッシュでも止まらねえ）。 ストックもう片方流出。さらに尻ボートも流出し、自分の体だけが滑落。 150mほどでようやく止まる。 流出ストックほかを回収に滑落斜面を登る。 いやいや、この時期で雪がやわいから止まったけど、真冬なら・・・ これも経験、羊ちゃんは真冬ならアイゼン＆ピッケル必須だな --------------------------------- 12月中旬から今日まで18回も山へ行きました。 ほぼ毎週(笑) おかげで「北海道の冬のすばらしさ」を新発見。 そんな場所へ日帰りでいける札幌の立地に感謝。 「晴れた日の空の青＆雪の白のコントラスト」 「稜線で味わったカップラーメンやノンアルビール」 名残惜しいけど、やることがあるのでロードに戻ります。 「雪山讃歌」の最後の一節が今の心境です。 山よ　サヨナラ　ごきげんよろしゅう また来る　時にも　笑っておくれ