活動データ
タイム
06:00
距離
16.2km
のぼり
1063m
くだり
1063m
活動詳細
すべて見る先週4月21日に続いて、再び大野山へ。 大野山の登山ルートといえば、西の谷峨駅側からか、南の山北駅側からが定番だ。 先週も確認したとおり、それらのルートでは愉快な赤ウサギの一味が辻々に配置され、遊園地のような出迎えをしているおかげで、大野山はお子様にもお手軽な入門編の扱いをされている。(そうなのか?) しかし、同じ大野山でも、今回の北ルートはかなり様子が異なる。 一言でいえば、ビターテイスト、大人の味である。 たぶん西丹沢の名峰たちが眉をひそめて見ていることを意識しているのだろう。 赤ウサギも迂闊に遊園地のシマを広げられないに違いない。 丹沢湖からの登りルートの前半は、なかなかにハードボイルドである。 巻きを許さないアップダウン、鎖場と滑落危険箇所がいくつか、オプションで強烈な藪漕ぎを味わえる。 赤ウサギの代わりに、黒い生身のアナグマが目の前をノソノソと横切り、マムシグサの蔓延るトレイルには猪の脚が1本落ちており(なんで?)、お子様の笑顔は一瞬で凍りつくだろう。 大野山の山頂の周囲だけは穏やかムードだが、下りの杉林はトレイルを見失いやすく、林道に出てからも台風の爪痕が残っていたりして、油断はできない。 山頂以外は眺望も控えめで、コロナ中とはいえ、登りも下りも1人も出会わず、久しぶりにストイックな山を満喫した。 なお、最後にダム観光を加えて、地味なツアーに彩りを添えてみたが、凍りついたお子様には響かないかもしれない。 また、小毛坊ノ頭から日影山方面に縦走すると、よりワイルドに行けると聞いているが、私はこの先あの藪の中に行くことはないと思う。 ちなみに、明日4月29日は大野山の山開きらしく、横断幕などの準備をしておられた。着ぐるみの赤ウサギとか登場しないかなー。
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