ビターテイストな大野山(丹沢湖から)

2021.04.28(水) 日帰り

活動データ

タイム

06:00

距離

16.2km

のぼり

1063m

くだり

1063m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間
休憩時間
33
距離
16.2 km
のぼり / くだり
1063 / 1063 m
4
1 36
7
59
2 20

活動詳細

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先週4月21日に続いて、再び大野山へ。 大野山の登山ルートといえば、西の谷峨駅側からか、南の山北駅側からが定番だ。 先週も確認したとおり、それらのルートでは愉快な赤ウサギの一味が辻々に配置され、遊園地のような出迎えをしているおかげで、大野山はお子様にもお手軽な入門編の扱いをされている。(そうなのか?) しかし、同じ大野山でも、今回の北ルートはかなり様子が異なる。 一言でいえば、ビターテイスト、大人の味である。 たぶん西丹沢の名峰たちが眉をひそめて見ていることを意識しているのだろう。 赤ウサギも迂闊に遊園地のシマを広げられないに違いない。 丹沢湖からの登りルートの前半は、なかなかにハードボイルドである。 巻きを許さないアップダウン、鎖場と滑落危険箇所がいくつか、オプションで強烈な藪漕ぎを味わえる。 赤ウサギの代わりに、黒い生身のアナグマが目の前をノソノソと横切り、マムシグサの蔓延るトレイルには猪の脚が1本落ちており(なんで?)、お子様の笑顔は一瞬で凍りつくだろう。 大野山の山頂の周囲だけは穏やかムードだが、下りの杉林はトレイルを見失いやすく、林道に出てからも台風の爪痕が残っていたりして、油断はできない。 山頂以外は眺望も控えめで、コロナ中とはいえ、登りも下りも1人も出会わず、久しぶりにストイックな山を満喫した。 なお、最後にダム観光を加えて、地味なツアーに彩りを添えてみたが、凍りついたお子様には響かないかもしれない。 また、小毛坊ノ頭から日影山方面に縦走すると、よりワイルドに行けると聞いているが、私はこの先あの藪の中に行くことはないと思う。 ちなみに、明日4月29日は大野山の山開きらしく、横断幕などの準備をしておられた。着ぐるみの赤ウサギとか登場しないかなー。

高松山・大野山 丹沢湖記念館の三保の家は駐車場のロックがなく、朝9時前でもありがたく使わせていただけた。
丹沢湖記念館の三保の家は駐車場のロックがなく、朝9時前でもありがたく使わせていただけた。
高松山・大野山 湖沿いの歩道を5分ばかり進む。
湖沿いの歩道を5分ばかり進む。
高松山・大野山 日影山や檜岳の方角だけど、どれがどれだか分からない。
日影山や檜岳の方角だけど、どれがどれだか分からない。
高松山・大野山 ダム管理事務所の先の階段から山に入る。
ダム管理事務所の先の階段から山に入る。
高松山・大野山 最初だけ遊歩道っぽい。
最初だけ遊歩道っぽい。
高松山・大野山 ここからしっかりした山道に入る。
ここからしっかりした山道に入る。
高松山・大野山 いくつかの小ピークを巻かずにアップダウンで越えていく。
いくつかの小ピークを巻かずにアップダウンで越えていく。
高松山・大野山 崩落寸前のヤセ尾根なんかも通る。
崩落寸前のヤセ尾根なんかも通る。
高松山・大野山 なかなかの急登だとお分かりいただけるかと。
なかなかの急登だとお分かりいただけるかと。
高松山・大野山 爽やかな新緑の中も少し歩ける。
爽やかな新緑の中も少し歩ける。
高松山・大野山 苦手なはずだがついつい気になって写真を撮ってしまう。
苦手なはずだがついつい気になって写真を撮ってしまう。
高松山・大野山 丹沢湖と玄倉川の谷を見下ろす。
奥には、ギザギザの檜洞丸と、どっしりしたピラミッド型の同角ノ頭。
丹沢湖と玄倉川の谷を見下ろす。 奥には、ギザギザの檜洞丸と、どっしりしたピラミッド型の同角ノ頭。
高松山・大野山 厳しい登りがさらに続く。
厳しい登りがさらに続く。
高松山・大野山 大野山へは右折。
表示がないが、直進すると小毛坊ノ頭へ。
大野山へは右折。 表示がないが、直進すると小毛坊ノ頭へ。
高松山・大野山 ガレた急登。
滑落の危険があり、慎重に登る。
ガレた急登。 滑落の危険があり、慎重に登る。
高松山・大野山 急登の先は笹薮に突入。
急登の先は笹薮に突入。
高松山・大野山 トレイルは消滅。
標高の高そうな方角へ藪をかき分けて進む。
トレイルは消滅。 標高の高そうな方角へ藪をかき分けて進む。
高松山・大野山 小毛坊ノ頭(760m)のピークは確認できず。
水源林の標柱があったので、一応ここを山頂と見なすことにする。
小毛坊ノ頭(760m)のピークは確認できず。 水源林の標柱があったので、一応ここを山頂と見なすことにする。
高松山・大野山 さっきの分岐まで戻って、大野山に向かう。
さっきの分岐まで戻って、大野山に向かう。
高松山・大野山 分岐から先はなだらかで、大きな標高差はない。
途中から左下の林道に沿っていく。
分岐から先はなだらかで、大きな標高差はない。 途中から左下の林道に沿っていく。
高松山・大野山 左下に見えていた林道に下り、あとは道なりに大野山へ。
左下に見えていた林道に下り、あとは道なりに大野山へ。
高松山・大野山 赤ウサギの一味、門番のクマさんの辻まで登ると、南側の足柄平野の眺望が開ける。
ここから山頂まで、あと10分ほど。
赤ウサギの一味、門番のクマさんの辻まで登ると、南側の足柄平野の眺望が開ける。 ここから山頂まで、あと10分ほど。
高松山・大野山 今日の富士山は、半分雲に隠れている。
今日の富士山は、半分雲に隠れている。
高松山・大野山 大野山を牛耳る赤ウサギ。
たぶん腹黒いと思う。
大野山を牛耳る赤ウサギ。 たぶん腹黒いと思う。
高松山・大野山 丹沢湖を見下ろす。
あの橋のたもとから右へ回って登ってきた。
丹沢湖を見下ろす。 あの橋のたもとから右へ回って登ってきた。
高松山・大野山 橋の右に、駐車した三保の家が見えるわ。
橋の右に、駐車した三保の家が見えるわ。
高松山・大野山 登ってきた林道を10分ほど戻り、ここから左の湯本平方面へ。
登ってきた林道を10分ほど戻り、ここから左の湯本平方面へ。
高松山・大野山 最初は手すりに沿って。
最初は手すりに沿って。
高松山・大野山 杉林の中はトレイルがよく分からず見失いやすい。
杉林の中はトレイルがよく分からず見失いやすい。
高松山・大野山 左のこんもりした林の中から林道に出た。
台風被害で荒れている。
左のこんもりした林の中から林道に出た。 台風被害で荒れている。
高松山・大野山 そういえば今日のルートは花が少なかった。
そういえば今日のルートは花が少なかった。
高松山・大野山 湯本平の集落まで下りたら、県道とダムから流れてくる河内川を渡って、川沿いに舗装道を遡上。
このゲートはチェーンがかかってたけど、特に進入禁止の表示もないので、歩行者は通ってよいと判断。
湯本平の集落まで下りたら、県道とダムから流れてくる河内川を渡って、川沿いに舗装道を遡上。 このゲートはチェーンがかかってたけど、特に進入禁止の表示もないので、歩行者は通ってよいと判断。
高松山・大野山 淵がキレイ。
淵がキレイ。
高松山・大野山 ダムサイトを下から見上げた。
今日は放水がなく残念。
ダムサイトを下から見上げた。 今日は放水がなく残念。
高松山・大野山 またゲートがあったので、手動で開けさせてもらったが、こっちも進入禁止ではなさそう。
ただの車止めだろう。ということにした。
またゲートがあったので、手動で開けさせてもらったが、こっちも進入禁止ではなさそう。 ただの車止めだろう。ということにした。
高松山・大野山 公園の中に、三保ダムのミニチュア。
ここも放水してなかった。
公園の中に、三保ダムのミニチュア。 ここも放水してなかった。
高松山・大野山 ダムの底からてっぺんまで、長いスロープを2往復半。
ダムの底からてっぺんまで、長いスロープを2往復半。
高松山・大野山 登りきって振り返ると、向こうに大野山。
登りきって振り返ると、向こうに大野山。
高松山・大野山 湖の向こうには世附権現山。
湖の向こうには世附権現山。
高松山・大野山 湖畔の散策路を進む。
湖畔の散策路を進む。
高松山・大野山 八重咲きのヤマブキかな。
八重咲きのヤマブキかな。
高松山・大野山 丹沢湖のシンボル、永歳橋。
丹沢湖のシンボル、永歳橋。
高松山・大野山 永歳橋を渡った向こう、トンネルの右に世附権現山への登山口があるが、ここからのルートは初心者不向きとされている。
永歳橋を渡った向こう、トンネルの右に世附権現山への登山口があるが、ここからのルートは初心者不向きとされている。
高松山・大野山 今日歩いてきた山稜がほぼ全部見える。
左が小毛坊ノ頭、右が大野山。
今日歩いてきた山稜がほぼ全部見える。 左が小毛坊ノ頭、右が大野山。
高松山・大野山 永歳橋は斜張橋ね。
これを渡ってゴール。
永歳橋は斜張橋ね。 これを渡ってゴール。

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