念願の甲斐駒ヶ岳攻略

2021.04.27(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 12
休憩時間
1 時間 49
距離
18.8 km
のぼり / くだり
2555 / 2559 m
6
1 55
2 5
1
2
1 25
1
1 54
2 1

活動詳細

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コロナで諸々大変な事になってる最中ですが、天から休みが降って湧いてきたのでこの機会を逃したら次はないと思い甲斐駒ケ岳攻略へ向かいました。 物資の買物は全て地元で行い、食事等も車中泊で済ませるようにしました。 前日の夕方に尾白渓谷に着き、車内で食事後早々と就寝。日付が変わる頃に起床して軽く食事してから午前2時に出発です。 まずは登山口の駒ケ岳神社でお参りして登山の無事を祈願。吊橋を渡るとすぐに急な上りがですテレビや雑誌で見聞きしていつか挑もうと思い続けてた黒戸尾根の始まりです。ひたす続く上りはなんだか飯豊山大日杉口から地蔵岳のところを思い出してしまいました。 登ってるうちに五合目手前の刃渡りに到着、特に問題なくクリアしました。この頃には空が白んで朝焼けになってきました。 刃渡りを過ぎた辺りから少しずつ登山道に雪や氷が出てきます。ここくらいだと特に対策せずに大丈夫でしたが、刀利天狗を過ぎると登山道が雪で覆われるくらいになってきたのでチェーンアイゼンを使います。 ガチガチの冬道をしばらく進むと小さな橋があり、そこを渡るといよいよ本格的なはしご場鎖場が始まります。しかも場所によっては岩と氷のミックスという凶悪さ。慣れてない方はちゃんとしたアイゼンを使った方がいいですね。 七丈小屋でちょっと休んで(富士山をバックにした鳳凰三山がすごかった!)いよいよ核心部へ。テント場から上は完全に雪です。最初のうちはチェーンアイゼンでもよかったのですが、「この先滑落注意」の看板の先で岩の下の雪の斜面をトラバースで巻いていく箇所があったのでチェーンアイゼンから10本爪アイゼンに選手交代です。 七丈小屋の下より更に熾烈な岸壁登りをクリアすると…きました!甲斐駒ケ岳名物二本剣。これを生で拝む為に暑い日も雪の日も走って鍛えてきたんですよ…。 けどここで終わりではありません。更に登ってようやく甲斐駒ケ岳の山頂です。天気にも恵まれて、山頂からの景色は本当に最高でした。 さー頑張って降りていこー、と思った時アクシデント発生。なんと荷物に入れてたと思ってた飲み物(500mlのお茶)が!入っていない!ザックの外に見えるように入れてたお茶(500ml)とモンエナコーラ(500ml)を合わせて1リットルしか飲み物を準備しておらず、しかも上りで500mlお茶は飲み干していました。なんという事でしょう!(ビ○ォ○ア○タ○風 仕方がないので最終手段、ピッケルで雪を掘ってゴミが無い部分をペットボトルに詰めていき、溶けた水を飲む作戦です。尚湯沸かし煮沸してないのでよいこは真似しないように。 七丈小屋が開いてて水場が使えればよかったのですが、生憎管理人さん不在で水場も止まってました。 そのなけなしの水も刀利天狗で飲み干してしまい、最後は脱水症状気味のヘロヘロになりながらもなんとか下山しました。 最後にちょっとミスがありましたが、本当に何もかもが最高の甲斐駒ケ岳山行でした。2年越しの宿願が最高のコンディションで叶えられて本当によかったです。今度は雪がないシーズンにちゃんと水を忘れずに持って登りたいですね。 【ここから忘備メモ】 レイヤリング等 上:ベースレイヤーメッシュシャツ→メリノウール長T→鳥海山Tシャツ(今年の!)→フリースジャケット→ソフトシェルジャケット レインジャケットとインサレーションジャケットも携行していたが不使用 下:トランクス→メリノウールタイツ→トレッキングパンツ→ゴアテックスレインパンツ→ゲーター ソックスはスリーシーズン用トレッキングソックス、靴は保温材入アルパインブーツ。他にチェーンアイゼンと10本爪アイゼン。 他:レイングローブ・ヘルメット(以上不使用)・ピッケル・ヘッドライト 食料等 飲物:ペットお茶500ml×1・モンエナコーラ×1 行動食:ナッツ類×1(セブンイレブンの4種のミックスナッツ)・プロテインバー×2(水不足で食べられず) 食料:菓子パン×2(セブンのジャムコッペパンとキーマカレーとたまごのコッペパン。ジャムコッペだけ食べました) その他:アミノバイタル(スティック顆粒)×2

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