活動データ
タイム
12:22
距離
17.7km
のぼり
2417m
くだり
2430m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るまず謝罪なのですが… 鳳凰小屋でのテント泊は禁止のところ 今回はご厚意でテント泊させて頂きました 鳳凰小屋の方々に謝罪と感謝です GWを迎える前に鳳凰三山へ せっかく遠出するなら朝焼けを見てみたいと テント泊を計画 鳳凰小屋のHP見ると営業の再開は5月から 再開したらテント泊は禁止 営業再開までならテント泊出来るかな?と 計画を実行 実際は去年からずっとテント泊禁止でした 登山口は御座石鉱泉 登山口に着くと鉱泉のおばあちゃんが 「登山するなら入山届け書いて」と 「去年はテント泊禁止だったけど…」 みたいな話を2,3回 鳳凰小屋の方と思われる人と電話し 「テント泊するなら1500円ね」 鳳凰小屋営業してないけど料金を払うことに 入山届けと料金を払い、活動開始 今回は久々のテント泊で荷物は約15kg 分かってはいたけどめちゃくちゃ重い 去年、奥穂高岳へのテント泊では mont-bellのチャチャパック35で 約10kgにも満たない荷物に 容量不足を感じ GREGORYのズール55を購入 欲望を詰め込んだ結果、15kg 私の体重が91kg 合計すると約110kg、足への負荷は大きい 登りはペースを上げることが出来ず わずかな息切れと少し汗ばむ程度の ゆっくりとした歩行速度 日帰り装備なら もっと早く歩けるんだろなと考える しかし歩くにつれ 荷物の重さ、歩行速度に慣れ 不思議とツラさは感じず さすがザック界のロールスロイス 標高1000mの登山口から二時間半 標高2100mの燕頭山に到着 今日の目標は標高2400mの鳳凰小屋 あと少しのようでまだまだ遠い 天気は曇り、昼間だというのに もうすぐ日没かと思うような暗さ 天候が悪くならないうちに鳳凰小屋へ 4月下旬とはいえ標高2000mを越えれば 雪やアイスバーンがちらほら そのうち雪道となりチェーンスパイクを装着 まだかまだかと目の前に 鳳凰小屋が現れることだけを考える そうしてる内に雪が降り始めた とても小さく積もるような雪ではないものの 少し焦りを感じペースが上げる 燕頭山から一時間半、鳳凰小屋に到着 小屋の前で雪かきしてる人に挨拶すると 「今日はどちらまで?」 まる「今日はこの小屋付近でテント泊を…」 「本来ならテント泊禁止ですがいいですよ。 あちらのテント場を使ってください。水場もあります、とても美味しい水ですよ」と きさくで明るい返答 どうやら小屋で働いてる人だそう 頭を下げ、テントの設営開始 相変わらず雪は降り続ける やはりテント泊は私一人の模様 その傍らで小屋の人達は 来週の営業再開に向けてか作業を続ける 設営を終わらせテント内で一息つく 安心からか少し横になるだけで寝てしまう 時間があれば山頂に行こうかと考えたが 曇りで雪が降る中では良い景色は見れないと 今日の活動を終えテントで休息 去年の9月下旬、唐沢でのテント泊は ダウンハガー#3とマットを使っても 寒さを感じたが 今日はmont-bellのジオライン上下と 上はMarmotのフリース 下はTHE NORTH FACEのバーブパンツでも 暖かさを感じる フリースは荷物になるかと思いきや 活躍してくれて良かった 夕食までスマホでもいじろうと思ってても 寝落ちを繰り返す為、昼寝することに あたりが暗くなる頃、夕食開始 単純に温めるだけの食料 冷凍食品、スーパーの唐揚げ、ウインナー そしてお酒、これが楽しみであり ザックが重くなった要因 気温はほぼ0度、外は天然の冷蔵庫 お酒はキンキンに冷え夕食と共に流し込む なんともおいしい 明日のことを考えながら 夕食を終え、また睡眠 午前3時寝ぼけながら活動開始 当然ながらあたりは暗い ヘッドライトを点灯 地蔵ヶ岳まで約1km 樹林帯の雪道を越え 森林限界と思われる砂地を歩くこと約一時間 地蔵ヶ岳の山頂直下 稜線付近で煌々と光るものを目にする 誰かのヘッドライト?と 稜線まで登りきると月だった 満月に近い月の光が暗闇を照らしていた 月は前回登った仙丈ヶ岳の稜線から こちらを照らしており あまりの美しさに感動 しかし山頂は風が強い ただでさえ気温が氷点下なのに風が吹くと 体温を一気に持ってかれる 余韻に浸る間もなく活動を続ける 地蔵ヶ岳の岩に登り 風避けに適した岩場で景色を見る 山梨県の夜景に加え日の出前の赤い空 なんとも絶景 しかし寒い…早々に岩場を下り 赤抜沢ノ頭へ 稜線の地蔵達も日の出を待ち構えるように 両手を合わせじっとしているように見えた 赤抜沢ノ頭から富士山が見えるかと 思いきや観音岳に遮られ見えず 日の出と共に富士山が見たいと 急いで観音岳へ そうしてると日の出を迎える 赤い日差しが山々を照らし 真っ赤に染め上げる 観音岳に登頂するまで待って… そんな願いも待たず 赤い日差しは去ってしまった… それでも観音岳からの眺望 富士山と雲海は素晴らしく感動 ホント語彙力が無く感動しか出ない 観音岳直下の稜線で体が飛ばされそうな 爆風に見舞われたがそんなこともどこへやら 次は薬師岳へ 観音岳~薬師岳は高低差が少なく 雪もあまり無い為、歩きやすい 薬師岳の山頂は北岳、間ノ岳、農鳥岳と 白峰三山が目の前に いつかはあの稜線も歩きたい ここで鳳凰三山の縦走を終え引き返し 地蔵ヶ岳の標柱を撮り忘れたので もう一度、地蔵ヶ岳へ 暗闇で見えなかったオベリスクの全容は 大きく神々しい 周りは砂地なのに山頂が岩場なのが なんとも不思議、これが天空のオベリスク… そうすると下から人が 昨日話した小屋で働いてると思われる方 「良い天気ですね、晴れて良かった!」 まる「ホント良い天気ですね」 そんな挨拶を交わしながら小屋へと下山 小屋付近も風が吹き抜け寒い テント撤収の片付けと共に楽しみの朝食 バーナーでチーズパンを温める内に ゴソゴソとマットやら寝袋をザックへ この片付けの時間が 下山する寂しさ、ツラさとの反面 日常に戻れる嬉しさを感じる 寒い中、ジリジリと焼ける音と匂い 温まったパンを食べれる幸福感 めったにバーナーを使わない私ですが 持ってきて良かった テントの片付けがちょっと手こずりました… 30分ほどかけて全て片付けて下山開始 天候は晴天 登りは曇りで荷物が重く周りを見てませんが 下山は荷物の重さも感じず 周りの景色を楽しみました ひたすら樹林帯ですが 所々で富士山が見えるのがありがたい なだらかで歩きやすい道はわずかですが 鳥の鳴き声を聴きながら 静かな木漏れ日の中を歩く時間は 平日ながら贅沢な時間 それとは裏腹にアイスバーンで2,3回尻餅 ザックがクッションになってくれましたが 尻餅つくとテンション下がりますよね… あともう少しで登山口というところで カモシカと遭遇 モグモグとお食事の模様 近づいても逃げる気配はなく 仙丈ヶ岳同様に写真を撮らせて頂きました ありがたい遭遇です、またね 昼前に登山口に下山 駐車場は私の車だけ 活動中は肌寒かったですが 下は暖かい春の日差し 安心感でぼんやりする中、温泉へ向かいます 今回立ち寄った温泉は 道の駅 蔦木宿 、つたの湯 ここは三年前に訪れたことがある場所 今回たまたま道中で目にしたので 久々に訪れました 三年前は某ゲームの聖地巡りで 日本三奇橋と呼ばれる山梨県の猿橋から 長野県の諏訪大社を巡る 旅行の道中で寄りましたが まさかまたこれるとは思いませんでした つたの湯の券売機で 温泉、天丼セット1350円を購入 晴天で心地よい風が吹く中 露天風呂に入れるなんて幸せです 入浴を終えお楽しみの天丼 温かいご飯はやっぱり美味しいですよね また機会があれば訪れよう 道中、諏訪大社を通ったので これは寄らねばと謎の信仰心 今年初の諏訪大社は 上社 本宮、下社 春宮 の二社だけ寄りました 疲れたのでちょっと横着しちゃいましたね… 厳かで大きな境内はいつきても素敵な場所 早くコロナが終息することを願うと共に 今年も御神渡りは現れませんでしたので 来季は現れますように 諏訪にくるということは洩矢神社は必須 どちらかというと洩矢神社にくるのに 諏訪の地へきてるとも言っていいかも… 相変わらずひっそりとした境内ですが そこが良い、ホント贅沢な1日でした 今回はいつも以上に 長文となってしまいました これでも文章は省略したほうで いつもこんなことを考えながら 山登ったり、活動してます 長文過ぎて自分も読み返さないかもですが またこの文章を読みながら 思い出に浸れる時間がこの先ありますよう… それではまた
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