活動データ
タイム
08:21
距離
23.4km
のぼり
1327m
くだり
1327m
活動詳細
すべて見る焼津アルプスっぽい辺りをノコノコ歩いてきました。道はかなりわかりやすいので、わざとじゃない限り迷ったりすることはないかと思います。結構アップダウンがあり、暑い時期は少々しんどく感じるかもしれません。ただ、海が近いから?なのか風が結構通り、ベンチなどの設備も結構あるのでこの日はかなり快適に過ごせました。 神奈川県民のワタクシですが、東京を経由せずに行けるところはあるかいな?と適当に考えた結果、町田・八王子がとてつもなく大きな壁として存在していることが発覚。冷静沈着がウリのこのワタクシですが、ついムキになってしまい、新幹線を利用して静岡に乗り込むというブルジョワな暴挙にでてしまいました。ゴクリ... こ、これは... かなり生活に支障がでる予感... ほんなら前から気になっていた焼津アルプスというところに行ってみるか、と下調べゼロで出発。どの山に登ればええのか、と行きの電車内で調べますが結局ハッキリせん。まあ、多分高草山・満観峰・花沢山を通ればええじゃろう、ということで元気に焼津駅に乗り込みます。が、そこから登山口までの行き方がまたよくわからん、駅前にある地図によると、どうも適当に北に向かえば良さそうなので、例によって何も考えずウロウロしていると「花沢の里」という気になるスポットを発見、早速そこに寄ることにします。そしてこれがラッキー。少し進むと大きな駐車場があり、見るからにハイカーな方たちが集結しております。私も早速「ん?もちろん私はここが正しいルートと知っていましたよ?」と涼しい顔で皆さんについていきます。 ええ雰囲気の道を歩いていると途中に焼き菓子?の無人販売所があり、チラッと見てみると非常においしそう。おっさんとしては普段専門店でお菓子を買ったりしませんが、無人販売ならヒソヒソ言われる恐れもなく堂々と購入可能、奇声を発しながら購入します。そのままウキウキと進んでいましたが、どうもこの道は花沢山に向かう模様。何故か「高草山→満観峰→花沢山」という道順に違いないと思いこんでいた私は、「マズイ、道を間違えた、さっきの駐車場に戻ろう」と引き返してしまいました。もちろん逆ルートだろうと何の問題もないのですが... そうなのです、実は私は少々アレな人物だったのです。 駐車場に戻ったあたりで「いや、逆でもええやんけ」と気づきましたが、ここで探偵ドラマの犯人並の往生際の悪さが発動。「い、いや、実は、トイレに行きたかったからこの駐車場に戻ってきたのです、これは狙い通り。そう、トイレこそが私のユートピアなのです」と意味不明の供述をし、トイレには寄らずにそのまま高草山に向かいます。舗装道路をノコノコ歩いていると、ふと看板が目に入ります。「花沢城跡」とのこと。いやあ、流石にこれ以上のタイムロスは駄目じゃろ、ということで涙を飲んで諦め、気がつけば元気に花沢城跡に向かって坂を登っていました。ちょっぴりふしぎ。 い、いや、これは仕方がないのです。だって城跡ですよ?そりゃあ見たくなるでしょうよ。むしろここまで来てスルーする人などいるだろうか?いやいない(反語)。と、いうわけで本日も元気にふしぎ現象が発生し、ウキウキと花沢城跡を目指します。結構フィーチャーされているのかな?かなりキッチリとした整備がされており、極めて快適に登っていけます。一の曲輪までは割とアッサリつくので、直登ルートがええでしょう。見晴らしが凄く良くて楽しく殿様気分が味わえる、非常にナイスなスポットでした。とてもおすすめ。 そのまま指導標のとおりにひととおり回り、今度こそ高草山を目指します。が、ここからが暑かったなぁ。角度的に風が通らないのか、暑い。「今年もいよいよアツい季節がやってきたワイ」とさっそくヒーコラワッショイ言いながらモソモソと登っていきます。途中のナイス眺望に励まされながらヨレヨレと歩いていると、いきなり人の気配が濃くなります。高草山に到着です。結構人がいらっしゃるのでなるべく人目につかないように先に進みます。ちょっと進んだところにもう一つ山頂?三角点?があるようなのでそちらをチラ見し、そのまま満観峰に向かいます。 この道辺りからいくらか涼し気な感じになったような気がします。下りだから、というのもあったかもしれませんが、かなり歩きやすかったです。せっかくなのでここはゆっくりノンビリと進むようにし、楽しくノコノコしていたらちびっこたちの元気な声が聞こえてきます。どうやら鞍掛峠にでてきたようです。私がちびっこたちの近くにいると親御さんの緊張感が高まってしまうので、早々と先に進むことにします。体感的には高草山から結構下ってきたので、暑い中の登り返しになるのかな、と思っていましたが、まったくもって大ハズレ。ここから満観峰までの道は超ウルトラスーパー快適。傾斜もほとんど感じず、気を抜くと歩くスピードが上がってしまいそうになります。スタスタと歩きそうになる自分を抑えつつ、ノンビリと歩けば満観峰にご到着です。 ほほう... こいつはええ... 超一級の山頂となっております。まずとにかく広い、眺めも最高、そして予想外に涼しい。結構人もいますが、それでもスカスカと感じるほどの広さを持つ山頂となっております。おもわずおっさんも芝生に腰掛けノンビリとブルジョワランチを堪能してしまう始末。麓の無人販売所で購入してきたマフィンをムシャムシャワッショイやらかし、駅の自動販売機で購入してきたコーヒーを堪能します。うーむ、やっぱりハイキングはええよ... 本当にええ... 小さなしあわせを堪能したら、いよいよ最後の山っぽい気がする花沢山に向かいます。が、この道は割と暑かったりするので、なるべく汗をかかないようコソコソと進みます。あまりアップダウンはなく、ガツーンと下る感じだったかな?家康にちなんだベンチとかがありましたが、何か関係あるんじゃろうか?下りきった辺りが日本坂峠というところらしく、そこから元気に登り返します。 うーむ、結構暑いな。と、いうことでつにお待ちかねの「純正ヒーコラワッショイ」が発動。うーむ、久しぶりのこの感覚、これもまたええもんですなぁ。と思いながら歩きますが、予想より山頂が遠い?ゆったり歩いていたつもりでも結構暑くなった気がします。適当に歩いていたら「将軍 徳川家康 出世坂」とかいう縁起の良さげな看板があり、その辺りが花沢山の山頂になります。静かな山頂できれいなベンチが置いてあるので、ノンビリと涼みながら休憩するのも良さそうです。が、この日は先客の方がいらっしゃったので、もちろん私がその方の視界に入ってしまうのはNG。そのまま出世坂を「下って」行きます。いいのかな、これ? 出世坂も結構な坂道で、私の「人としての下り具合」を見事に表現しております。途中で対向者とすれ違い、思わず「ほほう... この御仁はこれからガンガン出世していかれるんじゃろうなぁ...」などと頭に浮かびます。うらやましいことです。出世街道を激下りしているおっさんはそのまま進み、気がつけば車道までおりてきていました。早速サンダルにドレスアップし焼津駅に向かい... たいのですが、なんせ来るときも適当に歩いていたら偶然登山口に着いたこのワタクシ、何と帰り道がわからん。まあ、急ぐもんでもないですし、適当に南に向かいそれなりに遠回りになってしまいましたが、無事に駅に到着し電車に乗ってトンズラしました。 帰りも東京を避けましたが、移動時間が長くなり余計なリスクを背負い込んでいるだけ、ということがわかったので、もうある程度はええじゃろうということにしました。
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