活動データ
タイム
06:07
距離
10.2km
のぼり
1432m
くだり
1410m
活動詳細
すべて見る🍒gotoみちのく 第3週 岩手県盛岡市2日目 岩手山 インドネシアから2002年に独立した東ティモールという小国がある。 2015年、元同僚と一緒に首都ディリを訪れた時、ガイド役の地元学生が石垣市民を見て「インドネシア人ですか?」と真顔で聞いてきた。 それくらい日焼けしていたと理解したい。 石垣島にも色白はいるが、農漁業系は例外なく黒い。とにかく黒い。週3ジョギングを日課にしているので、我ながら彼らほどじゃないが黒い。 そんな石垣市民が、春のみちのくで、鼻の皮がむけるという想定外のお肌トラブル。 中盤までケアしないまま雪山をウロウロした結果、日焼けというより「日焦げ」状態。 まさか南国仕込みの日焼けが上書きされるとは……。雪焼け、恐るべし。 👶🏾 👦🏾 🧑🏾 👨🏾 👩🏾 きのう盛岡市に着いた。 岩手山、早池峰山(はやちねさん)という「消費カロリー高い系」が相手になる。1座目は岩手山というのが礼儀だろう、たぶん。 問題は天気。 今週の予報は晴れbut強風。岩手山は金曜日まで「C」と取り付く島もないが、風速はきょうが一番マシ。行くべし。 7時過ぎに馬返し登山口に着くと、もう風がうなりをあげている。へこむ。 でも、先行者がいる。ちょい元気になる。 序盤で追いついた。地元のお父さんだ。 「山の男」然としていて、若いころはイケメンでモテまくったに違いない、精悍かつ優し気な風貌。装備もバッチリ。 下山まで、ほぼ並走させていただいた。お父さんのほうが少し速く、石垣市民は「金魚の糞」と化した。 きのう買ったワカンを途中で着けたが、お父さんはツボ足で力強く行く。それをたどることが、どんなに心強かったか。 😂 😂 😂 😂 😂 岩手山は、gotoみちのくで圧倒的にタフ。 長い樹林帯を越えると、足場の悪い急なガレ場になり、次いで雪の急斜面が現れる。 八合目避難小屋を過ぎると、最後の急登。風や雪がなくても、かなり手強いだろう。 避難小屋あたりからは、いよいよ風がシャレにならなくなってきた。 「御釜は歩けねえかもしれないな」と仰っていたお父さんだが、ここから覚醒したかのようにペースを上げ、見えなくなった。 御釜までの急登は、地獄の入り口だった。左からの暴風に体が流される。急に曇ってきて、もう踏んだり蹴ったり。 先を行くお父さんの雪上の足跡は、もはやメシアみたいな存在だ。 御釜~山頂は阿鼻叫喚。風に飛ばされたら滑落するので、身を屈めて歯を食いしばる。 そこに、山頂から颯爽と折り返してきたお父さんが、息も絶え絶えの石垣市民に向かって、ひょいと右手を挙げた。か、格好いい~ 👍 👍 👍 👍 👍 高いところは予報通りの暴風だったが、ギリ歩けるレベル。何とかなってしまった。 タフなルートの下山は本来、罰ゲームみたいなものだけど、きょうは時折お父さんと山の話をしながら歩けた。もう神様です。 6時間超かけて帰り着いた登山口。けっこう久しぶりの達成感に浸る石垣市民。 しかし、調子に乗るなよ。きょうは、お父さんのお陰なんだから。 あすは、さらに強風の予報。 標高を下げ、姫神山あたりから岩手山を拝んでみようか。
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