比叡山から大原へ

2021.04.11(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 21
休憩時間
36
距離
23.4 km
のぼり / くだり
1396 / 1331 m
20
18
19
1 41
8
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22
26

活動詳細

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 2021年4月11日(日)にトレーニングのために比叡山経由で大原の戸寺まで行ってみた。帰りはできるだけ距離を稼ぎたかったので,大原から八瀬まで歩いて戻り,八瀬比叡山口駅から叡電に乗って帰った。 同じ日に友人達が六甲に登るという話があったけど,新型コロナの変異株に伴う近畿地方での感染拡大があったので,兵庫県に行くのはためらわれた。そこで,比叡山から大原を目指してみた。今回は少しでもラクに,と思って,トレランスタイルにしてみた。そのため,飲み物はアクエリアス 500 mL を4本だけにし,レインウェアも上着だけ,念のためにソフトシェルも入れたが,食料はなし,着替えもなし,にしてみた。  ルートはいつものように,北白川仕伏町の日本バプテスト病院横から京都一周トレイルに入り,石の鳥居から水飲対陣跡碑を経由して比叡山のスキー場跡地に向かった。平坦なところから思っていたが,当日はかなり体が重く感じた。志賀高原みたいに高地に行ったわけでもなく,普段の生活でほぼ不調を感じてなかったので,原因は体重の増加にありそうだった。うーん,これが新型コロナ太りというやつだろうか…? 荷物が少ない分,もうちょっと軽く動けるはず,と思っていたのに,荷物がある時とあまりしんどさが変わらなかった…まずい…。  それでも,荷物が少ない分,いつもと同じように(いつもよりラクに?)水飲対陣跡碑まで行くことができた気がする。そこから迷うことなく比叡山に向かって登った。水飲対陣跡碑からは雲母坂からの道に合流するが,その先はそれまでの区間に比べると傾斜がきつい。荷物が少ないはずなのに,どんどんしんどくなっていった。やはり体重を減らさないといけない,と身にしみて感じた。また,その先の行程をどうするか,について悩み始めた。このしんどさで大原まで行けるのか?もしかしたら前回のように大比叡まで行って引き返すのがいいんじゃないのか?などと考えながら足を進めた。  そうこうしているうちに,比叡山のスキー場跡地にたどり着いた。その先,大比叡に行くと大原まで行く気力がなくなりそうだった。その頃には,心の中では,大比叡に行って引き返すか,大比叡に寄らずに大原に行くか,の2択になっていた。大比叡に寄らずに大原に向かうならスキー場跡地を突っ切ってつつじヶ丘に向かうルートになる。大比叡に行くにはスキー場跡地横の舗装路を登るのが近いが,少し先のつつじヶ丘の休憩スポットのところからも行こうと思えば大比叡に行ける。ということで,とりあえずスキー場跡地を通過してつつじヶ丘のいつもの休憩スポットに向かうことにした。  つつじヶ丘では,南寄りの斜面のツツジが満開だった。他の斜面のツツジはまだこれからという感じだったが,ピンクの花が満開に咲いたツツジと青空がいい感じだった。その先,つつじヶ丘のいつもの休憩スポットでとりあえず立ち止まって景色を楽しんだ。その休憩スポットからは大原の集落が見下ろせる。その場所から大原までは,距離はいうほど大したことないが,途中に横高山,水井山とまあまあの急勾配の山がある。高度差はいうほどないが,それまで歩いてきて体の重さをひしひしと感じていたので迷ってしまった。しかし,せっかくなので玉体杉まで行こうと思った。そこで,とりあえず延暦寺の西塔域から峰道を歩いた(走った?)。  玉体杉まではいうほどしんどくなく歩けた。まぁ,あまりアップダウンがないから,やけど…。玉体杉まで来ると,なんか行けそうな気がしてきたので,大原まで行く決心をした。大原まで行くとなれば横高山の上りではペースを上げずに水井山のために足を残そう,と思いながら峰辻まで小走りしておいた。下りやったし。峰辻から横高山に登るが,ちょうど直前に年配の集団が横高山目指して上り始めたところだった。どうしようかと思ったが,下手に休憩すると体が疲れに気づいて気力が失われそうだったので,その集団を抜かそうと考えた。しかし,それが結構しんどかった。なにせ横高山の急登で追い越すので,まあまあのペースで登らないといけない。せっかく水井山のために足を残そうと思ったのに,むしろ体力を削られる感じになってしまった…。  それでもなんとか横高山を登りきり,休憩をせずに水井山に向かった。水井山もまあまあの登りがある。そこだけならそこまでひどくはないが,バプテスト病院横から来て,直前の横高山で足を使い切った感じになった身には結構しんどかった。ま,毎回水井山はそんなもんやけど…。同じタイミングで水井山にかかったご夫婦がおられたので,その人達についていく感じでなんとか水井山を登りきった。水井山から先は多少うねりはあるけど,基本的に大原まで下りなのでかなり気がラクになる。そこで,お気楽に下ろうと思っていたら,横高山で休憩していた3人のトレラングループに抜かれ,3人の間に位置することになってしまった。抜かれたのが下りだったので,つい,前の二人について下ってしまった。途中,前のお二人がグループの最後のメンバーを待つために止まったが,後で抜かされるのを気にしながら行くのもやだなぁ,と思ってそのままのペースで一気に大原戸寺まで下った。  水井山の先には仰木峠があり,そこから三千院に向かう東海自然歩道を行くが,京都一周トレイルは途中でボーイスカウト道を下って大原戸寺に向かう。今回もそのコースを下ったが,ボーイスカウト道はかなり急である。そこまででほぼ足を使い切っていたので,ボーイスカウト道はかなりしんどかった。それでも,なんとか踏ん張ってこけないように下ると,大原の戸寺に着いたのは12時半ごろだった。バプテスト病院横を9:15に通過したので,GPS の記録で 15.6km を3時間20分ほどで走った(歩いた?)ことになる。平均時速にすると4.7km/h ぐらいなので,体が重かった割にはいいペースで行けたかもしれない(私はそんなに速く移動できる人間ではない)。  大原の戸寺には志野という土産物屋があり,地物の野菜などを売っている。そこではお弁当も売っているので,お弁当を買ってお昼ごはんにした。賀茂なすのしぎ焼き弁当があればほしかったが,まだ賀茂なすの季節には早かった。そこでたけのこご飯を買った。その時「天ぷら,今揚がりました〜」という声が聞こえた。あぁ,美味しそう,と思って,つい天ぷらも買ってしまった。たけのこご飯と野菜の天ぷらをお店の前のベンチで食べたが,天ぷらが思ったよりも多くて,かなり食べすぎてしまった。天ぷらって食べすぎると油を多く使ってる分,気分が悪くなってしまう。あれはやりすぎた…。  そこからは「帰り」になるのだが,戸寺からは叡電のいずれかの駅まで自分の足で行こうと思っていた。候補として,八瀬比叡山口駅に向かう,静原から薬王坂経由で鞍馬駅に向かう,静原から市原駅まで行く,瓢箪崩山辺りを越えて岩倉(三宅八幡前駅)めざす,があった。で,今回はお昼ごはんを食べすぎてかなり気分が悪くなっていたので,上りはやだなぁ,と思った。そうなると選択肢は八瀬に向かう,しかない。とりあえず一瞬静原に足を向けたが,やっぱりあかんわ,と思って八瀬に向かった。  大原から八瀬へは国道に沿って移動する。途中,国道の旧道がある区間は旧道を歩いた(走った)。ペースはほぼ歩きだったが,最終的に,スタートから八瀬比叡山口駅まで約 24km を4時間42分で移動したので(志野での食事の時間を除いた),平均の移動速度は 5.11 km/h となった。山の中と,へばってからの八瀬までの行程を含んでいたにしては,それっぽい速度で移動できた。ま,こんなもんかな。

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