経ヶ岳(宿谷川経由)

2021.02.11(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 37
休憩時間
1 時間 33
距離
10.3 km
のぼり / くだり
1349 / 1358 m
2 11
52
43
5

活動詳細

すべて見る

ずっと行きたかった厳冬期の経ヶ岳。 天候と雪の状態、そしてメンバーに恵まれ、宿谷川を登り、山頂から池の大沢へ滑降することができました。 【奥越高原青少年自然の家〜杓子岳】 出発が30分遅れ、先行するメンバーを必死に追いかける。宿谷川を遡上し、堰堤を2つ過ぎた第二渡渉地点で追いつく。 (※スタート地点から渡渉点あたりまで、なぜかGPSが狂っているが、実際は帰路と同じルートを登行) 第二渡渉地点から上は完全に雪で埋まっている。法恩寺林道との交差点以降は山体崩壊の名残りの馬蹄形凹地の中を進む。 雪の状況によっては雪崩注意だが、この日は安定していた。右岸の岸壁から垂れ下がる巨大なつららが圧巻だ。 杓子岳に登り上げると、純白の経ヶ岳が神々しいほどの美しさでそびえていた。ずっと見たかった景色に感動…。 何枚も写真を撮りつつ、その先の景色を求めてさらに進む。 【杓子岳〜経ヶ岳】 杓子岳からシュカブラの刻まれた緩やかな稜線を進み、中岳は東側から巻く。 振り返れば荒島岳や大野盆地が美しい。 切窓から山頂までは状況が一変。鎧を纏ったような氷化斜面となり、吹きつける季節風も相まって緊張感が増す。メンバーはクトーを装着し、最終形態へ。自分はクトーを持っていないので、行けるところまでシール歩行で挑んだが、文字通りスキーの刃が立たないクラストを前に、あっさり12本爪アイゼンへと装換。 不自由なツボ足歩行とスキーの重荷に苦しみながら、雪煙の中を山頂まで最後のひと踏ん張り。 たどり着いた山頂で記念撮影を撮ったりと一通り喜びを噛みしめるが、強風のため長居はできない。風を気にしながら慎重にシールを剥がし、そそくさと滑走準備を整える。 【経ヶ岳〜池の大沢〜宿谷川】 山頂からカチカチの斜面を50m程慎重に滑り、滑り出し易そうなポイントから池の大沢へ滑降! ウン万年前の山体崩壊が創り出したこのダイナミックな地形に、思いっきりテレマークターンを刻むことができ感無量。 余韻に浸りつつシールを貼り直し、無雪期は歩けないブナ林の中を深く呼吸しながら杓子岳へ登り返す。 杓子岳で雪のテーブルセットを作り、談笑ランチタイム。自分たちの描いたシュプールを眺めつつカップ麺をすする贅沢な時間。一名同じルートを滑る姿が見えた。 杓子岳からは滑降第二ラウンド。青少年自然の家を目指して宿谷川の地形を思い思いに楽しむ。広い谷の中にはマッシュがたくさんあり、ジャンプを試みるが、着地でテレマーク姿勢をキメられず減点笑 日陰の生き残りのパウダーや腐れストップスノーを味わいながらゴール。 単独では恐ろしいが、仲間のおかげで景色良し、滑り良しの大満足の山行となった。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。