活動データ
タイム
07:42
距離
17.8km
のぼり
1550m
くだり
1550m
活動詳細
すべて見る雪山での生存技術を高めるために、斜里岳に「イグルー訓練」に行ってきました😄🏔️⛄ …自分自身の甘えと逃げ道を絶つため、テントはあえて持たず、シュラフは冬用ではなくスリーシーズン用のものを用意して入山しました。 まずは斜里岳森林限界付近の現場に着いてからイグルー建設地を探して右往左往… ほどよい吹きだまりを見つけて、さっそくイグルー製作にとりかかるも、春先の重たい雪はイグルーには適さず建設に難儀しました…😅 十分に時間的余裕を持って現地入りしたはずだったのに、暗くなるころになってようやくイグルーが完成しました😄 夜中の外界はマイナス10℃くらいで強風が吹き荒れていましたが、イグルー内は0℃前後で平穏。外は大荒れなのにイグルー内は喧騒とは無関係で、なんだか不思議な感覚😊🎵スリーシーズンシュラフでも問題なく過ごすことができました😉 僕なんかが建てた粗末なイグルーでもこんな荒天に対抗できることが分かって、少し感心しました😄 多くの点で雪洞やテントよりも優れていると言われるイグルー。 まだイグルー職人として未熟な僕にとっては建設に多くの時間を要してしまうのは難点ですが… もっと技術を磨いて一人前の「イグラー」になりたいです😁⛄✨ さて、明けた日曜日。 夜中はすごい風の音でしたが、イグルーはびくともせず、ちゃんと平穏に朝を迎えることができました✨ イグルーから這い出して爽やかな朝陽を浴びて東斜里岳→斜里岳→1508峰→南斜里岳のループ縦走へ出かけました🏔️🏔️🏔️🏔️ 一般的に独立峰として認識されている斜里岳ですが、積雪期であれば山々がつながり縦走できます😉⛄ 降雪直後でラッセルに喘ぎ、さらには藪こぎやズボリングもあり、いつもよりも余計に苦労しましたが、いいお天気も手伝って無事に縦走完了しました🏔️🏔️🏔️🏔️🎵 最後は南斜里岳から滑走しようとしましたが、雪崩そうな怪しい雰囲気の斜面があり、アイゼンのまま歩いてパスしたり…パンケニワナイの雪もグサグサの腐りまくりだったり😅⛄💦 もう冬はおしまいかぁ…😥 ともあれ、とにかく今回はイグルーで無事に夜を明かすことができ、とても貴重な経験ができました😊 来年は、イグルーに泊まって斜里岳スキー合宿でもやりたいです😁🏔️ ※※※まとめ※※※ ◯ 雪洞は1~2メートル程度の積雪が必要であるが、イグルーは50センチ程度の積雪があれば製作可能(もともと雪が少ない道東では雪洞ができるほどの積雪量を期待しにくく、イグルーに軍配が上がる)。 ◯ イグルー内の気温は、雪洞と同様、常に0℃前後に保たれ、外気の影響を受けない。 ◯ 雪洞は酸欠・CO中毒に注意が必要であるが、適度に隙間があるイグルーではその危険性は低い。 ◯ 雪洞内は昼間でも真っ暗であるが、イグルー内は適度な隙間があり、雪洞内よりも多少は明るい。 ◯ 熟練すれば、イグルーは1時間程度で製作可能とのこと。 ◯ 出発時に撤収が必要なテントとは違って、イグルーは放置したまますぐに出発できるので、それが大きな魅力。 ◯ テント泊では冬用シュラフが必要でも、イグルー(雪洞)ならばスリーシーズンシュラフでも大丈夫。 ◯ 何より、テントを持ち歩く必要がなく、スコップとスノーソーだけで事足りるのは大きなアドバンテージであるし、テントでは絶対に耐えられない強風でも、イグルーや雪洞ならば問題なし。
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