焼肉竹の親父の山歩記 赤坂山・寒風(滋賀県) 大空に飛翔できるほどの強風に煽られて

2021.04.12(月) 日帰り

活動データ

タイム

06:08

距離

10.5km

のぼり

886m

くだり

884m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 8
休憩時間
51
距離
10.5 km
のぼり / くだり
886 / 884 m
6
50
55
9
6
1 1
1 47

活動詳細

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いつものように前夜から予習して登る山を調べる。 YAMAPやヤマレコはもちろん、YouTubeや書籍も参照する。 赤坂山は標高の割にはルートタイムが長い。 こういう場合、緩やかなトレイルである確率がかなり高い。 そして経験上、整備も行き届いている。 で、実際にその通りだった。 はじめこそ、段差のある階段をある程度の距離登っていくが、稜線に出るとほとんど緩やかかフラットな道が赤坂山まで続く。 しかも時折右側に琵琶湖や麓の町が見えたり、堰堤やそこから落ちる滝、キラキラ光る綺麗な小川にせせらぎの音、情緒あふれる景観がより山歩きを楽しませてくれる。 何より圧巻は、赤坂山から寒風までの長い稜線の素晴らしさである❣️ この中央分水嶺高島トレイルは、ダイナミックでワイルド、しかし、見事な山波、そう、ウェーブする様になだらかに流れる周囲の山々の荘厳さは神々しいまでであった。 ただ、私が通過した時間帯は、これまでの人生で最強の強風で、大自然の中の小石のような存在の身体がいつ飛ばされるかと、戦々恐々としながら細い道を歩いた。 それでもビューポイントの寒風にたどり着いた時、一気に広がった大いなるマザーレイクと湖岸の山々や麓の町、そんな世界のすべてが目に飛び込んできて、「うぉー」と感動を思わず声にした。 両手を大空に向かって広げ、心で景観を抱き締め、湖面から吹き上げてくる東風に乗って、翼広げて飛翔したいと痛切に思った。 標高を下げていく下山道、普通の山道に戻り、やがてマキノ高原に私と同じくコロナや煩いざわめきから逃れてきたように見える人たちの、点々と散らばるいくつかのキャンプのテントが見え始めた。 夕餉のバーベキューをし始めた若いグループの中の女の子の「こんにちは」という明るい声に励まさせるように、疲れ気味でつま先に痛みを感じでいた足に最後の力を入れた。

動画

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