三尾山、鋸山から栗柄峠~ヒカゲツツジを見ながら縦走

2021.04.11(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 57
休憩時間
1 時間 24
距離
10.1 km
のぼり / くだり
1166 / 1033 m
1
1 2
42
1 30
27
41

活動詳細

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 ヒカゲツツジはこの辺りでは向山が有名ですが、三尾山から鋸山にかけての稜線も十分見ごたえのあるほど咲いていました。ヒカゲツツジのほかにも、ヤマザクラ、キバナショウジョウバカマ、コバノミツバツツジ、イワナシ、イワウチワ、アセビ、シキミ、クロモジ、ミヤマシキミなど、たくさんの花を楽しめる稜線でした。  春日ICから県道を南東に進み、春日町中山の登山口から三尾山に登りました。谷沿いに進むルートはやがて右の山腹に取り付き、ジグザグ状に三尾山の東西峰の鞍部に登っていきます。東峰からは北西~東、主峰からは南西~北がよく見えましたので、パノラマにしました。  ここから鏡峠、鋸山、高坂越、堂の峰、御在所山を経て栗柄峠まで歩きました。この稜線、標高経過図のギザギザを見てもわかるように、鋸山に限らず、思った以上に起伏があり、なかなかハードな稜線歩きでした。累積標高(上り)も1200m弱。先週の台高山脈の稜線歩きをさっそく思い出させてくれました。なめて歩くときついですよー。

三尾山・黒頭峰・鋸山 春日ICから南東に車を走らせると、正面に見えてきました。左のギザギザの山が鋸山、その右に三尾山。
春日ICから南東に車を走らせると、正面に見えてきました。左のギザギザの山が鋸山、その右に三尾山。
三尾山・黒頭峰・鋸山 三尾山の山頂にある三つの峰。左から東峰、西峰、主峰です。
三尾山の山頂にある三つの峰。左から東峰、西峰、主峰です。
三尾山・黒頭峰・鋸山 YAMAPの地図にあるPマークはゲートの内側なので車では入れません。ゲート手前右のお寺の横に、広い駐車場がありました。そこから見上げる三尾山の東峰。前三尾とも呼ばれているようです。
YAMAPの地図にあるPマークはゲートの内側なので車では入れません。ゲート手前右のお寺の横に、広い駐車場がありました。そこから見上げる三尾山の東峰。前三尾とも呼ばれているようです。
三尾山・黒頭峰・鋸山 稜線下のヤマザクラはちょうど見ごろでした。
稜線下のヤマザクラはちょうど見ごろでした。
三尾山・黒頭峰・鋸山 お寺の庭に黄色いショウジョウバカマ(ユリ科ショウジョウバカマ属)が咲いていました。
お寺の庭に黄色いショウジョウバカマ(ユリ科ショウジョウバカマ属)が咲いていました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 キバナノショウジョウバカマという呼び方もあるそうです。
キバナノショウジョウバカマという呼び方もあるそうです。
三尾山・黒頭峰・鋸山 下界は八重桜が満開。
下界は八重桜が満開。
三尾山・黒頭峰・鋸山 さぁ、出発。ゲートを開いて進みます。
さぁ、出発。ゲートを開いて進みます。
三尾山・黒頭峰・鋸山 ミツバアケビ(アケビ科アケビ属)が花を咲かせていました。右上が雌花、下が雄花です。
ミツバアケビ(アケビ科アケビ属)が花を咲かせていました。右上が雌花、下が雄花です。
三尾山・黒頭峰・鋸山 さっき走ってきた舞鶴道の下をくぐります。
さっき走ってきた舞鶴道の下をくぐります。
三尾山・黒頭峰・鋸山 舞鶴道下から見上げる三尾山の東峰
舞鶴道下から見上げる三尾山の東峰
三尾山・黒頭峰・鋸山 ニガイチゴ(バラ科キイチゴ属)通常5月に白い五弁花が咲き、夏に赤い実がなります。今年は4月で満開。
ニガイチゴ(バラ科キイチゴ属)通常5月に白い五弁花が咲き、夏に赤い実がなります。今年は4月で満開。
三尾山・黒頭峰・鋸山 岩がいっぱい見えてきました。
岩がいっぱい見えてきました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 今日は12名の大所帯です。谷沿いを登ります。
今日は12名の大所帯です。谷沿いを登ります。
三尾山・黒頭峰・鋸山 「山岳訓練場」の橋を渡って対岸へ。
「山岳訓練場」の橋を渡って対岸へ。
三尾山・黒頭峰・鋸山 ここのショウジョウバカマは薄いピンク。
ここのショウジョウバカマは薄いピンク。
三尾山・黒頭峰・鋸山 どんどん谷を詰め、やがて右の山腹をジグザグで登っていきます。
どんどん谷を詰め、やがて右の山腹をジグザグで登っていきます。
三尾山・黒頭峰・鋸山 コバノミツバツツジ(ツツジ科ツツジ属)も満開。
コバノミツバツツジ(ツツジ科ツツジ属)も満開。
三尾山・黒頭峰・鋸山 標高ほぼ400mで、最初のヒカゲツツジ(ツツジ科ツツジ属)を見つけました。
標高ほぼ400mで、最初のヒカゲツツジ(ツツジ科ツツジ属)を見つけました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 クリーム色の花とシャクナゲのような常緑の葉をもつ希少なツツジです。
クリーム色の花とシャクナゲのような常緑の葉をもつ希少なツツジです。
三尾山・黒頭峰・鋸山 三尾山の東峰に到着です。山頂には前三尾の表示がありました。東を見ると今から歩く鋸山がギザギザの姿。その左後方に三嶽795mがあります。
三尾山の東峰に到着です。山頂には前三尾の表示がありました。東を見ると今から歩く鋸山がギザギザの姿。その左後方に三嶽795mがあります。
三尾山・黒頭峰・鋸山 パノラマにしました。北西~東方向です。遠くは大江山、長老ヶ岳などが確認できました。下界は丹波市春日町。
パノラマにしました。北西~東方向です。遠くは大江山、長老ヶ岳などが確認できました。下界は丹波市春日町。
三尾山・黒頭峰・鋸山 駐車場が見下ろせます。右のオレンジがお寺の屋根。
駐車場が見下ろせます。右のオレンジがお寺の屋根。
三尾山・黒頭峰・鋸山 キアゲハが来ました。
キアゲハが来ました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 西を見ると、今から登る三尾山の西峰(右)と主峰(中央)。
西を見ると、今から登る三尾山の西峰(右)と主峰(中央)。
三尾山・黒頭峰・鋸山 ヒカゲツツジはあちこちに咲いています。雄蕊が10本、雌蕊が1本ありますね。
ヒカゲツツジはあちこちに咲いています。雄蕊が10本、雌蕊が1本ありますね。
三尾山・黒頭峰・鋸山 イワナシ(ツツジ科イワナシ属)一株だけ見つけました。
イワナシ(ツツジ科イワナシ属)一株だけ見つけました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 コバノミツバツツジ満開。
コバノミツバツツジ満開。
三尾山・黒頭峰・鋸山 もうちょいで山頂です。
もうちょいで山頂です。
三尾山・黒頭峰・鋸山 着きました。三尾山(主峰)の頂です。こんな険しい峰にお城があったんですね。
着きました。三尾山(主峰)の頂です。こんな険しい峰にお城があったんですね。
三尾山・黒頭峰・鋸山 後方(南)の左に見えていた夏栗山600mと・・・
後方(南)の左に見えていた夏栗山600mと・・・
三尾山・黒頭峰・鋸山 その右には白髪岳722m(中央)。その左は松尾山687m。
その右には白髪岳722m(中央)。その左は松尾山687m。
三尾山・黒頭峰・鋸山 南西~北をパノラマで。さっき東峰でのパノラマ一番左の五台山が右端にあります。この二枚で南西~北~東までカバー。笠形山、千ヶ峰、段ヶ峰。唯一の雪山は氷ノ山の続きの峰。氷ノ山本体はその右の山の後ろで見えません。
南西~北をパノラマで。さっき東峰でのパノラマ一番左の五台山が右端にあります。この二枚で南西~北~東までカバー。笠形山、千ヶ峰、段ヶ峰。唯一の雪山は氷ノ山の続きの峰。氷ノ山本体はその右の山の後ろで見えません。
三尾山・黒頭峰・鋸山 山頂はアセビ(ツツジ科ツツジ属)が咲き誇っていました。
山頂はアセビ(ツツジ科ツツジ属)が咲き誇っていました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 さあ、まずは鏡峠に向かいます。
さあ、まずは鏡峠に向かいます。
三尾山・黒頭峰・鋸山 東峰の岩壁を見下ろします。
東峰の岩壁を見下ろします。
三尾山・黒頭峰・鋸山 ヒカゲツツジ。何度見ても良い花です。
ヒカゲツツジ。何度見ても良い花です。
三尾山・黒頭峰・鋸山 イワウチワ(イワウメ科イワウチワ属)です。一箇所だけで見ました。
イワウチワ(イワウメ科イワウチワ属)です。一箇所だけで見ました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 この山塊ではちょっと珍しいようなので、とりあえず場所は伏せておきます。
この山塊ではちょっと珍しいようなので、とりあえず場所は伏せておきます。
三尾山・黒頭峰・鋸山 覗岩の登り。気温もずいぶん上がってきました。けっこう汗だくです。
覗岩の登り。気温もずいぶん上がってきました。けっこう汗だくです。
三尾山・黒頭峰・鋸山 こんな風に岩の隙間から空を覗けます。
こんな風に岩の隙間から空を覗けます。
三尾山・黒頭峰・鋸山 反対側から覗いたところ。
反対側から覗いたところ。
三尾山・黒頭峰・鋸山 この尾根は中央分水嶺。だから「分水界の径」と呼んでるようです。稜線の左(北)は由良川水系で日本海へ。右(南)は加古川水系で瀬戸内海へ。
この尾根は中央分水嶺。だから「分水界の径」と呼んでるようです。稜線の左(北)は由良川水系で日本海へ。右(南)は加古川水系で瀬戸内海へ。
三尾山・黒頭峰・鋸山 佐仲ダム。堰堤の下はオートキャンプ場のようですね。
佐仲ダム。堰堤の下はオートキャンプ場のようですね。
三尾山・黒頭峰・鋸山 鏡峠到着。この近くでお昼にしました。
鏡峠到着。この近くでお昼にしました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 鋸山に向けて再出発しました。シキミ(モクレン科シキミ属)が咲いています。少し黄色がかった白い花です。柑橘系の花とも似ていますが、これはモクレンの仲間。
鋸山に向けて再出発しました。シキミ(モクレン科シキミ属)が咲いています。少し黄色がかった白い花です。柑橘系の花とも似ていますが、これはモクレンの仲間。
三尾山・黒頭峰・鋸山 ヤマザクラ(バラ科サクラ属)花で散るタイプと花びらを散らすタイプの両方あるようです。
ヤマザクラ(バラ科サクラ属)花で散るタイプと花びらを散らすタイプの両方あるようです。
三尾山・黒頭峰・鋸山 気持ちの良い稜線です。
気持ちの良い稜線です。
三尾山・黒頭峰・鋸山 鋸山への急登
鋸山への急登
三尾山・黒頭峰・鋸山 先っぽがピンクのアセビを見つけました。これもこの株だけの変異でした。
先っぽがピンクのアセビを見つけました。これもこの株だけの変異でした。
三尾山・黒頭峰・鋸山 まるで園芸種のようですが、自然の中の花です。
まるで園芸種のようですが、自然の中の花です。
三尾山・黒頭峰・鋸山 クロモジ(クスノキ科クロモジ属)花と同時に葉っぱが最初は角のように飛び出し、やがて開き始めてくるのが、クロモジの特徴です。
クロモジ(クスノキ科クロモジ属)花と同時に葉っぱが最初は角のように飛び出し、やがて開き始めてくるのが、クロモジの特徴です。
三尾山・黒頭峰・鋸山 鋸山山頂です。三等三角点「奥谷」。標高605.7mです。
鋸山山頂です。三等三角点「奥谷」。標高605.7mです。
三尾山・黒頭峰・鋸山 鋸山の山頂からはさっきまで手前の三国岳で隠れていた氷ノ山1510mが、はっきりと姿を表してくれました。この暑さでもまだ雪いっぱい。
鋸山の山頂からはさっきまで手前の三国岳で隠れていた氷ノ山1510mが、はっきりと姿を表してくれました。この暑さでもまだ雪いっぱい。
三尾山・黒頭峰・鋸山 三嶽もだいぶ近くなりました。
三嶽もだいぶ近くなりました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 鋸山から先はYAMAPの赤い線もありません。踏み跡はぐんと薄くなり、時折ルートファインディングも必要。
鋸山から先はYAMAPの赤い線もありません。踏み跡はぐんと薄くなり、時折ルートファインディングも必要。
三尾山・黒頭峰・鋸山 たくさんの峰を越えていきました。でも次の堂の峰はなかなか近づきません。
たくさんの峰を越えていきました。でも次の堂の峰はなかなか近づきません。
三尾山・黒頭峰・鋸山 またまた急登です。
またまた急登です。
三尾山・黒頭峰・鋸山 白髪岳をアップで。
白髪岳をアップで。
三尾山・黒頭峰・鋸山 ミヤマシキミ(ミカン科ミヤマシキミ属)秋に艶のある真っ赤な実のなる花で、山道で結構見かけます。さっきのシキミとは花は全く違います。でも、葉が似てるのでこんなことに。
ミヤマシキミ(ミカン科ミヤマシキミ属)秋に艶のある真っ赤な実のなる花で、山道で結構見かけます。さっきのシキミとは花は全く違います。でも、葉が似てるのでこんなことに。
三尾山・黒頭峰・鋸山 高坂越。長い鋸山~堂の峰もようやく半分を過ぎました。
高坂越。長い鋸山~堂の峰もようやく半分を過ぎました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 ようやく堂の峰が見えてきました。最後、これを登りきると・・・
ようやく堂の峰が見えてきました。最後、これを登りきると・・・
三尾山・黒頭峰・鋸山 山頂到着です。YAMAPの山頂位値より、150m東にありました。
山頂到着です。YAMAPの山頂位値より、150m東にありました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 堂の峰の急降下の後、今日最後のピーク、御在所山へ。この峰は縦走路から少し離れてるので、荷物をデポして往復します。
堂の峰の急降下の後、今日最後のピーク、御在所山へ。この峰は縦走路から少し離れてるので、荷物をデポして往復します。
三尾山・黒頭峰・鋸山 はっきりしない登路でした。40mほど登ります。
はっきりしない登路でした。40mほど登ります。
三尾山・黒頭峰・鋸山 分岐から6分で山頂到着。四等三角点「浅木谷山」、標高443.3mがありました。
分岐から6分で山頂到着。四等三角点「浅木谷山」、標高443.3mがありました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 この標石、コンクリート製?御影石には見えません。
この標石、コンクリート製?御影石には見えません。
三尾山・黒頭峰・鋸山 正面に堂の峰を見ながら下ります。稜線のどっちから見ても、端正な形の山でした。
正面に堂の峰を見ながら下ります。稜線のどっちから見ても、端正な形の山でした。
三尾山・黒頭峰・鋸山 雰囲気が夕方になってきました。
雰囲気が夕方になってきました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 西日で影が長くなってきました。
西日で影が長くなってきました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 ちょうど5時、栗柄峠に下ってきました。
ちょうど5時、栗柄峠に下ってきました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 こんなところを下ってきました。
こんなところを下ってきました。
三尾山・黒頭峰・鋸山 登山口には、こんな標識。
登山口には、こんな標識。
三尾山・黒頭峰・鋸山 カキドオシ(シソ科カキドオシ属)アップで見るとなかなかユニークな顔。模様をよく見ると、それぞれの花に個性があります。産地による違いも認められます。
カキドオシ(シソ科カキドオシ属)アップで見るとなかなかユニークな顔。模様をよく見ると、それぞれの花に個性があります。産地による違いも認められます。
三尾山・黒頭峰・鋸山 日が暮れても、だいぶ暖かくなったね。
日が暮れても、だいぶ暖かくなったね。

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