滑沢山・ヒクタ峰

2021.04.11(日) 日帰り

活動データ

タイム

05:08

距離

7.0km

のぼり

783m

くだり

778m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 8
休憩時間
1 時間 3
距離
7.0 km
のぼり / くだり
783 / 778 m
1 32
47
35
42
50

活動詳細

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今回はジジイ二人のデュオだ。ビューティーペアと呼んでいただきたい。 先月、美比内山から大沼山を縦走した時、ヒクタ峰を左に見ながら「次はあの山だ」と心に決めたのだが、移り気の私だ。結局次の次となって今日を迎えた。 ヒクタ峰は定山渓天狗岳と白井岳の中間に位置する山で、地形図1/25,000「余市岳」を覗き込んでも山名の記載はない。 山名の由来については諸説色々あるようだが、どうやら白井川の支流「ヒクタ沢の源の山」とすると通りが良いようである。 だが、ヒクタ沢の名も地形図にはない。 ヒクタは人の苗字だとの説もあるようだ。 このヒクタ峰、最近は訪れる登山者も多くなって、やがては「ヒクタ(手)あまた」の人気モノとなるのだろうか。 道道1号線を小樽方面に向かい、四ツ峰トンネルを抜けて1.8㎞ほど行くと、つつじ橋がある。渡って直ぐ左に5台ほど停められる駐車帯があり、ここに車を停めて、滑沢1号林道を出発した(8:33)。 雪は適度に締まっており、ツボ足で進む。5分ほど歩くと滑沢出会だ。雪融け水で水量の増した川の小橋を渡り、東尾根に取り付く。 標高450mから500m辺りまでは結構な急登だ。 尾根を登り続けるとポコの上に出た。通称「滑沢山」だ(10:06)。三等三角点「滑り澤」である。 ここからは比較的穏やかな稜線歩きとなる。 定山渓天狗岳、烏帽子岳、神威岳などを横目に歩くのは気持ちが良い。 最後の急な斜面を登り切るとヒクタ峰の頂上だ。 山頂は三つに分かれ、山頂標識があるのが1峰、次いで中央に2峰、西端が3峰で岩場となっている。山頂標識のある1峰より10mほど高いと言うのだ。 ならば行かねばなるまいと即決だ。3峰まで行って山頂標識のある1峰まで戻って来た(11:50)。 即決はいいが、行って良かったのか悪かったのか。 3峰への尾根は両サイドが切れ落ちて細く、岩場までは急な登りもあって生きた心地がしない。 登りはまだ良い。後ろ向きになり、心許ないハイ松を手掛かりにした下りは恐怖だった。 只でさえ幾ばくもない余命を、こんなところで縮める必要は何もないのである。 春の陽気で理性が麻痺したジジイこそ恐怖なのか。

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