活動データ
タイム
15:32
距離
15.4km
のぼり
1619m
くだり
1733m
活動詳細
すべて見る青森市南部にそびえる『八甲田山(はっこうださん)』は、県内最高峰である『岩木山(いわきさん)』と共に青森県を代表する山として知られており、日本百名山の一座にも数えられている。豊かな植生に恵まれた高原湿地を湛え、初夏から紅葉の時期にかけては、非常に多くの登山者で賑わいを見せている。また、活火山でもあることから『酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)』や『谷地温泉(やちおんせん)』などといった温泉地も点在し、ロープウェーやスキー場も整備されているため、レジャースポットとしても多くの人々に親しまれているのだ。 ところで『八甲田山』の名は単独のピークを指すものではなく、主峰である『大岳(おおだけ、1585m)』をはじめとした18の峰々から成る火山群の総称である。同山域は大きく分けて『北八甲田(『大岳』はこちらに属する)』および『南八甲田』の二つのエリアに分かれており、いずれも多彩な登山コースが存在するため、単独のピークを目指すのはもちろんのこと、周回や縦走など多彩な楽しみ方が可能な懐の深さも魅力の一つだ。 ともあれ先月のある日、筆者は同じく登山趣味者である職場の同僚(以下『Kさん』)から『北八甲田』縦走のお誘いを受けた。Kさんとは先日、偶然八甲田の山中ですれ違って以来、今度は一緒に山に行こうと話し合っていたのだが、くだんの縦走ルートは7つものピークを辿るロングコース。春先とはいえ雪の多く残るこの時期は、一泊二日の行程となる。かなりの急坂が続く箇所も待ち受けているため、個人的に体力的な不安もあったものの、Kさんは登山経験が筆者よりも圧倒的に豊富な手練れの模様。一緒であれば心強いと考え、提案に乗ることを決意した。 その後、二人して山行のタイミングを待ち構える中、ようやく土日連続で天気の良さそうな週末が到来。昨年8月に青森に越してきて以来、幾度か足を運んだ八甲田であったが、これまでとは一味違う大縦走に期待は高まるばかり。一方で己の体力不足に起因する不安がくすぶりつつも、早起きして登山口へ車を走らせる筆者であった。 <注意事項> ・登山口周辺の道路は冬季通行止めの箇所も多いほか、春先であっても突発的な降雪により通行止めとなる場合もあるため、当日朝まで念入りに情報収集を行うこと。 <補足事項> ・後述の『仙人岱避難小屋』に宿泊する場合、ストーブの燃料は持参が基本となる。寝床に関しては寝袋および銀マット等の持参が必要であるが、緊急時には備え付けの毛布や銀マットも利用可能。トイレにはトイレットペーパーも準備されているが、念のため代わりになるものを持参すると安心だ。なお、同じく後述の『大岳避難小屋』にはストーブは置かれていない模様である。
活動の装備
- ニコン(Nikon)標準ズームレンズAF-SDXNIKKOR16-85mmf/3.5-5.6GEDVRニコンDXフォーマット専用
- ニコン(Nikon)デジタル一眼レフカメラD7100ボディーD7100
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