活動データ
タイム
03:40
距離
6.8km
のぼり
495m
くだり
492m
活動詳細
すべて見る《アプローチ》 車=50分(金沢-駐車スペース) 《登山コース》 10:53駐車スペース-10:57登山口-11:37高野山-12:11/13:08あずまや(食事)-13:39揚原山-14:09蟹淵-14:34駐車スペース (グレートトラバース風に) その日、random walkerは能美市にある辰口丘陵の奥へと車を走らせていた。今回の舞台は高野山(たかのやま)と揚原山。どちらも標高300-400m台の低山だが、彼には楽しみにしているものがあった。それは大蟹伝説に彩られた蟹淵(がんぶち)という池と、初めて作るホットサンド。果たしてどんな山行になるだろうか。 林道鍋谷和佐谷線の待避スペースに車を止めたrandom walker、午前10時53分に登山を開始した。晴天だが、空気はひんやりしている。気温8度。登山口から入山し、急登のスギ林をジグザグに登る。尾根に出ると鉄塔があり、送電線に沿ってさらに急斜面を登る。 登山道沿いにはツバキやタムシバが花を咲かせている。高野山分岐を左方向へ進むと、10分ほどで高野山(標高372m)に到着。山頂は平たく整備されており、木々を切り開いた場所から辰口方面を展望できる。 来た道を戻り、高野山分岐をあずまや方面へ進む。2つ目の分岐を右へ折れ、階段が連続する道を登り切るとあずまやが現れた。するとrandom walker、ザックからガスバーナーとホットサンドメーカーを取り出し、何かを炒め始めた。豚肉のショウガ焼きだ。それを食パンに挟んで加熱すれば、和と洋のコラボ、豚ショウガ焼きホットサンドの出来上がり。 ホットサンドはrandom walkerが得意とする山メシのひとつ。これまで、ハムチーズ、ベーコンエッグ、豚カツ、フライドチキン、カレーチーズ、チョコバナナなど、さまざまな具材で作ってきた。しかし、豚ショウガ焼きというのは初めて。ぶっつけ本番だったが、random walkerはその出来栄えに満足そうな笑みを浮かべた。 食事を終え、あずまやから階段を下ると、林道鍋谷和佐谷線の峠に出る。揚原山の登山口は林道の向かい側。カタクリ、イワウチワ、ショウジョウバカマの可憐な花々に出迎えられ、さらに進むと揚原山(同487m)に着いた。気温は14度まで上がっている。 峠への道を分岐まで戻り、蟹淵への道をたどる。急坂を下り、沢を何度か渡ると、コバルトブルーに輝く蟹淵が現れた。水が澄んでいて、とてもきれいだ。ここには大蟹が棲むとの伝説があり、ルリイトトンボやモリアオガエルの生息地としても知られている。random walkerはなだらかな道を下り、午後2時34分、余力を残して林道の待避スペースに帰還した。 下山後、random walkerは川北温泉ふれあいの湯で入浴し、お土産にわくわく手づくりファーム川北のイチジクビールを購入した。よく整備された登山道、多様な花々、絶好のコンディションにrandom walkerは満足し、すでに次の山行へと思いを馳せていた。前人未踏の挑戦は続く。
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