活動データ
タイム
30:00
距離
65.9km
のぼり
4640m
くだり
5401m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る熊野古道 小辺路を二泊三日で歩いてきました! 最初に小辺路を歩こうかと迷われている方に自分が感じた良かった点と悪かった点を書きます。 良かった点 1.道がしっかりしている 2.案内がしっかりしている 3.トイレが整備されている 4.自販機がある 5.人が少ない 悪かった点 1.舗装路歩きが長い 2.道が単調で飽きた 3.見晴らしがよい所が少ない それぞれ詳しく書くと 良かった点 1.道がしっかり整備されているのは終始鎖場や危険箇所もなくとても歩きやすい 2.案内がしっかりされてる点は、定期的に次のポイントまでは何キロといった案内や分岐などでは熊野古道でない方の道には(この道は熊野古道ではありません)といった案内板があってよかった。ただし三浦峠下山後の果無山までの舗装路、果無山下山中の違う集落に降りる登山道の分岐、自分が間違えた道の駅「ほんぐう」から舗装路歩き中に再び山に入る分岐の3ヶ所は間違えやすいかもしれないです。 3.トイレが整備されている点は、それぞれの山の山頂と、下山した所等に定期的にトイレがあります。山頂のトイレは利用しなかったのですが(利用した人の話ではあまり掃除されてないとのこと)下山した所にあるトイレはすごくキレイでした。 4.自販機について 自販機は下山し、次の山に登る間に必ずありました。ただし大股集落の自販機のみゴミ箱がなかったので注意が必要。三浦峠下山後の長い舗装路歩きの二つ目の自販機にモンスターエナジーが売ってたのはめちゃくちゃ嬉しかった。 5.人が少ない 約60キロの行程で集落を歩いている時や熊野本宮付近での観光客を除くと出会った人は7人。 出会った方々も、ここまで人がいないとは思わなかったとのこと。それくらい人に出会わなく、静かな山歩きがしたい方にはお勧め。 悪かった点 1.舗装路歩きが長い。一番長い三浦峠登山口から果無山登山口までの8キロの舗装路を歩く以外にもちょくちょく舗装路を歩くので10キロ以上は舗装路を歩きます。ちょっと長いかな。 2.道が単調で飽きた点はそのまま。きちんと整備されているから歩きやすい反面、同じような道が続く。 3.見晴らしがよい所が少ないのもそのまま。 結果的に歩いてよかったかと問われたなら「歩いてよかったし行って良かった」単純に登山という点だけで考えたら、登って楽しい山やルートは他にあると思う。けどそれらの山にはない古道としての魅力が熊野古道、小辺路にはあるように感じた。 ここからは自分の備忘録&日記 準備編 今回は荷物を軽量化することを考え準備した。 去年の鈴鹿セブンマウンテン縦走した際は50リットルザックに外付けザックをつけて約60リットルにし重量17キロ程。今回は二泊三日30リットルザックに入るように準備。ただし何かを購入するのではなく持っている物の組み合わせで軽くしてみた。例えば前回はガスバーナーを持っていったけど、今回はアルコールストーブに燃料も計算して最低限+αにするなど、その為に最低限水さえあれば食事ができるように全てアルファ米にするなどした結果、最終的に2リットルの水込みで10.07キロでした。やっぱり軽いと楽でした。 1日目 始発の電車で出発。 電車のなかで朝食。特急高野乗車中にマスク破損。 高野山に着いて、お坊さんが黒いマスクしているのを見て真似して黒いマスク購入。 スタート直後、デイリーヤマザキ発見。昼食。 ダラダラと歩き始めるものの前日遅く、スタートが早朝だったこともありゆっくりのペース。 途中誰にも会わないし、誰も歩いていないと思い、龍神スカイラインから登山道に入った所で 一時間半程寝る。 終始スローペースで暗くなったくらいで目的地の山小屋着。 山小屋に近づくと「近くにヤマップユーザーがいます」との表示に山小屋に人がいることがわかったけど 人の気配なし。恐る恐る山小屋に入ると他の登山者さんが休憩されていた。お互いに驚いた感じ。 疲れていたけど楽しみにしていた達磨ストーブを前にテンションが上がる。一発着火! その日は早めに就寝。 2日目 早朝に他の登山者さんの出発準備で目を覚ます。自分はゆっくり出発するつもりだったので 再度達磨ストーブ着火。。。。がこの達磨ストーブなかなか火が消えない。自分が出発したい時間に なっても消えない。で、なんだかんだ完全に鎮火したことを確認後、掃除したりしていたら出発時間を2時間近く遅れた。まぁいいや。ゆっくり伯母子山頂を登り、山頂でボーっとした後下山。伯母子と三浦峠の間にある 集落に美味しそうな椎茸が売ってたので食べたかったけど、今回は調理器具が最低限しかなかったので我慢。伯母子と書かれたキーホルダーを購入。猫が気持ちよさそうにウトウトしているのを見ながらぼーっとしてた。 だらだらと三浦峠まで登る。テント発見。今朝達磨ストーブの鎮火を待っている時に山小屋で出会い、伯母子の登りで颯爽と追い抜いて行った方だった。なんでも13時に着いたとか。はやーい。自分も三浦峠で二日目を終えようか迷った。時間は16時。まだまだ足の疲労は大丈夫そうだし、明日の日程を考えたら先に進んだ方がよさそう。日没までに下山できると予想し超特急で下山。なんとかアスファルトの所までヘッドライトなしで下山できた。 その後は目的地までアスファルトを歩く。途中の自販機でモンスターエナジー発見。生き返る。 小学校か中学校の体育館で女性がバレーボールしているのを見つつ、山間の集落で生活することを考えたり、 無になったり、星空を見たりしながらひたすら歩いて目的地着。初めてのツェルト泊。 3日目最終日 朝起きてボーっとしてたら、知らない方が近寄って来られた。一瞬身構える。話し出すと前日山小屋で一緒だった方とわかる。前日の山小屋は真っ暗だったからか印象が違って初めてお話しする方かと思った。まさか前日一緒に泊まった方とは、、、失礼しました。 その方に足湯の場所を教えてもらったりしつつ、今日もゆっくりの出発。 出発してすぐにトンネルがあり、トンネルを抜けると吊り橋だった。この吊り橋。。。。めっちゃ怖い。 慎重に慎重に渡り終えた辺りから石畳みの登山道スタート。最初は熊野古道!!って雰囲気に喜ぶものの 滑って歩きにくい。途中見晴らしがいい所にベンチがあってボーっとしてたけど、バスの時間が気になって現実に引き戻される。しばらく 登り果無集落到着。よく写真で見るところ。記念撮影して再度出発。 果無山のピークを取りつつ、休憩中に帰りのバスの時間を調べつつ、急いで下山。最後は熊野本宮まで歩くだけ!舗装路を歩くだけ!っと思っていたら、再度山に戻されるのね。気が付いた時には再度山に戻るポイントをだいぶ過ぎていたし、もし戻っていたらバスに間に合わないかもっと思ったので、今回は泣く泣くそのまま熊野本宮まで歩くことにした。熊野本宮を参拝したあとバス停の場所を確認しに行ったら、ちょうど新宮駅行のバスの発車のタイミング。この後のバスでも帰りの電車には十分間に合うけど、ちょうど来てたバスに乗り込んだ。 予定している電車には1時間以上待ちがあったので切符だけ先に購入し新宮市を散策。 途中スーパーで夜ご飯とお酒を購入。駅に戻ってホームで小辺路完歩を祝して祝杯。ホームに「鳶に食べ物を取られないように注意してください」って張り紙があって「間抜けな人もいるもんだ」と思いながらめはり寿司を頬張る。 一個食べ、二個目を半分食べたところでめはり寿司が消える。。。。間抜けな人がここにもいた。。。。 帰りの電車では長いようで短くも感じた今回の山旅を振り返りつつ、次はどこへ行こうかと考えながら帰りました。
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