桜の屏風岩、住塚国見から済浄坊の滝へ

奈良県曽爾村にある、屏風岩公苑。 昨年の紅葉の時期、麓からみた、どーんと迫りくる屏風岩の圧倒的な迫力が、いまだ記憶に新しく、またあの屏風岩が見たいな・・・春はどんなんだろう？と再び訪れてみました。 この日は例年より2週間くらい早咲きという、ヤマザクラの桃色で、山の裾野はいっぱいで・・・。 平日でありながら、三脚をたててシャッターチャンスを狙ってるカメラマンさんたちもいっぱいでびっくり。 その屏風岩をスタートとして、滝まで周回しましょう！と、山友さんと住塚山、国見山を登り、済浄坊の滝を巡ってもどってくるコースを楽しんできました。 屏風岩からまずは一の峰へ。樹林帯をのぼり、稜線へでると、そこは屏風岩の上！ 少し東へのぼりきって、一の峰。そこからの眺望は、崖下の眼下には、さきほどのヤマザクラの森。見事な桃色の世界がひろがっていました。 そのあとは、住塚山へ。山頂から先は、開けた眺望の稜線歩きをたのしみ、ときどき痩せ尾根、ごろごろした岩場には補助ロープが。 視界が開けてきて、登り切ったところは国見山。標高1016ｍ、ついた～山頂！！ その山頂からは、見渡す限り360度の眺望です。曽爾高原に、三峰山、高見山。 そしてその先には、さらにサプライズな贈り物が・・・！ 南方向、高見山の向うに、先日の登った薊岳と伊勢辻、赤ゾレの稜線がみえる・・・！と目を凝らして稜線をたどって眺めていて、感動していたら、だんだんと雲が途切れ、なんとなんと！私の大好きな、大普賢岳ファミリーが顔をだしてくるではないですか～(‐＾▽＾‐)！！ まさかの、ここから大普賢岳なの？！と、南西方向にうっすら見えて、びっくりでした！！ 和佐又、日本岳、小普賢、大普賢と四峰が黒いシルエットでくっきりと見えて・・・。私が見た中では北限かな。 弥山の稜線、そして西に、ぴょこんと大日岳のトンガリコーンまで見えたので興奮しきりで～(≧∇≦)！ 山友さんの200ミリ望遠レンズでみせてもらったり、雲が切れては撮影、そしてやっぱり目に焼き付けたり、「国見山すごいよ！！」って思いながら、名の通りの眺望を1時間も楽しんでました(笑) 山頂には、社会人一年生グループが数十人登ってきたり、ほかのグループさんなど、平日とは思われない国見山の賑わいっぷり♪きっと皆さんも、この日の最高の眺望を楽しまれたことでしょう～(*^^*) 国見山の眺望をほんっと堪能したあとは、オオタワを超え、林道歩き。 ここでもヤマザクラが目を楽しませてくれます。 そして、済浄坊の滝へ。 春らしく流れる川の水は潤いいっぱい透明で、落差を超えて滝になり、その先の滝つぼは、綺麗な緑青色の淵。 その光さす美しい色合いに、うっとりして見入ってしまいました。 苔むす石階段、水の神様の水煙大権現、落ちて濡れた椿の色鮮やかな紅色・・・。 済浄坊の滝のあたりは、瑞々しい潤いに満ちていて、岩壁に水がしたたりおちて、苔も水草も、すべてが命の水を纏い、濡れていて生き生きと・・・。 ずっと歩きながら耳にはいってくる爽やかな水音に、こちらも水のちからをもらって身体をリフレッシュしたようでした。 ここでようやくお昼ご飯に。 最近食べてないな～と思って、山で中華を。一年まえに、三草山でやった八宝菜を思い出し、今回もフライパン持参。海老イカ豚を炒めて、野菜も炒めて、主婦の味方！COOK.DOを投入～♪ 温めてきたレトルトご飯にかけて、即席中華のできあがり♪　ぱぱっと旨い！栄養たっぷり！美味しかったです(*^^*) その後はてくてくと、春の風景や林道歩きを楽しみながら進み、車の止めていた屏風岩公苑へもどってきました。 姫石の湯に立ち寄り、あ～いい湯だな♪気分に浸り、産直ショップの買い物を楽しみ、無事帰宅。 季節を変えて訪れた住塚国見の周回コース。 国見岳の眺望の底力にはもう感動・・・！ この地の、あらたな素顔にであえて、たくさんの自然の発見もあった、満足な一日でした( ˶ˆᴗˆ˶ )