活動データ
タイム
00:00
距離
0m
のぼり
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くだり
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活動詳細
すべて見る所用で酒田に赴く。 用を済ませて後、遊佐町蕨岡まで足を延ばした。 鳥海(とりのうみ)昭子さんの生家「山本坊」の庭園を拝観するためだ。 2年ぶりの訪いで、感慨も一入だった。 2年前の日記 https://yamap.com/activities/3398990 遊佐町の旧上寺(うわでら)村・現蕨岡地区は、鳥海山の信仰登山口の一つ「蕨岡口」として、鳥海山蕨岡修験の三十三宿坊とその門前の村落として栄えた所だ。 蕨岡の大物忌神社の神職を代々勤めた鳥海家は、蕨岡修験三十三坊の筆頭家格として、宿坊・山本坊を営んでいた。 代々の当主が中心となって手入れを続けてきた山本坊の庭園は一般開放されており、春は桜や椿や水芭蕉、初夏には数百の白い山百合の花が咲き競い、秋には紅葉した葉が季節の終わりを告げる。 それはまるで、「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」とする人の一生と重なり合う四季の変化を織り成しているかのようだ。 厳しい自然の地にあって次々と咲く花は、時を得たようにそれぞれが歓喜の音楽を奏でる。その個々の音楽が、ある時は天を仰ぐ交響曲となって、またある時は協奏曲となって、鳥海昭子さんの故郷である鳥海山麓に響き渡る。 山本坊庭園は、花々が生のよろこびを高らかに歌い上げる彩りの庭だ。 ネットで見つけたエピソード! 「通路の真ん中に生えてしまったヤマユリなんですが『歩くのにじゃまだから植え替えてあげたらいいのに』と言ったら、ご主人が『そう思うんですが、せっかくこの場所を選んでこんなにたくさん花をつけたんだから、きっとこの場所がお気に入りかなと思ってね。それに植え替えて枯れさせたら申し訳ないし・・・』とおっしゃったんです。」 鳥海昭子さんは山本坊の長女として生まれた方で、現当主・朝弥氏(遊佐町教委談)の実姉。
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