活動データ
タイム
05:38
距離
12.2km
のぼり
1047m
くだり
1052m
活動詳細
すべて見る2021年4月3日(土) 陽が高くなってから出発する日は、東京最東端から最もアクセスの良い奥武蔵が定番です。 定番の山域のいつもの山と峠を、春の香りを楽しみながら歩いてきました。 【春陰】(しゅんいん) 春の曇りがちな天候。春の季語。《広辞苑・第五版》 春は暖かい陽射しの降り注ぐ季節というイメージがありますが、実際には意外に天候は不順で、どんよりとした空模様であることが多 いものです。 桜の時期のこうした空に対しては「花曇り」という言葉もありますが、春陰は桜の時期に限らず、もっと広い時期のこうした空を表現する場合に使う言葉です。 春は、草木は芽吹き育ち、花は咲き、野鳥は鳴き交わす季節ですが、その春にあって陽射しの遮られた春陰の一日は、動き続ける自然が一瞬動きを止めたかのような、静謐な一日となります。 この日の奥武蔵は、まさに春陰という言葉に相応しい日和でした。 雲間から僅かに陽射しがこぼれた瞬間には、まるでそれを待っていたかのように小鳥が鳴き交わし、一瞬 山が賑やかになるさまは実に印象的でした。
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