活動データ
タイム
15:04
距離
27.3km
のぼり
2352m
くだり
2356m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る今シーズン雪山の〆に早春の槍ヶ岳へ。 ソロ→3人→2人とすったもんだして決行❗ 長文ですので読んでいただく場合は注意⚠ この時期ガラガラの深山荘前第5無料駐車場に着いたのは0時頃。最上部に駐車。 1時間だけだが仮眠しSTART出来たのは有難い。 コンディション次第で撤退確立50%ぐらいと伝えたのに山替えして付き合ってくれたジュッピー※には感謝🎶 身内の不幸にて急遽参加を見合せたDARTS師匠の想いも背負って2人で突撃してきました〜😆 ※YAMAP No.1?のピーク数2000超えの化け物w 【新穂高登山指導センター〜白出沢出合】 右俣林道へ入ると間もなく積雪路。 トレースはあるが、三歩に一歩は軽く踏み抜く感じの雪面に序盤から地味に足を削られる。 滝谷避難小屋付近までは斜度もなくアイゼン不要だが、緩んだ雪に延々と足を取られる… 【白出沢出合〜槍平小屋】 沢沿いのトラバース道のトレースは狭く、3シーズンと違って常に左側(西側)への滑落に神経を使う。 木の枝やブッシュも多く鬱陶しい。 当然ながら踏み抜きも多い。 滝谷避難小屋で補給。南岳予定の小屋泊の方お一人とクライミングに向かわれたであろうお二人の方のデポ荷物。 滝谷避難小屋からは雪がある程度しまっており踏み抜きはほほ無し。 沢はスノーブリッジとなっており暗闇での通行時は注意必要。ま、雪が緩んだ下山時こそ要注意やったけど😂 滝谷からは北穂方面のトレースにつられ往復1km弱のルートロス。下山時にBCの方から「槍平小屋までは今の主流はこっち」と聞いたがルートがあるのか不明。 槍平小屋へ近づくにつれ斜度も徐々にUP! 【槍平小屋〜千丈乗越】 冬季はここから奥丸山方面の中崎尾根へ進まれるレポを見掛けるが、我々は雪面状況からこのまま飛騨沢を進むことに💨 飛騨沢の雪崩への懸念があるので、等高線の緩んだ箇所で各々好きなルート取りで中崎尾根へ上がる。 私は手前から、ジュッピーは千丈分岐辺りから上がってきた。 急斜面にはいくつも亀裂が入っており、その都度忍者のように静かにそっと歩を進めたwww 中崎稜線上は融雪したのか風でかき消されたのかトレースは無かった。 千丈乗越までの急斜面は雪とハイマツとザレのミックス。失敗が許されない核心部の緊張感にニヤニヤがとまらなかったwww 尾根にあがって眺める笠ヶ岳に裏銀座の山々の姿は感動ものやった✨ 【千丈乗越〜槍ヶ岳山荘】 核心部を過ぎてあとは稜線を登るだけ! と夏道を思い描いていたが、積雪期はルートが想像以上に違った… 目の前には明らかに危険な香りがプンプン漂うトラバース。 トレースは無し。落ちたらピッケルぐらいではとまる自信が全く湧かない斜度… 眼前の岩塊を登ってかわすことに。 結果これが大きな失敗やった😓 ジャンダルムのようなスラブ状の岩肌に、モロモロの風化した岩。 ここフリーでクライムダウン出来るのか? と頭によぎったが、ある程度登れば向こう側に抜けれるだろうと安易にクライムオン! 登り詰めた先を見て絶叫… 崖やん…😱 途中まで登りかけたジュッピーに戻るよう指示。 安全に降りれるようなルートも無し。 今日に限ってスリングの一本も持って来ていない…😓 絶望的なクライムダウンを開始。 モロモロの岩で体を動かすごとに落石。 三点支持はしてるものの足場、ホールドにも全く自信を持てない… 正直、この体勢からどう落ちたら致命傷を避けられるか?と考えている自分がいた。 結果運良く無事に降りれただけやった…😓 我が山行史上、最悪の状況やった。 反省と対策はまた… 岩は🙅♂ となると、あの嫌らしい斜度のトラバース。 息を整えピッケルのスピッツェを雪面に突き刺し、一歩一歩慎重にアイゼンを利かしながら進むが、スピッツェでは心許なくなり、途中からピックを打ち込みながら進み本日一の核心部を無事渡り切る。 緊張感から開放され、穂先が眼前に迫る❗ ここまで来れた! 心が、体が、自分の全部が喜んでる感じがする🎶 まだ穂先には登っていないが、沸き立つ高揚感と達成感が半端ない…😂 【穂先】 穂先を眺める。 背景は雲一つない紺碧の空✨🔵✨ もう!気分最高ーーーー‼️ 少し風があったが、槍ヶ岳山荘前のデッキには風がこない🎶 敢えてライブカメラ前の位置取りで補給(笑) 少し遅れて到着したジュッピーとハイタッチ✋ イザ、穂先! 雪は付いているが登りでは気にならなかった。 無人の山頂。 槍から眺める360度の積雪した贅沢な名峰達。 感無量。 下山専用ルートからくだり始めるが、雪付きの穂先の下りは地味に難易度あり。 梯子と次の梯子までの間の雪斜面が地味に怖い。ピッケル持参が好ましいです。ワシはピッケルを山荘に置いてきたので、途中から登りルートへ切り替え、雪斜面の横の岩塊にしがみついて下りました。 【飛騨乗越〜槍平小屋】 満足感と達成感が強く、下山するにあたって山頂への未練は自分でもビックリするぐらい無かった。 下山時に気付いたがこの日のコンディション、いやこの日以降なら、飛騨沢から登る方が確実にEasyと感じた。 まあ、雪崩の危険は付きまとうが… シリセードで楽チンに急斜面を一気にくだる🎶 斜度も雪も緩むと滑らないので、仕方無く歩くことに。 踏み固められた箇所を外すと踏み抜きが多発💦 膝下までの踏み抜きも増えた頃、槍平小屋到着。 【槍平小屋〜新穂高登山指導センター】 小屋でデポしてたスノーシューでここからは快適に気分良く滝谷付近のスノーブリッジエリアへ。 当然注意はしてる。 しかし、残念ながら事件は発生🤣 ズボッ⁉️ ドボン‼️ 川に落下🤣 膝上までガッツリちめたい…😂 背丈以上落下し、抜け出すにも一苦労した💦 大きなケガせんで良かったわ〜😅 頑丈な体に産んでくれたオカンにも感謝😆 途中で気付いたが滝谷避難小屋を少し過ぎた所から行きとは違う沢直近のトレースを辿っていた。 結果、白出出合へは無理矢理復帰。 ここに来てのルートロスとグチュグチュで水分タップリで重い登山靴が疲れを倍増させる😂 わかってたし、登山あるあるやけど、歩いても歩いても辿り着かない新穂高。 今までも長〜い下山道は経験してるけど、ベタベタの重い雪がまた一段と長く感じさせた😵 感想: GWには多くの人が訪れるであろう槍ヶ岳を、一足早く静かに楽しませてもらった満足感と達成感はまさに至高のひとときやった🎶 この時期の槍ヶ岳への体力は何とか持ち合わせていましたが、直前の情報不足に加え、最低限の危険回避用治具の携帯、そして的確なルート選択が出来る経験値が自分には不足していると強く感じました。 反省は必要ですが、良くも悪くも素晴らしい経験が出来た雪山〆の槍ヶ岳となりました😆 同行者ログ 距離:27.8km 累積標高:登り 2760m 下り 2826m となってまふ。 Thank you Snowy mountains ! そして、歩行ペースを気にすることなく登らせてくれたジュッピーにはホンマspecial Thanks!
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