秋葉街道:光明山

2021.04.03(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 5
休憩時間
1 時間 16
距離
21.6 km
のぼり / くだり
913 / 845 m
6 38
8
2 55
9

活動詳細

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4月最初の週末はスッキリとは晴れない予報だったので、そもそも眺望に期待できないコースということで(笑)光明山に登ってきました。元々あまり興味の湧かない山だったのが、少し気になるようになった原因は、竜頭山の稜線を歩いた時に調べた「遠山奇談」という本:http://www.mis.janis.or.jp/~takao424/kidan/syohen/midasi.htm 浜松の僧が良質な木材を求めて秋葉山から水窪を経て遠山まで旅する話なんですが、浜松から秋葉山に至るのに二俣から光明山を通って犬居までを経由した、と書かれていました。 ただ、これだと詳しいルートが分からないので「南から北まで光明山経由で歩けるんだ、ふーん」とだけ思っていたのですが、昔の秋葉街道浜松ルートについて詳しく書かれているサイト「遠州の街道を歩こう」:http://www2.wbs.ne.jp/~ota/ を見つけたことで俄然計画が現実味を帯びてきました。3月に浜松から二俣まで歩き、ただだんだん暖かくなってきて「低山コースは来冬かなー」とも考えていたのですが、どうにも歩きたい気持ちが抑えられず、「どうせ天気もイマイチだし」とか言い訳しつつ、今回二俣~秋葉神社下社までを歩いてみることにしました。 [計画] 3月に歩いた二俣の町がスタート地点、2月に歩いた秋葉神社の下社がゴール地点。これを歩き通せば浜松駅から秋葉神社上社まで自分の歩いた軌跡がつながります。天竜二俣駅の駐車場に車を停め、「秋葉橋」バス停から西鹿島行きのバスに乗って二俣の町まで戻る計画。ただし、本数が極端に少ないので帰りのバス候補は16:05発と17:46発の2本のみ。上記秋葉街道ガイドを見ても光明山より先の秋葉街道は歩けるような歩けないような微妙な表現だし、こんなルート取りで誰も歩いていないからコースタイムもコース距離も不明…。一応余裕をみて天竜二俣駅を6時スタートということにします。距離は20kmを越えそうですが舗装路区間が長いので1km30分はかからないでしょ、という見立てです。 [登山道] 二俣駅~光明山登山口:ほとんど部分が舗装路、しかもかなりの部分が国道362号線ということでこれは面白くなさそう…という予想は意外にもハズレ❢でした。二俣の町は二俣医院や旧二俣町役場などの瀟洒な建物や蔵があったりしてなかなか楽しく、国道362号線も川の土手が桜並木になっていてずっと歩けるし、ローソンから先はそもそも旧秋葉街道が362号線から外れるので、麓橋までの崩れかかった古道も含めて飽きずに歩けました。 光明山:植林帯の中、ところどころ思い出したように町石が現れたりして、遺構は秋葉山より全然少ないですが個人的には秋葉山より楽しめました。歩く人が多いとは思えませんが踏み跡も割とシッカリしていたし。 その先:奥の院から下った先の林道まではちゃんと階段が設えてあり、問題なく歩くことができます。問題はその先で、ガイドの「昔あった道」の通りに進んだらガイドに書かれている通り、まぁそこそこタイヘンでした…💦 国道362号線に再び出てからは昔ながらの道を歩くことは叶わず、かと言って歩道もなく大量の車が通り過ぎていく362号線を歩く気にもならないので適当に薮の中を突っ込んでいきましたが、まぁムチャでしたね~、本日ここがいちばん苦労しました💨 地形図でちゃんと2本線となっている道に出てからは遠回りながら無事国道に接続、ここから先にはちゃんと歩道もあり、秋葉神社下社までノンビリと歩くことができました。 [眺望] 光明寺跡からは南側の眺望があります。浜松市街と天竜川が見えただけですけど…。奥の院のすぐそばにある鏡岩からは富士山が見えるらしいですが、この日は見えませんでした。無双連山と、あと高塚山・竜馬ヶ岳・岩岳山が見えたくらいでしたねー。もう少し寒い時期なら遠くの山も見えたでしょうけど。 [気温・服装] Garminの温度センサによるとスタート時の気温は15℃。で、これが本日の最低気温。麓橋でおじーちゃんと話をしていた時が特に暖かくて23℃、光明山頂上は16℃、下りの林道あたりで18℃、ゴール時も暖かくて24℃でした。羽織っていたウールシャツは麓橋から登山道を登り出した途端に脱いでしまい、それ以降天竜二俣駅駐車場に至るまで、バスの中を含めて2度と着ることはありませんでした。水分は水とお茶を持っていきましたが、お茶はなくなりつつも、水はほぼ口を付けないままでした。汗をかかなかったのだから、逆にそれほど暑くもなかったのか。途中から日も陰りがちだったしね。 [今回のハイキングまとめ] 途中、かなり早い時期に「いくら何でも10時間もかからんわ、これ」ということに気づき、あとは超ゆっくりな歩みになりました。時間的には余裕ができたので、麓橋やヤブ漕ぎ後に出てきた道で出会った方々との会話も存分に楽しめました。浜松市街に比べてあまり数はなかったものの、道標などを探しながら歩くのも楽しかったです。光明山も登りは楽しかったんですけどねー。やっぱエスケープルートのない下りの362号線がいちばんネックですねー。市の予算で秋葉街道の整備してくれんかな?橋を架けてくれるだけでだいぶ違うんだけどなー。何はともあれ計画通り歩けたので、あとは秋葉神社上社からラクダ山南の「八尺坊入口」までを歩けば、浜松駅と深南部がつながります❢ 二俣の町や城、今の光明寺をスルーしたので、また日を改めて訪問できればとも思っております。 [今回の写真コメントのご説明] 今回のハイキングでは、上記「遠州の街道を歩こう」サイト内のPDF資料をiPadにコピーしてリュックに入れ、この資料で遺構(道標や町石など)の位置を確認しながら歩きました。 ・写真内で( )+数字の表記となっているものは「秋葉街道案内資料Ⅱ 鹿島から光明山・秋葉山へ」に準拠しています。 [ご参考・自分が歩いた秋葉街道ルート] 浜松駅~二俣本町駅:https://yamap.com/activities/10190117 秋葉神社下社~上社~秋葉ダム:https://yamap.com/activities/9669795 八尺坊入口~竜頭山~山住峠(これは奥ノ院街道):https://yamap.com/activities/7270426 2月に自転車で通った並木道。やっぱり桜並木でした:https://yamap.com/activities/9669795/article#image-132453105 [described on Jun.2,2021]

光明山 浜松駅~天竜二俣を歩いた時と同様、ルートが複雑で頭に入らないのでRunkeeperでルートを作成、YAMAPにインポートして地図上に表示できるようにしました。途中が直線なのは、前半は地形図の点線、後半はYAMAPの赤線通りに歩けばいいので、その間を省略した結果。
浜松駅~天竜二俣を歩いた時と同様、ルートが複雑で頭に入らないのでRunkeeperでルートを作成、YAMAPにインポートして地図上に表示できるようにしました。途中が直線なのは、前半は地形図の点線、後半はYAMAPの赤線通りに歩けばいいので、その間を省略した結果。
光明山 てんくらによる当日の秋葉山の天気予報。これだと今日までは天気よさそうですけど。
てんくらによる当日の秋葉山の天気予報。これだと今日までは天気よさそうですけど。
光明山 こちらはSCWによる雲の予想。Yahoo!天気とか見る限り、あんまりスッキリ晴れないっぽいんですけどねー。
こちらはSCWによる雲の予想。Yahoo!天気とか見る限り、あんまりスッキリ晴れないっぽいんですけどねー。
光明山 今日は近いので4時58分に浜松の自宅を出発、5時36分に天竜二俣駅駐車場に到着。
今日は近いので4時58分に浜松の自宅を出発、5時36分に天竜二俣駅駐車場に到着。
光明山 天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅です。「ゆるキャン△2」に佐久米駅が出てくるのでコラボしてるんですねー。なでしこが真ん中なのは浜松出身だからなのだろうか。てか、この富士山の風景は日本平からだよね、こないだ見たぞ。
天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅です。「ゆるキャン△2」に佐久米駅が出てくるのでコラボしてるんですねー。なでしこが真ん中なのは浜松出身だからなのだろうか。てか、この富士山の風景は日本平からだよね、こないだ見たぞ。
光明山 前回浜松駅からここの交差点まで歩いたので、本日はここから北上します。左端の「天竜二俣音頭」が気になる…YouTubeにあったわ(笑)。
前回浜松駅からここの交差点まで歩いたので、本日はここから北上します。左端の「天竜二俣音頭」が気になる…YouTubeにあったわ(笑)。
光明山 諏訪神社、だそうです。ここには、
諏訪神社、だそうです。ここには、
光明山 「秋葉山」と書かれた常夜燈がありました。北への道はここで突き当り、まずは右折、そして100mほど東に進むと左折して再び北上します。
「秋葉山」と書かれた常夜燈がありました。北への道はここで突き当り、まずは右折、そして100mほど東に進むと左折して再び北上します。
光明山 「尾張屋旅館」。二俣の町なかはいろいろレトロな建物があって楽しかったです。
「尾張屋旅館」。二俣の町なかはいろいろレトロな建物があって楽しかったです。
光明山 こちらは二俣医院。シャレた洋風建築は1916年(大正5年)に建てられたものだそうです。
こちらは二俣医院。シャレた洋風建築は1916年(大正5年)に建てられたものだそうです。
光明山 ちょっと秋葉街道を西に外れ、旧二俣町役場(10)…は、現在は「本田宗一郎ものづくり伝承館」となっています。こちらは1936年(昭和11年)の建築。
ちょっと秋葉街道を西に外れ、旧二俣町役場(10)…は、現在は「本田宗一郎ものづくり伝承館」となっています。こちらは1936年(昭和11年)の建築。
光明山 ヤマタケの蔵(12)。1923年(大正12年)竣工と書かれていますね。敷地内で様々なイベントが行われたりしているらしいです。
ヤマタケの蔵(12)。1923年(大正12年)竣工と書かれていますね。敷地内で様々なイベントが行われたりしているらしいです。
光明山 この先にある小川がかつては二俣川の本流だったらしく、当時架かっていた橋に向かうためここは西へ進みます。道が横に曲がるからか、ここの名前は横町通り(13)。ガイドに書かれている通り風情のある道です。
この先にある小川がかつては二俣川の本流だったらしく、当時架かっていた橋に向かうためここは西へ進みます。道が横に曲がるからか、ここの名前は横町通り(13)。ガイドに書かれている通り風情のある道です。
光明山 で、その小川を渡りさらに北上。でもこの道は見えている山の麓にある天竜区役所で突き当たるので、その手前で右折。すると、
で、その小川を渡りさらに北上。でもこの道は見えている山の麓にある天竜区役所で突き当たるので、その手前で右折。すると、
光明山 ここで結局国道152号線に合流。春野に行く時も水窪に行く時も通る道ですが、この部分は昔ながらの街道筋というワケですね。
ここで結局国道152号線に合流。春野に行く時も水窪に行く時も通る道ですが、この部分は昔ながらの街道筋というワケですね。
光明山 山のてっぺんに近いところに社が建っていて目を引きました。あれが現在の光明寺奥ノ院だそうです。
山のてっぺんに近いところに社が建っていて目を引きました。あれが現在の光明寺奥ノ院だそうです。
光明山 超見慣れた交差点に来ました。山東(やまひがし)交差点です。左は国道152号線で水窪へ、右は国道362号線で春野へ。
超見慣れた交差点に来ました。山東(やまひがし)交差点です。左は国道152号線で水窪へ、右は国道362号線で春野へ。
光明山 今回は右へ。
今回は右へ。
光明山 やがて二俣川が近づいてきて、しばらく川沿いを素直に歩きます。が、
やがて二俣川が近づいてきて、しばらく川沿いを素直に歩きます。が、
光明山 …なんだこれ?
…なんだこれ?
光明山 登ってみました。そうか、佐久間線跡ですね❢ 結局列車が走ることのなかった未成線ですが、ここまで作られていたんですね。もうあとは線路を敷くだけじゃないか…。しかもこのまま40年くらい放置されているという。
登ってみました。そうか、佐久間線跡ですね❢ 結局列車が走ることのなかった未成線ですが、ここまで作られていたんですね。もうあとは線路を敷くだけじゃないか…。しかもこのまま40年くらい放置されているという。
光明山 こんなワケの分からないオブジェも。まぁ確かに撤去費用もバカにならなさそう。
こんなワケの分からないオブジェも。まぁ確かに撤去費用もバカにならなさそう。
光明山 二俣川沿いの部分は国道362号線なので、車通りも多いツライ区間になると覚悟していましたが、ラッキーなことに土手が遊歩道になっており、しかも終わりかけながら桜も楽しむことができました❢
二俣川沿いの部分は国道362号線なので、車通りも多いツライ区間になると覚悟していましたが、ラッキーなことに土手が遊歩道になっており、しかも終わりかけながら桜も楽しむことができました❢
光明山 たまにはまだ美しい姿を保っている桜も。
たまにはまだ美しい姿を保っている桜も。
光明山 頂上そのものは見えないんですけどね、奥に光明山方面が見えました。
頂上そのものは見えないんですけどね、奥に光明山方面が見えました。
光明山 逆光に映える桜。
逆光に映える桜。
光明山 ここが秋葉道跡だそうです。いい雰囲気ですがすぐに終わり、国道に戻ってしまいます。
ここが秋葉道跡だそうです。いい雰囲気ですがすぐに終わり、国道に戻ってしまいます。
光明山 国道に看板があったので立ち寄ってみました。本田宗一郎氏が通ったという山東尋常小学校跡です。今は幼稚園になっちゃってます。このあたりに住んでいたのですねー。
国道に看板があったので立ち寄ってみました。本田宗一郎氏が通ったという山東尋常小学校跡です。今は幼稚園になっちゃってます。このあたりに住んでいたのですねー。
光明山 ローソン天竜山東店。春野方面=門桁・石切・勝坂・シンフォニー跡から山に登る時にはここで物資を調達するという、いつもお世話になっているコンビニです。歩いて訪れるのは初めて。本日も食料やドリンクを購入。
ローソン天竜山東店。春野方面=門桁・石切・勝坂・シンフォニー跡から山に登る時にはここで物資を調達するという、いつもお世話になっているコンビニです。歩いて訪れるのは初めて。本日も食料やドリンクを購入。
光明山 コンビニのすぐ先に中道橋があり、国道を逸れてこの橋を渡ると、途端に車も通らない静かな道となります。
コンビニのすぐ先に中道橋があり、国道を逸れてこの橋を渡ると、途端に車も通らない静かな道となります。
光明山 かつてはこれが街道だったそうですが、今は静かな道です。というのも、
かつてはこれが街道だったそうですが、今は静かな道です。というのも、
光明山 昔は架かっていたという橋が今はないからで…😅 向こう岸に道は続いているんですけどね、靴を脱いで渡ってやろうかと思いましたが、さすがに人の目がありそうなのでヤメました(笑)。
昔は架かっていたという橋が今はないからで…😅 向こう岸に道は続いているんですけどね、靴を脱いで渡ってやろうかと思いましたが、さすがに人の目がありそうなのでヤメました(笑)。
光明山 誰も来そうにないので、これ幸いと先ほど買ったばかりの朝食をいただきます。
誰も来そうにないので、これ幸いと先ほど買ったばかりの朝食をいただきます。
光明山 仕方ないので来た道を戻ります。これは行きには見逃した馬頭観音。1830年建立、街道を通っていた馬が亡くなったので建てられたものだそうで。
仕方ないので来た道を戻ります。これは行きには見逃した馬頭観音。1830年建立、街道を通っていた馬が亡くなったので建てられたものだそうで。
光明山 中道橋…というか、結局ローソンまで戻ってきました。
中道橋…というか、結局ローソンまで戻ってきました。
光明山 で、中道橋のたもとには道標が。「右 光明山 秋葉山 道」とあります。明治の末には今の国道362号線が県道として整備されていたので、それ以降の建立と思われるものらしい。さっき歩いた道は、この時すでに旧道だったワケですね。
で、中道橋のたもとには道標が。「右 光明山 秋葉山 道」とあります。明治の末には今の国道362号線が県道として整備されていたので、それ以降の建立と思われるものらしい。さっき歩いた道は、この時すでに旧道だったワケですね。
光明山 しばらくは国道沿いを進みます。歩道があるので危険はないですが面白くもない道。
しばらくは国道沿いを進みます。歩道があるので危険はないですが面白くもない道。
光明山 面白くないのですぐに国道を離れ、先ほど朝食を食べた場所の対岸に向かいます。
面白くないのですぐに国道を離れ、先ほど朝食を食べた場所の対岸に向かいます。
光明山 さて、じゃあここから。引き続き車も通らないステキな道。
さて、じゃあここから。引き続き車も通らないステキな道。
光明山 羽生橋。「はぶ」でも「はにゅう」でもなく「ばしょうばし」です。この橋がもうかつての街道とはズレているらしいけど。
羽生橋。「はぶ」でも「はにゅう」でもなく「ばしょうばし」です。この橋がもうかつての街道とはズレているらしいけど。
光明山 このあたりは工場があったりして元の街道筋を歩けないようなので、対岸の桜を眺めながら二俣川沿いの道を楽しく歩くことにします。
このあたりは工場があったりして元の街道筋を歩けないようなので、対岸の桜を眺めながら二俣川沿いの道を楽しく歩くことにします。
光明山 かつて橋があったらしいこの場所にはリッパな木が。特に由緒とかないみたいですけど。横の立て札には「ごみをすてるな」と書いてある(笑)。
かつて橋があったらしいこの場所にはリッパな木が。特に由緒とかないみたいですけど。横の立て札には「ごみをすてるな」と書いてある(笑)。
光明山 こちら側の岸にもところどころ桜が。すでに7km近く歩き、「これ、16時のバスより全然早くゴールしちゃうんじゃないかなー」とだんだん心配になってきました。
こちら側の岸にもところどころ桜が。すでに7km近く歩き、「これ、16時のバスより全然早くゴールしちゃうんじゃないかなー」とだんだん心配になってきました。
光明山 五森橋の道標(27)。「光明山」「秋葉山」の刻銘があるらしいですが、読めないですなぁ。
五森橋の道標(27)。「光明山」「秋葉山」の刻銘があるらしいですが、読めないですなぁ。
光明山 例のガイドには「明治になって新道(現362号線)が作られるまでは二俣川の北側に旧道があった」そうなので、そちらを歩いてみます。
例のガイドには「明治になって新道(現362号線)が作られるまでは二俣川の北側に旧道があった」そうなので、そちらを歩いてみます。
光明山 現在の地理院地図には線も描かれていない区間ですが、ガイドによると「神谷沢橋」という橋が架かっているらしい。ステキな道ではありますが、ホントにこの先に橋があるかのねぇ?
現在の地理院地図には線も描かれていない区間ですが、ガイドによると「神谷沢橋」という橋が架かっているらしい。ステキな道ではありますが、ホントにこの先に橋があるかのねぇ?
光明山 この写真はGoProからの切り出し。おー、この橋❢ ちゃん道も橋も現存していました。石造りで苔むしていて趣きのある橋です。
この写真はGoProからの切り出し。おー、この橋❢ ちゃん道も橋も現存していました。石造りで苔むしていて趣きのある橋です。
光明山 観音様。よく見ると像の右側に「右 光明山 秋葉山」と書いてあります。今ではとても信じられないけど、かつてはここが街道だったのですね~。
観音様。よく見ると像の右側に「右 光明山 秋葉山」と書いてあります。今ではとても信じられないけど、かつてはここが街道だったのですね~。
光明山 橋を渡ると…これは道というのかな?😅 想像以上にワイルドなトレイル。楽しすぎる❢(笑)
橋を渡ると…これは道というのかな?😅 想像以上にワイルドなトレイル。楽しすぎる❢(笑)
光明山 山の神。ちゃんと秋葉下社までたどり着けるようお祈りしました。
山の神。ちゃんと秋葉下社までたどり着けるようお祈りしました。
光明山 右手を静かに二俣川が流れています。今でも歩く人がいるのか謎ですが、いま以上に崩れないよう気を付けないと…と注意しながら歩いています。
右手を静かに二俣川が流れています。今でも歩く人がいるのか謎ですが、いま以上に崩れないよう気を付けないと…と注意しながら歩いています。
光明山 こりゃまた道なき道ですなぁ。高巻くのか河原側に降りるのか…ヤブ漕ぎしながら進んでいきます。
こりゃまた道なき道ですなぁ。高巻くのか河原側に降りるのか…ヤブ漕ぎしながら進んでいきます。
光明山 河原側に降りたらちゃんとした踏み跡がありました。いい雰囲気です…が、油断してると先が崩れてたりするんだよねー。
河原側に降りたらちゃんとした踏み跡がありました。いい雰囲気です…が、油断してると先が崩れてたりするんだよねー。
光明山 先へ進む目処もついたし、ちょっと河原に降りてみました。先へ進み民家の庭みたいなところに出てきたな、と思ったらその家の主が散歩していらして少しお話をしました。見えている桜はそのご主人が植えたものだそうで。
先へ進む目処もついたし、ちょっと河原に降りてみました。先へ進み民家の庭みたいなところに出てきたな、と思ったらその家の主が散歩していらして少しお話をしました。見えている桜はそのご主人が植えたものだそうで。
光明山 舞い散る桜吹雪。関東の方に働きに出ていた息子さんは子供も手が離れ職もリタイヤしたことで、戻ってきて畑仕事を手伝ってくれているそうです。でもその子供はさすがにこの場所に縁もゆかりもなく、ここには戻って来ないだろうと寂しそうに話していました。
舞い散る桜吹雪。関東の方に働きに出ていた息子さんは子供も手が離れ職もリタイヤしたことで、戻ってきて畑仕事を手伝ってくれているそうです。でもその子供はさすがにこの場所に縁もゆかりもなく、ここには戻って来ないだろうと寂しそうに話していました。
光明山 私が歩いてきた方向を指差して「昔は通れたんだけどね」とおっしゃったので「いま歩いてきましたよ」と話したら心底驚いていらっしゃいました(笑)。
私が歩いてきた方向を指差して「昔は通れたんだけどね」とおっしゃったので「いま歩いてきましたよ」と話したら心底驚いていらっしゃいました(笑)。
光明山 国道362号線に戻ってきました。バス停の名前にもなっている「麓橋」です。やっぱり由来は「光明山の麓だから」なんでしょうなぁ。
国道362号線に戻ってきました。バス停の名前にもなっている「麓橋」です。やっぱり由来は「光明山の麓だから」なんでしょうなぁ。
光明山 国道を300mほど歩くと左折。ここが光明山への登山口になります。このあたりの二俣川の河原を「精進淵」といい、光明山への参拝者が身を清めたらしいです。
国道を300mほど歩くと左折。ここが光明山への登山口になります。このあたりの二俣川の河原を「精進淵」といい、光明山への参拝者が身を清めたらしいです。
光明山 少しだけ舗装路を歩きますが、すぐに橋が現れ、渡ったすぐの右手の斜面を登り始めます。これがまたつづら折りの急登💦…というかここにあったはずの観音像と鳥居跡を見るのを忘れた…😭
少しだけ舗装路を歩きますが、すぐに橋が現れ、渡ったすぐの右手の斜面を登り始めます。これがまたつづら折りの急登💦…というかここにあったはずの観音像と鳥居跡を見るのを忘れた…😭
光明山 秋葉山同様、この山も少しだけ町石があります。これは第六町(31)、1758年建立。手前に第二町があったはずなのですが、見つけられませんでした💨
秋葉山同様、この山も少しだけ町石があります。これは第六町(31)、1758年建立。手前に第二町があったはずなのですが、見つけられませんでした💨
光明山 緩斜面になりました。どうも途中で左に分かれた道が正しいルートだったらしく、一瞬踏み跡がえらく薄くなってしまいましたが、結局そのルートが合流してきてちゃんとした道に戻りました。
緩斜面になりました。どうも途中で左に分かれた道が正しいルートだったらしく、一瞬踏み跡がえらく薄くなってしまいましたが、結局そのルートが合流してきてちゃんとした道に戻りました。
光明山 地理院地図の209m地点あたりで、地図にはない林道に出てきました。
地理院地図の209m地点あたりで、地図にはない林道に出てきました。
光明山 切り開かれているので南側がいい眺めです。浜松市街が遠くに見えますね。
切り開かれているので南側がいい眺めです。浜松市街が遠くに見えますね。
光明山 浜松市街・アクトタワーのアップ。
浜松市街・アクトタワーのアップ。
光明山 階段があるので昇ります。
階段があるので昇ります。
光明山 掘れた道を進んでおります。
掘れた道を進んでおります。
光明山 暑いので日陰になったところでちょっと休憩~♫ いつものようにシュークリームを頂きます。
暑いので日陰になったところでちょっと休憩~♫ いつものようにシュークリームを頂きます。
光明山 尾根は右側にありますが踏み跡は微妙に左をトラバース。稜線から離れてしまわないように気を付けながらも、とりあえず踏み跡を信じて進みます。
尾根は右側にありますが踏み跡は微妙に左をトラバース。稜線から離れてしまわないように気を付けながらも、とりあえず踏み跡を信じて進みます。
光明山 右の山は観音山(575m)。浜松の子供が遠足で登る山ですが私は登ったことがありません。左には風車の奥に小さく三岳山(467m)の姿。
右の山は観音山(575m)。浜松の子供が遠足で登る山ですが私は登ったことがありません。左には風車の奥に小さく三岳山(467m)の姿。
光明山 秋葉山の参道に比べて整備もされていないし道標などの遺構も少ないですが、よく踏まれていて歩きやすいし、光明寺への参拝客が歩いていた当時の雰囲気を今に残しているような気がして私は好きですねー。ちょっとクモの巣が多いですけど。
秋葉山の参道に比べて整備もされていないし道標などの遺構も少ないですが、よく踏まれていて歩きやすいし、光明寺への参拝客が歩いていた当時の雰囲気を今に残しているような気がして私は好きですねー。ちょっとクモの巣が多いですけど。
光明山 今年の山登りで唯一見かけたギンリョウソウ。
今年の山登りで唯一見かけたギンリョウソウ。
光明山 稜線にも道はあるようで、その道と合流したりまた分かれたり。街道と登山道なのかな?ここは標高395m、第六町から久しぶり、第三十五町の町石(32)がありました。1754年建立。
稜線にも道はあるようで、その道と合流したりまた分かれたり。街道と登山道なのかな?ここは標高395m、第六町から久しぶり、第三十五町の町石(32)がありました。1754年建立。
光明山 ちょうどいつものお弁当タイムなので、本日はここで食事といたします。今日はもちろん先ほどのローソンで購入した「ねぎ塩豚カルビ弁当」、なかなかうまかったです。
ちょうどいつものお弁当タイムなので、本日はここで食事といたします。今日はもちろん先ほどのローソンで購入した「ねぎ塩豚カルビ弁当」、なかなかうまかったです。
光明山 町石からちょっと進んだ先に鳥居跡と思われる台座がありました。
町石からちょっと進んだ先に鳥居跡と思われる台座がありました。
光明山 すぐそばに三角点があったので寄り道。標高は435.2m。
すぐそばに三角点があったので寄り道。標高は435.2m。
光明山 三角点から下ると林道に出るのですが、ここがちょっとややこしくて、
三角点から下ると林道に出るのですが、ここがちょっとややこしくて、
光明山 林道に出てすぐにこのような標示があるのですが、ガイドによるとこれが2つある旧道の新しい方②なのでスルーし先へ進みます。
林道に出てすぐにこのような標示があるのですが、ガイドによるとこれが2つある旧道の新しい方②なのでスルーし先へ進みます。
光明山 林道から西南西方向に見えた富幕山(563m)。
林道から西南西方向に見えた富幕山(563m)。
光明山 で、少し先のここから右へ入ったのですがどうやらこれが間違いだったのか、鉄塔までの踏み跡はあったもののそこから先がさっぱり分からず、
で、少し先のここから右へ入ったのですがどうやらこれが間違いだったのか、鉄塔までの踏み跡はあったもののそこから先がさっぱり分からず、
光明山 iPadで改めてガイドを見ると「再び林道に合流」とあったので、できるだけ左に寄せて歩くと、林道沿いに「これは踏み跡かなー」という程度の道が現れ、
iPadで改めてガイドを見ると「再び林道に合流」とあったので、できるだけ左に寄せて歩くと、林道沿いに「これは踏み跡かなー」という程度の道が現れ、
光明山 なんとか第四十五町の町石(33)にたどり着きました。疲れた…💦 忠実に秋葉道をたどりたいのでなければ、このあたりまでは林道を歩くことをオススメしますわ(笑)。ちなみに1755年の建立。
なんとか第四十五町の町石(33)にたどり着きました。疲れた…💦 忠実に秋葉道をたどりたいのでなければ、このあたりまでは林道を歩くことをオススメしますわ(笑)。ちなみに1755年の建立。
光明山 あとは迷いようもない踏み跡が続きます。ここは第四十七町町石(34)、1767年建立。だんだん日が陰るようになってきましたねー。
あとは迷いようもない踏み跡が続きます。ここは第四十七町町石(34)、1767年建立。だんだん日が陰るようになってきましたねー。
光明山 これが最後の町石、第五十町(35)、1742年建立。浜松市街にたくさんあった常夜灯の建立年(1760~70年)と近いので、この頃に秋葉山・光明山詣でがレジャーとしてブレイクしたんでしょうね。江戸時代のアウトドアブームって何だか微笑ましい😊
これが最後の町石、第五十町(35)、1742年建立。浜松市街にたくさんあった常夜灯の建立年(1760~70年)と近いので、この頃に秋葉山・光明山詣でがレジャーとしてブレイクしたんでしょうね。江戸時代のアウトドアブームって何だか微笑ましい😊
光明山 クモの巣とシダだらけの階段を登り、ガイドには「坂上田村麻呂の侍従が葬られた地」と書かれていた方神塚に登ってみました。…が、スゴイ倒木で巡ってみることもできず。しかもこの説明に坂上田村麻呂は出てこないし😅
クモの巣とシダだらけの階段を登り、ガイドには「坂上田村麻呂の侍従が葬られた地」と書かれていた方神塚に登ってみました。…が、スゴイ倒木で巡ってみることもできず。しかもこの説明に坂上田村麻呂は出てこないし😅
光明山 五十町町石のすぐ先が駐車場になっています。自分もかつて車でここに来たことがありますね。来るのは約25年ぶりということになります。
五十町町石のすぐ先が駐車場になっています。自分もかつて車でここに来たことがありますね。来るのは約25年ぶりということになります。
光明山 旧光明寺の寺域は「天龍光明の森」。とは言うものの、いちど大々的に整備されたあとは荒れるに任せているように見えます。
旧光明寺の寺域は「天龍光明の森」。とは言うものの、いちど大々的に整備されたあとは荒れるに任せているように見えます。
光明山 案内図にある「西光寺跡」へ向かおうと、この広い方の道を離れ左手にあった階段を登ってみたのですが、どこが西光寺跡かはよく分からず、
案内図にある「西光寺跡」へ向かおうと、この広い方の道を離れ左手にあった階段を登ってみたのですが、どこが西光寺跡かはよく分からず、
光明山 代わりに歴代の光明寺住職の墓に出てきました。ひときわデカイいちばん右の墓は第二十二世(明治7年没)塔だそうで、諸先輩方を差し置いてデカイ墓とかいい根性してるなと(笑)。まぁ本人の希望とは限らんですけどね。
代わりに歴代の光明寺住職の墓に出てきました。ひときわデカイいちばん右の墓は第二十二世(明治7年没)塔だそうで、諸先輩方を差し置いてデカイ墓とかいい根性してるなと(笑)。まぁ本人の希望とは限らんですけどね。
光明山 結局もとの広い道と合流し、光明寺跡(36)にやってきました。養老元年(717年)行基によって開創されたものの昭和6年の大火で堂宇ひとつ残らず消失してしまったそうです。
結局もとの広い道と合流し、光明寺跡(36)にやってきました。養老元年(717年)行基によって開創されたものの昭和6年の大火で堂宇ひとつ残らず消失してしまったそうです。
光明山 こちらも散りかけながらあちこちに桜が咲いていました。
こちらも散りかけながらあちこちに桜が咲いていました。
光明山 遠山奇談にはここは「眺望ならぶ方なき所」と描かれています。鳥羽は空気の澄んだ時期なら見えるかも知れませんが、下田は絶対ムリ(笑)。西伊豆側にあると思っていたのかなぁ。
遠山奇談にはここは「眺望ならぶ方なき所」と描かれています。鳥羽は空気の澄んだ時期なら見えるかも知れませんが、下田は絶対ムリ(笑)。西伊豆側にあると思っていたのかなぁ。
光明山 こちらは天竜川の東、ビニールハウスに光が反射してなかなか美しい眺めでした。
こちらは天竜川の東、ビニールハウスに光が反射してなかなか美しい眺めでした。
光明山 光明寺の桜、その1。
光明寺の桜、その1。
光明山 その2。
その2。
光明山 かつてはたくさんの堂宇が建ち並んでいたのですね。先ほど桜が咲いていた広場は「本坊」ということになります。絵図は色褪せていたので画像処理してみました。
かつてはたくさんの堂宇が建ち並んでいたのですね。先ほど桜が咲いていた広場は「本坊」ということになります。絵図は色褪せていたので画像処理してみました。
光明山 このあたりが「本堂」。
このあたりが「本堂」。
光明山 ここが本堂の東、「神前」ということになります。伽藍が何もなくもののあはれを誘いますけど、これはこれでいい雰囲気です。
ここが本堂の東、「神前」ということになります。伽藍が何もなくもののあはれを誘いますけど、これはこれでいい雰囲気です。
光明山 石材が散乱していました。現存しているだけまだマシ?
石材が散乱していました。現存しているだけまだマシ?
光明山 この常夜燈とか持って帰りたいくらいです。ヨメに怒られるだろうな😅
この常夜燈とか持って帰りたいくらいです。ヨメに怒られるだろうな😅
光明山 浜名湖方面の眺め。
浜名湖方面の眺め。
光明山 「神前」横の石垣を無理クリに下り、次は光明山の頂上へ向かいます。YAMAP地図の通り、途中で林道に合流しますが、
「神前」横の石垣を無理クリに下り、次は光明山の頂上へ向かいます。YAMAP地図の通り、途中で林道に合流しますが、
光明山 すぐに右手に道が現れるので林道を離れます。ここにあるのがこの欠けた道標(37)。ガイドの通り「町」しか読めません。
すぐに右手に道が現れるので林道を離れます。ここにあるのがこの欠けた道標(37)。ガイドの通り「町」しか読めません。
光明山 階段を登っていきます。途中いくつも道標か何かの礎石がありました。
階段を登っていきます。途中いくつも道標か何かの礎石がありました。
光明山 字が読み取れるものがひとつだけあったのでご紹介。「谷郡岩」…何でしょうね?
字が読み取れるものがひとつだけあったのでご紹介。「谷郡岩」…何でしょうね?
光明山 ハイ、光明山の頂上に着きました❢ 標高は540.3m、本日唯一の山頂にして標高最高点です。
ハイ、光明山の頂上に着きました❢ 標高は540.3m、本日唯一の山頂にして標高最高点です。
光明山 次に光明寺奥の院跡に向かいます。
真っ白で富士山見えないですけど、真っ白じゃなかったら見えるんだろうか、疑問…。
次に光明寺奥の院跡に向かいます。 真っ白で富士山見えないですけど、真っ白じゃなかったら見えるんだろうか、疑問…。
光明山 奥の院跡(38)に来ました。今はこの割れた手水鉢が残るのみです。1858年に作られたものらしい。
奥の院跡(38)に来ました。今はこの割れた手水鉢が残るのみです。1858年に作られたものらしい。
光明山 遺構は残っていませんが、岩に囲まれていかにも奥の院が建てられそうな厳かな雰囲気の場所でした。標高は511m。
遺構は残っていませんが、岩に囲まれていかにも奥の院が建てられそうな厳かな雰囲気の場所でした。標高は511m。
光明山 鏡岩。奥の院からは見上げるような高さ。太陽や月の光を反射し、遠州灘を行き交う船が灯台代わりにしたとかしないとか。「光明山」の名前もこの岩から付いたんでしょうね。
鏡岩。奥の院からは見上げるような高さ。太陽や月の光を反射し、遠州灘を行き交う船が灯台代わりにしたとかしないとか。「光明山」の名前もこの岩から付いたんでしょうね。
光明山 来た道を戻る途中、ここからはちょっと眺望がありました。てかこの岩、光を反射するようには見えないけど…。
来た道を戻る途中、ここからはちょっと眺望がありました。てかこの岩、光を反射するようには見えないけど…。
光明山 左は夕日峠(1000m)、鳥居沢山(940m)、春埜山(883m)など。右奥は大日山(881m)。
左は夕日峠(1000m)、鳥居沢山(940m)、春埜山(883m)など。右奥は大日山(881m)。
光明山 夕日峠の左奥には無双連山(1110m)とそのまた左奥に高山(1095m)。ちょうど高山の向こうが富士山のようです。
夕日峠の左奥には無双連山(1110m)とそのまた左奥に高山(1095m)。ちょうど高山の向こうが富士山のようです。
光明山 真ん中のいちばん高く見えるのは990m無名ピークで、少し左のトンガリが夕日峠の最高点、右手前が鳥居沢山・春埜山。
真ん中のいちばん高く見えるのは990m無名ピークで、少し左のトンガリが夕日峠の最高点、右手前が鳥居沢山・春埜山。
光明山 遠山奇談には「上下(のぼりくだり)百丁、ことばにもいひがたき瞼岨難所に
て、木々覆ひかゝりて日影を知らず、いと物すごくしてつねは往来もまれなり」とあります。どちらかというと奥の院から先の下りが「いひがたき瞼岨難所」でした。階段がなかった時代は相当タイヘンだっただろうな…。
遠山奇談には「上下(のぼりくだり)百丁、ことばにもいひがたき瞼岨難所に て、木々覆ひかゝりて日影を知らず、いと物すごくしてつねは往来もまれなり」とあります。どちらかというと奥の院から先の下りが「いひがたき瞼岨難所」でした。階段がなかった時代は相当タイヘンだっただろうな…。
光明山 白いイワカガミを発見❢
白いイワカガミを発見❢
光明山 除去されていない倒木なんかも。右側に巻道がありました。
除去されていない倒木なんかも。右側に巻道がありました。
光明山 ミツバツツジを発見❢
ミツバツツジを発見❢
光明山 どこまでも階段を下ります。なだらかになるまでの標高差は150mくらいあります。
どこまでも階段を下ります。なだらかになるまでの標高差は150mくらいあります。
光明山 階段を下りきった場所から木々越しに北の山々が。左が高塚山(1621m)、右が竜馬ヶ岳(1501m)。
階段を下りきった場所から木々越しに北の山々が。左が高塚山(1621m)、右が竜馬ヶ岳(1501m)。
光明山 もう少し左、左手前がボンジ山(1293m)、右奥が京丸山(1469m)。
もう少し左、左手前がボンジ山(1293m)、右奥が京丸山(1469m)。
光明山 さらに左には灰縄山(1437m)。おー、ここから見てもなかなかカッコイイですねー。右はさっきも写っていたボンジ山。
さらに左には灰縄山(1437m)。おー、ここから見てもなかなかカッコイイですねー。右はさっきも写っていたボンジ山。
光明山 左端が竜馬ヶ岳、真ん中のトンガリが岩岳山(1369m)、右手前に入手山(1212m)。
左端が竜馬ヶ岳、真ん中のトンガリが岩岳山(1369m)、右手前に入手山(1212m)。
光明山 ふたコブの右側が高塚山(660m)…このあたりに高塚山は (たぶん) 4つありますが、これは東海自然歩道の新宮池の近所にあるヤツ。その右奥には1週間前に登った七ッ峰(1533m)が薄っすらと見えています。
ふたコブの右側が高塚山(660m)…このあたりに高塚山は (たぶん) 4つありますが、これは東海自然歩道の新宮池の近所にあるヤツ。その右奥には1週間前に登った七ッ峰(1533m)が薄っすらと見えています。
光明山 少し先に道標(39)がありました。明治28年建立。奥の院へ向かう道と光明寺に直接向かう道との分岐点になります。「右 奥の院道」あとえらくたくさん字が書いてありますねー。
少し先に道標(39)がありました。明治28年建立。奥の院へ向かう道と光明寺に直接向かう道との分岐点になります。「右 奥の院道」あとえらくたくさん字が書いてありますねー。
光明山 急降下も終わりひと心地ついたので、草大福を食べつつ休憩~♫ 標高は370m。
急降下も終わりひと心地ついたので、草大福を食べつつ休憩~♫ 標高は370m。
光明山 道が左に大きく曲がる地点でも少し眺望が。左端が夕日峠、その右の春埜山で鳥居沢山は見えなくなりました。右には大日山。この時一瞬日差しが強くなりました、あとカラスがウルサイ(笑)。
道が左に大きく曲がる地点でも少し眺望が。左端が夕日峠、その右の春埜山で鳥居沢山は見えなくなりました。右には大日山。この時一瞬日差しが強くなりました、あとカラスがウルサイ(笑)。
光明山 しばらく林道歩き。
しばらく林道歩き。
光明山 横川へと下る林道を右に分け、YAMAP地図では赤線を引かれていないエリアに突入。草大福を食べた休憩場所から15分、ここからは舗装路になります。
横川へと下る林道を右に分け、YAMAP地図では赤線を引かれていないエリアに突入。草大福を食べた休憩場所から15分、ここからは舗装路になります。
光明山 林道のそばにはシャガの群落がたくさんありました。
林道のそばにはシャガの群落がたくさんありました。
光明山 舗装路歩き10分ほどで左の未舗装路に突入します。こちらがガイドにある「明治時代の初め頃まで使われていたと思われる旧道①」になります。最初のうちはちゃんとした道ですが、
舗装路歩き10分ほどで左の未舗装路に突入します。こちらがガイドにある「明治時代の初め頃まで使われていたと思われる旧道①」になります。最初のうちはちゃんとした道ですが、
光明山 右に逸れ、倒木などのトラップが散在する斜面を下っていきます。踏み跡はあるようなないような…。遠くに国道362号線が見えてきました。
右に逸れ、倒木などのトラップが散在する斜面を下っていきます。踏み跡はあるようなないような…。遠くに国道362号線が見えてきました。
光明山 やがてハッキリした踏み跡が現れ、それに沿って歩きますが、このあたりは掘れ過ぎで歩きにくい…。
やがてハッキリした踏み跡が現れ、それに沿って歩きますが、このあたりは掘れ過ぎで歩きにくい…。
光明山 最後の方はまったく道が分からなくなり、でも向かう先に国道が見えてはいるので、とにかくそっちに向かって道なき道を乗り越え進んでいきます。あとでバスに乗るので滑って泥だらけもヒンシュクだし、とにかく慎重に。…で、最後はガイドにある通り茶畑に出てきました。
最後の方はまったく道が分からなくなり、でも向かう先に国道が見えてはいるので、とにかくそっちに向かって道なき道を乗り越え進んでいきます。あとでバスに乗るので滑って泥だらけもヒンシュクだし、とにかく慎重に。…で、最後はガイドにある通り茶畑に出てきました。
光明山 ここからは国道362号線。この幅の路側帯の横を結構なスピードで次々と車が通り過ぎるガマンの区間です💦 このあと左手に国道じゃない道があったのでそちらに突っ込んでみましたが、ムダに遠回りになっただけでした~😭
ここからは国道362号線。この幅の路側帯の横を結構なスピードで次々と車が通り過ぎるガマンの区間です💦 このあと左手に国道じゃない道があったのでそちらに突っ込んでみましたが、ムダに遠回りになっただけでした~😭
光明山 舗装路歩き開始から18分後、ここを右手に少し下れば国道じゃない舗装路に出そうなので、度胸一発、下ってみることにします。が、
舗装路歩き開始から18分後、ここを右手に少し下れば国道じゃない舗装路に出そうなので、度胸一発、下ってみることにします。が、
光明山 国道のすぐ横だからか、もう見たことないくらい空き缶やペットボトルだらけでビックリ❢
国道のすぐ横だからか、もう見たことないくらい空き缶やペットボトルだらけでビックリ❢
光明山 ガイドによるとこの辺が街道だったらしいですが、どう見ても道らしきものはなし…。舗装路にさえ降りられればいいやと思って沢沿いを下っていったらまさかの堰堤💦 高さは4~5mくらいかなー、飛び降りる勇気はないですね~😅
ガイドによるとこの辺が街道だったらしいですが、どう見ても道らしきものはなし…。舗装路にさえ降りられればいいやと思って沢沿いを下っていったらまさかの堰堤💦 高さは4~5mくらいかなー、飛び降りる勇気はないですね~😅
光明山 右手を巻いて何とか降りましたが、ヤブだしザレてるし、なかなかタイヘンでした。んでヤブから舗装路に飛び出したらご夫婦が散歩していらしてメチャ怪訝な表情(笑)。
右手を巻いて何とか降りましたが、ヤブだしザレてるし、なかなかタイヘンでした。んでヤブから舗装路に飛び出したらご夫婦が散歩していらしてメチャ怪訝な表情(笑)。
光明山 特に通報されることもなくフツーに少しお喋りをし😅、あとはノンビリとゴールの下社に向かいます。左手の眼下には先ほどの沢が。沢の向こう岸がかつての秋葉道らしいですが、途中に沢の支流があり、そこが渡れなさそうなのでこの部分のトレースは諦めました。
特に通報されることもなくフツーに少しお喋りをし😅、あとはノンビリとゴールの下社に向かいます。左手の眼下には先ほどの沢が。沢の向こう岸がかつての秋葉道らしいですが、途中に沢の支流があり、そこが渡れなさそうなのでこの部分のトレースは諦めました。
光明山 爽やかに風が吹いていて涼しいです😄 荒れた舗装路ですが下りだし車は通らないし、楽しく歩いております。
爽やかに風が吹いていて涼しいです😄 荒れた舗装路ですが下りだし車は通らないし、楽しく歩いております。
光明山 足元に国道362号線の街道橋(という名前の橋)を見下ろす場所があり、ここからはご覧のような眺望がありました。真ん中に見えている青い標識を左折すればゴール地点・秋葉神社下社です。
足元に国道362号線の街道橋(という名前の橋)を見下ろす場所があり、ここからはご覧のような眺望がありました。真ん中に見えている青い標識を左折すればゴール地点・秋葉神社下社です。
光明山 ハイ、国道362号線に戻ってきました。もう秋葉橋まで距離も大したことないし、広い歩道もあるので落ち着いて歩けます。
ハイ、国道362号線に戻ってきました。もう秋葉橋まで距離も大したことないし、広い歩道もあるので落ち着いて歩けます。
光明山 しまった❢ このコンクリの向こう側(西側)に和田之谷の集落があり、そこが旧秋葉道でした。ボンヤリと太い方の道を歩いてしまい、天王社という神社にある常夜燈(42)も見逃してしまいました。ちなみに左奥で木々がギザギザしているのが秋葉山(885m)です。
しまった❢ このコンクリの向こう側(西側)に和田之谷の集落があり、そこが旧秋葉道でした。ボンヤリと太い方の道を歩いてしまい、天王社という神社にある常夜燈(42)も見逃してしまいました。ちなみに左奥で木々がギザギザしているのが秋葉山(885m)です。
光明山 何はともあれ、ようやくここまで来ました。ここを左折すると、
何はともあれ、ようやくここまで来ました。ここを左折すると、
光明山 秋葉橋。気田川を渡ります。
秋葉橋。気田川を渡ります。
光明山 渡ったら標識に従って左折。これは振り返って気田川と秋葉橋。お、晴れてきた?川がいい色です。
渡ったら標識に従って左折。これは振り返って気田川と秋葉橋。お、晴れてきた?川がいい色です。
光明山 秋葉神社バス停に到着❢ 本来ならここでレポもおしまいですが、バスの時間まであと1時間近くあります😅
秋葉神社バス停に到着❢ 本来ならここでレポもおしまいですが、バスの時間まであと1時間近くあります😅
光明山 とりあえず秋葉神社の下社にお参り。…残念ながら工事中。
とりあえず秋葉神社の下社にお参り。…残念ながら工事中。
光明山 「日本一の十能と火箸」だそうですが、いま「島田市 山口鉄工所」で検索しても出てきませんね…。
「日本一の十能と火箸」だそうですが、いま「島田市 山口鉄工所」で検索しても出てきませんね…。
光明山 キャンプ場、ビックリするくらい混んでました。
キャンプ場、ビックリするくらい混んでました。
光明山 2月にここから秋葉の上社~秋葉ダムと歩いた時に自転車で通った並木道はやっぱり予想通り桜並木でした。曇りがちなので白バックの空にピンクの桜。なんだかシーツの柄みたいだと思うのは私だけ?(笑)
2月にここから秋葉の上社~秋葉ダムと歩いた時に自転車で通った並木道はやっぱり予想通り桜並木でした。曇りがちなので白バックの空にピンクの桜。なんだかシーツの柄みたいだと思うのは私だけ?(笑)
光明山 意外にも標高も高くない(108m)ここが、本日いちばんの桜満開ポイントでした。
意外にも標高も高くない(108m)ここが、本日いちばんの桜満開ポイントでした。
光明山 キレイに咲いていたのは両端の2本だけでしたが、こうやって写真を撮ると並木全体が満開のように見えなくもない…かな。
キレイに咲いていたのは両端の2本だけでしたが、こうやって写真を撮ると並木全体が満開のように見えなくもない…かな。
光明山 最後の最後にこんなキレイな桜を見ることができました。16時まで時間があるからと、ついでにここまで歩いて来てよかったです。癒やされる~♫
最後の最後にこんなキレイな桜を見ることができました。16時まで時間があるからと、ついでにここまで歩いて来てよかったです。癒やされる~♫
光明山 いい気分で最後の行動食、一本満足バーを頂きます。
いい気分で最後の行動食、一本満足バーを頂きます。
光明山 桜の花を散りばめた舗装路を、バス停に向かって引き返します。
桜の花を散りばめた舗装路を、バス停に向かって引き返します。
光明山 関山?この葉っぱの色を見ていると桜餅が食べたくなりますね(笑)。
関山?この葉っぱの色を見ていると桜餅が食べたくなりますね(笑)。
光明山 あとはバス停のベンチに座り、くたびれたので口からエクトプラズムを出しながらボンヤリしていたらバスがやって来ました。
あとはバス停のベンチに座り、くたびれたので口からエクトプラズムを出しながらボンヤリしていたらバスがやって来ました。
光明山 45分後、秋野不矩美術館入口バス停に到着。美術館に行くわけではなくて、天竜二俣駅に最寄りのバス停なのです。料金は700円。
45分後、秋野不矩美術館入口バス停に到着。美術館に行くわけではなくて、天竜二俣駅に最寄りのバス停なのです。料金は700円。
光明山 駅に戻る途中、毘沙門堂(8)があったので寄ってみました。
駅に戻る途中、毘沙門堂(8)があったので寄ってみました。
光明山 最後はやっぱりこれで(笑)。天竜二俣駅にて。三四郎島ですねー。むかし家族でアクーユ三四郎に泊まったことがあります。
最後はやっぱりこれで(笑)。天竜二俣駅にて。三四郎島ですねー。むかし家族でアクーユ三四郎に泊まったことがあります。
光明山 ちょうど秋葉神社バス停出発から1時間で天竜二俣駅駐車場に無事帰還。本日も江戸時代の旅人気分で楽しかったです。18時2分自宅着。
ちょうど秋葉神社バス停出発から1時間で天竜二俣駅駐車場に無事帰還。本日も江戸時代の旅人気分で楽しかったです。18時2分自宅着。

活動の装備

  • ミレー(MILLET)
    ドライナミック メッシュ ショートスリーブ
  • ニコン(Nikon)
    標準ズームレンズAF-SDXNIKKOR18-55mmf/3.5-5.6GVRIIニコンDXフォーマット専用
  • ニコン(Nikon)
    望遠ズームレンズAF-SDXNIKKOR55-200mmf/4-5.6GEDVRIIニコンDXフォーマット用AFSDXVR55-200G2
  • マムート(MAMMUT)
    トランスポーター カーゴ 3/4
  • モンベル(mont-bell)
    ラップランドブーツ Men's
  • その他(Other)
    ペンドルトン メリノウール・ファイヤーサイドシャツ
  • アイスブレーカー(icebreaker)
    Nature Dyed LS Pocket Crewe
  • ニコン(Nikon)
    デジタル一眼レフカメラD7200
  • その他(Other)
    GARMIN ForeAthlete 245 Music
  • ミレー(MILLET)
    マルシェ 20

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