うぐい川源流域周回-2021-04-01

2021.04.01(木) 日帰り

活動データ

タイム

08:23

距離

16.0km

のぼり

1241m

くだり

1241m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 23
休憩時間
1 時間 1
距離
16.0 km
のぼり / くだり
1241 / 1241 m
12
1 12
13
3 22
27
2 5
4

活動詳細

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うぐい川堤の桜が凄いと聞いていたので、今年桜祭りが中止とのことから、能登ケ峰-横谷山-サクラグチと源流域を周回することにした。結果はサクラグチまで届かず、横谷山とサクラグチ中間のうぐい川源流への下降点から急斜面の尾根を降りてきた。ただ、フィナーレが圧巻で、うぐい川堤の桜並木を上流から花びらに触れながらの散策が待っていたのであった。 祭りがあれば町内の無料駐車場は無料でオープンであるらしいが、『桜祭り中止のためロープで進入禁止にしている』とのことであった。何処に駐車しようか?林道に入れようか?など悩みながら鮎河の町に入り堤の桜を横目にウロウロしていいると、1台の車が堤脇にはいっていくのでついて行った。するとそこは駐車場で2台がすでに駐車しているので、ラッキーという具合であった。 準備をして、桜堤の写真を撮りながら堤脇の林道を進むと山に向かう林道であった。新緑の若芽がホンの少し出始めたのもあって、もう少しで本格的な新緑が始まるなとワクワク感で一杯になってくるのだ。道ばたに小さな花が咲き出して、同定に悩みながら林道を進むと山道への入り口に到着した。 杣道風な溝道をクネクネと登ると鮎河の小さな町並みと桜堤が見えてくる。植林帯の落枝の多い登りにくい斜面を登っていくと、能登ケ峰のピークに到着した。山頂は針葉樹の植林地なので周囲は何も見えないのが残念だ。そのまま進行方向を変えずに下降始めると何故か変だ。GPSを確認するとコースは北東に行かねばならぬが、南東へ進んでいた。慌てて山頂方向に戻りながら北にトラバースをして本来の縦走コースに合流して稜線を歩き始めた。 いつの間にか馬酔木が徐々に増えてきて、何処へ行けばいいのかさえ判りにくくなってきた。右往左往しながらGPSの確認とウグイ川斜面の馬酔木の端当たりを捲きつつ、難渋しながら進むこと暫くで馬酔木の藪から解放された。すると前のピークの斜面が馬酔木の小さめの木々がポツンポツンとあるではないか?これが鹿の楽園なのかもしれない。のんびりとしたいいところだ。ポツンポツンの馬酔木群であればルートファインデイングにも何の問題も無い。 かなり急斜面であった鹿の楽園らしき所を登り切ると、今我々が下降してきた斜面もこの斜面同様鹿の楽園よろしき様である。あそこを下降中にこちらから写真を撮ったら良かったろうな!と頷いた。稜線を進んで696mのピークのすぐ東側を巻き気味に進んでいると再び馬酔木の藪に迷いこんだ。GPSの位置情報から南方向へ無理矢理進むと踏み跡に合流して馬酔木はあるが、歩きやすい斜面にでて暫く登ると山頂が平らで開けていて、周囲に馬酔木のあるピークに出た。700m程度の小ピークである。11時を過ぎたので休憩にしようと腰を下ろすと早いがお昼にしようと直ぐに賛成だ。馬酔木の藪漕ぎに疲れたのだ。暖かい陽射しの元で馬酔木の甘い香りの中でのんびりとした。 昼食後は緩やかな斜面を登り758mピークの東を巻いていて、ここでも馬酔木に悩まされるも下降しながら踏み跡を発見した。先ほどから上り下りの連続で疲れてきたころ稜線が急に細くなり、左右に切れ落ちた岩と木の絡まった尾根歩きに緊張させられた。横谷山手前の最低コル650mを越えると200mも標高を上げなければならず、ため息をつきながら大きく休憩をして,最後の斜面を登ると木々に覆われた横谷山山頂であった。そのすぐ手前に猪足谷に下降するコースの標識があった。猪足谷は野洲川の支流で鈴鹿スカイラインの途中で合流するようだ。 今日の先のコースを考えるとサクラグチは900mを越える標高でその後もピークの上り下りがあることなどから時間も含めてシンドサは目に見えている。この先の屈曲点からウグイ川源流へ下降する尾根に進むことで下山時間を少しでも縮められるだろうと、気持ちは源流へと移っていた。サクラグチ方面の山並みが木々の間から見えるたびに、当初のコースの長さが思いやられていた。平坦ではあるが踏み跡の少ない稜線を進んでいると左側が崩壊地で断崖となっている場所に出た。GPSを確認すると屈曲点に近付いていることが判った。崩壊部分のエッジを恐る恐る辿りながら、赤布を確認していると平坦な尾根から下り斜面になってきていて、いつの間にやらウグイ川源流へ下降する体勢になっていた。いつの間にやらサクラグチは諦めたことになっている。 崩壊地脇は危険でもあるので、少し右の木々の混んだ藪に足を入れて進むと赤布が下の方に続いている。GPSと赤布の双方を確認しつつ比較的急な斜面の足下の判りにくい踏み跡が不鮮明なコースを辿っていると、ホンの少しであるが急な斜面で木々の少ない段差に手こずって何とかクリアすると、これで難事も終わりかな?と少し安心した。暫くすると大きな岩が現れ、左は巻けないので右に下り大きく巻いて狭い稜線に戻ると、岩越えが正解であったようだ。何でも避けてはいけないのだと思い知らされた。 標高は500m程度となっているので、もうすぐ林道が近い筈だ。問題は林道への着地がどうなっているかなのだ。すぐ左下に林道が見えてきたが、稜線の先端は岩が多くなり先が見えないので急峻な尾根のようだ。徐々に急になる木々の多い斜面を下降していると右下に左の林道とは別のものがある。そこに降りるらしいが、急傾斜の凹状の溝脇に比較的頑丈の木があるので、ズルズルとしたいやな下りを何とか降りて、林道に降り立った。すこし林道を左に進むと本流の林道が見えてきた。これで何とか下山できると一安心だ。 うぐい川源流は砂防堤が沢山作られているが、そのための林道なのだろうか?今でも使われている林道であることが判るような管理が行き届いていた。山側の斜面にはすでに新芽がぽつりぽつりと出だしたものや山桜が元気そうだ。長い林道歩きがそろそろ終わる頃に、当初の下山口をGPSで確認しながら林道ゲートを経てウグイ川堤の桜名所に到着した。多くの見物者がいる中を桜に囲まれながら堤の中を歩いて桜三昧を楽しんだハイクであった。 ”竹”、”坂” 

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