畏怖の念 もしも達成出来る限りは諦めないぞ 十勝岳リベンジ

2021.03.31(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 4
休憩時間
2 時間 14
距離
9.8 km
のぼり / くだり
1098 / 1097 m

活動詳細

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新年度に移る前に、完全残雪期になる前にリベンジを果たす! 登山だけは有言実行、その時はやってきた。 この日なら間違いはないだろうという良さげな天気予報。 ただ、前日に黄砂飛来していたので山はどうなっているかは気にはなっていた。 前回と同じ時間に出発して快調に到着。 吹上温泉よりスタート、、ん、山の地肌が随分と見えているような。 流石に1週間でそこまで溶けるだろうか。 スノーブリッジを渡った先には、岩が剥き出している光景が広がっていた。 かなり溶けていた。これではもう残雪期ではないですか。 麓を見ると霞んでいた。まだ黄砂が滞留しているのだろうか。だがその上は晴れていた。 目指す先も晴れている、今日は良い日になりそうだ。 相変わらず誰もいないですが。 避難小屋着、スノーシューでも行けそうだが念には念をと思い、12本爪アイゼン&ピッケルに換装した。 夏道は溶けてアイゼンにはよろしくない状態だったので、避けつつ雪を繋いで登っていく。 風もなく、暖かい。 太陽が山から顔を出し始めていた。 噴煙はいつもより多く、その先を覆うように流れ出ていた。 魔の1700m地点。噴煙の影響はあれども天気に変わりはない。 進むと山頂が見えてくる。とても穏やかだ。 ラスト急登には難儀した。 アイゼンが重い重い...筋力不足を感じつつ、少しずつ少しずつ、やや左回りで巻きながら登っていく。 高度感を感じる時、そこに山頂標識はあった。 高い所まできたもんだ。 十勝岳の荒々しさは連なる山々を引き立てていた。 山頂は噴煙の影響か、かなり黄色くなっていた。 ただ、周りのひたすらに素晴らしい世界にウットリ。 いつも爆風の山頂も今日は無風だった。 カップラーメン、コーヒーとフルコース山贅沢を味わった。 下山は一気に、だ。 登ってきた急登はSiriセードコースとなる。ただ、カリカリ雪質のためスピードが出ると止まらず滑落となるだろう。 ピッケルで制動しながら下っていく。 1700m地点はのんびりと山を味わう。 そして避難小屋への直通ルート。ここでまたSiriセードをかましていく。 滑落雪質のためピッケルで制動しつつ、一気に避難小屋まで下りてこれた。 十勝岳ではこの2箇所でSiriセードをキメることが出来ると下山は物凄く早くなる。 避難小屋から下は雪が腐ってきており、時折ズボリングを味わった。 下山してから吹上温泉からのコーラ。 下山コーラこそ安全に安楽に安心してシュワシュワが倍キマる至福の瞬間。 リベンジを達成しておかなくては次には進めない。 自分の体力や脚力に、その山を超えれる可能性がある限り、絶対に諦めない。

活動の装備

  • エムエスアール(MSR)
    ライトニングアッセント
  • マムート(MAMMUT)
    雪山用ハードシェル
  • ペツル(PETZL)
    アイゼン
  • マムート(MAMMUT)
    Add-on bottle holder
  • プラティパス(Platypus)
    225601

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