晴天の雨ヶ森。

2015.06.21(日) 07:17 - 2015.06.21(日) 14:09
相棒ソーヤも何かチャレンジしたい事があるそうで、 今回の山行は、久々の単独行。 雨ヶ森。 演歌のタイトルのような趣の山は、高知県仁淀川町にそびえる1390m。 高知市から国道33号線で佐川町、越知町を通過し、 仁淀川町池川から県道久万池川線に入り、 大西地区の赤い橋を渡った所から岩柄地区への車道を行くと、 終点の標高500mの岩柄集落に着く。 その登山口から急峻な山道を、一気に1390mまで高度差900m登る。 かつて一人で初登山した、いの町の鷹羽ヶ森と同程度のきつい里山。 頂上には「あまがもりさま」の祠があり、 かつては旧暦三月二十四日が縁日で、 頂上で打つ太鼓の音は麓の大西地区まで響いたという。 しかし参道の山道があまりにも険しいために、 過去三回に渡って下へ還宮し村落まで降臨したという。 地元の者でさえ難儀するという雨ヶ森、 今はたまの登山者以外は登る人はほとんどいないようだ。 登山口すぐの廃墟となった民家の脇を抜けると、 まもなく深い杉林に入る。 そこからは予想通り、急峻な上りを延々と歩く。 途中3回ほど沢を渡る事になるのだが、前日までの雨で滑りやすく、 水分を多く含んだ山の湿気で、直ぐに大汗をかきはじめた。 山はというと、標高看板、登山道看板、赤テープが要所にあり、 通常であれば迷う事なく頂上まで誘導されるところだろうが、 いかんせん、倒木や沢の氾濫等、管理されずに放置箇所が方々にあり、 赤テープも朽ちて無くなったりしており、 また、沢そのものや沢沿いを歩くのと、岩やガレ場も多く、 油断すると方向を見失い迷い込む恐れが十二分にある。 踏み跡もかなり薄いので要注意。 見晴らしは、頂上手前に一箇所あったきり、全行程森の中。 ただ、延々急峻ではあるが、 沢を渡渉し、ガレ場を渡り、岩をのぼり、と めまぐるしく変化する山道は逆に楽しくもある。 標高看板は助かるが、反面100m毎が長く感じられるので、 「まだか、まだか」という気にさせるので、ある意味キツイ。 途中、突然目の前に現れた岩屋には驚いた。 ある事は分かっていたが、急峻な草の坂を抜けて 予測も付かずに現れたもんだから余計ビックリした。 巨大な岩の下に、高さ3mほど真一文字に切れ込んでいて、 奥行き3〜4mほど。 ちっちゃな祠の中に首なし地蔵が納められている。 かつて頂上にあった岩柄神社の二回目の還宮の跡らしい。 何とも荘厳な岩の祠だ。 頂上までは、最後の最後まで「あそこが頂上か」と分からない深い森。 写真で見てもらった通り、樹木の間のポッカリ開いた光は、 まさしく頂上への光の光明であった。 頂上には、先行で4名の年配の女性が到着されていた。 愛媛側の椿山ルートから来られたようで、 私が登ってきた岩柄ルートは急登で上級者向き、 他に、起伏にとんだ椿山ルートは尾根からの眺望抜群、 宝来荘が起点の樫山ルートは初心者向きでブナなどの広葉樹林も楽しめるとの事。 場所もピーク、空腹もピーク。 今回初めて持ってきたALL FREE ビールは最高! 甘い炭酸ものより、次回からの定番に決定。 実は帰ってきてから分かった事なのだが、 私が山メシした岩の真下に祠があったようで、 神様をケツの下にしてメシ食ってたという恐れ多いにも程がある。 よくもよくも帰りにバチが当たらなかったもんだと、 一人、胸をなでおろした。 幸い電波が十分だったので、 さっそくおばさま方にiPhoneにてYAMAPをご紹介。 ご了解を得て皆さんのお写真も撮らせて頂きました。 頂上に一人佇みながら、登って来た道程を反芻し、 石鎚山と雨ヶ森山に別れを告げて下山。 落ち葉と枯れ枝に埋もれた上に濡れていて滑りやすい足元を、 細心の注意で持って緊張しながら下るのは、やはりかなりキツイし足に来る。 登山口まで降りてきて、足ガクプル。 結局、登り4時間、下り1時間30分。 どれだけ登りがキツイかがお分りいただけるのではないかと思う。 しかし、とにかく楽しかった。 たまには誰に気兼ねすることのないマイペースソロもいいもんだ。 またも、晴れ男更新。 帰りは温泉にも寄らず直帰。 最高の楽しいヘトヘト登山でした。

写真

国道から横道入って、ひたすら上がってきた限界集落の行き止まりに車を止めました。

国道から横道入って、ひたすら上がってきた限界集落の行き止まりに車を止めました。

登山口。奥に見えるのは廃墟のかつての住宅。

登山口。奥に見えるのは廃墟のかつての住宅。

草に覆われた墓場。墓石の形状から察するに、江戸時代以前のものか。

草に覆われた墓場。墓石の形状から察するに、江戸時代以前のものか。

案内板も草に埋もれている。奥でおじさんが畑仕事中。

案内板も草に埋もれている。奥でおじさんが畑仕事中。

登り始めて間もなくの杉林。

登り始めて間もなくの杉林。

杉林の奥に滝が見える。

杉林の奥に滝が見える。

標高サイン、現在700m。

標高サイン、現在700m。

申し訳程度の石段あり。

申し訳程度の石段あり。

倒木に付いてた、正体不明もの。飯粒のような、何かの卵か?と思いきや、

倒木に付いてた、正体不明もの。飯粒のような、何かの卵か?と思いきや、

下の方には、生えてきたらしいものも。調査結果:ヤマトシロアリの卵

下の方には、生えてきたらしいものも。調査結果:ヤマトシロアリの卵

かわいいキノコ。調査結果「シワカラカサタケ」

かわいいキノコ。調査結果「シワカラカサタケ」

標高800m。まだまだ。

標高800m。まだまだ。

雑木林を抜けて。

雑木林を抜けて。

斜面の踏み跡もうっすら。

斜面の踏み跡もうっすら。

標高900m。ここまでも、かなりの急登を汗ダクで登って来た。たった100mでも長い長い!

標高900m。ここまでも、かなりの急登を汗ダクで登って来た。たった100mでも長い長い!

ただ黙々と森を登る。

ただ黙々と森を登る。

と、最初の沢に出た。

と、最初の沢に出た。

渡渉して、ここからしばらく沢に沿って登る。

渡渉して、ここからしばらく沢に沿って登る。

障害物多し。右側は沢。

障害物多し。右側は沢。

またあった、さっきと同じ白い飯粒。

またあった、さっきと同じ白い飯粒。

赤テープを探しながら、踏み跡すらない沢のガレ場を登る。

赤テープを探しながら、踏み跡すらない沢のガレ場を登る。

ここも登山道。ほとんど沢。

ここも登山道。ほとんど沢。

たまに出てくる、登山道のサイン。すごく助けられる。

たまに出てくる、登山道のサイン。すごく助けられる。

かわいい葉っぱ。

かわいい葉っぱ。

いろんな種類の葉っぱが並んでる。カワユス。

いろんな種類の葉っぱが並んでる。カワユス。

標高1000m。

標高1000m。

かなりの斜面の、消え入りそうな踏み跡。

かなりの斜面の、消え入りそうな踏み跡。

左隅に登山道のサイン。これがなかったらホント迷う。

左隅に登山道のサイン。これがなかったらホント迷う。

健気に固まって生えているキノコ。調査結果「フサヒメホウキタケ」

健気に固まって生えているキノコ。調査結果「フサヒメホウキタケ」

赤テープがあるから分かるが、なかったらただの岩と木の隙間。

赤テープがあるから分かるが、なかったらただの岩と木の隙間。

突然現れた、急斜面に貼られたロープ。

突然現れた、急斜面に貼られたロープ。

振り返ると、こんな感じ。

振り返ると、こんな感じ。

踏み跡はないが、赤テープがあるから行く。

踏み跡はないが、赤テープがあるから行く。

滑りそうなガレ場を越えると、また沢。

滑りそうなガレ場を越えると、また沢。

ここからしばらく沢を登る。足元注意。

ここからしばらく沢を登る。足元注意。

危ないが、以外と楽しい。

危ないが、以外と楽しい。

沢を登りながら振り返る。

沢を登りながら振り返る。

やっと沢を乗り越えて、

やっと沢を乗り越えて、

標高1100m。

標高1100m。

今度は、苔むしたガレ場登場。

今度は、苔むしたガレ場登場。

赤テープさん、ありがとう。

赤テープさん、ありがとう。

登山道サインさん、ありがとう。

登山道サインさん、ありがとう。

と、突然の如く現れた岩屋。

と、突然の如く現れた岩屋。

巨大な岩のえぐれた高さは3mほど。

巨大な岩のえぐれた高さは3mほど。

小さな祠が祀ってある。岩柄神社の二回目の還宮の跡だそうな。

小さな祠が祀ってある。岩柄神社の二回目の還宮の跡だそうな。

首がない。

首がない。

財布は持ってないので、お参りだけ。

財布は持ってないので、お参りだけ。

岩屋から振り返るとこんな感じ。

岩屋から振り返るとこんな感じ。

秘技、逆光ナイスガイ。

秘技、逆光ナイスガイ。

岩屋を後にして、またひたすら登る。

岩屋を後にして、またひたすら登る。

なぜ刻んできた?標高1150m。しかし、気持ち的に助かる。

なぜ刻んできた?標高1150m。しかし、気持ち的に助かる。

傘の上部が光っているように見える、ライトスタンドのようなかわいいキノコ。調査結果「チシオタケ」

傘の上部が光っているように見える、ライトスタンドのようなかわいいキノコ。調査結果「チシオタケ」

細尾根を通過。

細尾根を通過。

かなり登ったのに、50mしか増えてない。標高1200m。

かなり登ったのに、50mしか増えてない。標高1200m。

これも助かる。

これも助かる。

まだまだ登る。

まだまだ登る。

まーだまーだ登る

まーだまーだ登る

岩も乗り越える。

岩も乗り越える。

えーっ、まだなの?

えーっ、まだなの?

ここで初めて唯一の、開けた場所。ホント、ここだけ。

ここで初めて唯一の、開けた場所。ホント、ここだけ。

標高1300m。

標高1300m。

周りを見ても、頂上らしき雰囲気は全くない。

周りを見ても、頂上らしき雰囲気は全くない。

しばらく登ると、足元が急に笹原に変わって、上方に光が!あれか?

しばらく登ると、足元が急に笹原に変わって、上方に光が!あれか?

あれなのか?

あれなのか?

の、雨ヶ森ぃ〜〜!

の、雨ヶ森ぃ〜〜!

放心状態の自撮り。

放心状態の自撮り。

あっ、あれはもしや、

あっ、あれはもしや、

石鎚山!

石鎚山!

確かに!

確かに!

本日の山メシ。ノンアルビール持って来て良かったぁ〜!旨かぁ〜!次回から必須とす!

本日の山メシ。ノンアルビール持って来て良かったぁ〜!旨かぁ〜!次回から必須とす!

私の前に到着されていた、愛媛側から来られた山ガール4人組様御一行。うち3名の方は四国百名山踏破済みだとか!お一人も91山踏破中!やはり女性はあなどりがたし!YAMAPを宣伝させて頂いて、記念のスナップ!

私の前に到着されていた、愛媛側から来られた山ガール4人組様御一行。うち3名の方は四国百名山踏破済みだとか!お一人も91山踏破中!やはり女性はあなどりがたし!YAMAPを宣伝させて頂いて、記念のスナップ!

そして誰もいなくなった山頂を、感慨深く後にします。

そして誰もいなくなった山頂を、感慨深く後にします。

帰り道のおまけ1:モフモフ。

帰り道のおまけ1:モフモフ。

帰り道のおまけ2:年季の入った石積。

帰り道のおまけ2:年季の入った石積。

帰り道おまけ3:ガブリ!

帰り道おまけ3:ガブリ!

帰り道おまけ4:ウネウネ。

帰り道おまけ4:ウネウネ。

帰り道おまけ5:構造解説見本。

帰り道おまけ5:構造解説見本。

帰り道おまけ6:ラッパの様なキノコ。調査結果「ウスタケ」

帰り道おまけ6:ラッパの様なキノコ。調査結果「ウスタケ」

帰り道おまけ7:この橋がツルッツルでマジ怖かった。

帰り道おまけ7:この橋がツルッツルでマジ怖かった。

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